就職率98.1%の対象と分母を確認する
| 就職希望者 | 就職決定者 | 就職率 | 進学決定者 |
|---|---|---|---|
| 486人 | 477人 | 98.1% | 5人 |
2026年3月卒業者を対象とし、2025年9月卒業者を含みます。その他25人、進路不明15人も公表されています。就職率は就職希望者に対する決定者の割合で、卒業者全員が就職した割合ではありません。[1]
学部全体の数字のため、社会学科、現代文化学科、メディア社会学科のそれぞれの就職率や、特定の業界に入れた割合は分かりません。自分の関心に合う仕事を考えるには、人数の表に加えて業務や採用条件を調べる必要があります。[1] [2]
高い率を見て準備を省くのではなく、何をしたいかと何を説明できるかを確認しましょう。まだ進路が決まっていない場合も、学びのテーマと気になる求人を並べるところから始められます。
3学科の問いを、調査や分析の経験へ整理する
| 学科 | 学びの方向 | 経験を整理する問い |
|---|---|---|
| 社会学科 | 身近な関係から広い社会の問題まで考える | 当たり前に見える現象を、どんな問いにしたか |
| 現代文化学科 | 多様な文化や共生のあり方を考える | 自分と異なる見方を、どう理解し分析したか |
| メディア社会学科 | 情報やメディアと社会の関係を考える | 情報の送り手、受け手、仕組みをどう調べたか |
社会学部は1年次からゼミ形式の授業を行い、社会の問題の把握、調査データの意味の考察、研究成果からの提言などを学修成果として挙げています。就活では広い学問の説明にとどまらず、実際に自分が扱ったテーマと方法を示しましょう。[2]
たとえば聞き取りをした経験なら、誰に何を聞くと問いに答えられると考えたか、質問をどう作ったか、答えが異なる場合にどう整理したかを振り返ります。単に多くの人と話したことと、目的を持って調査したことは分けて説明します。
資料分析なら、集めた範囲、比較した軸、結論の根拠を整理します。社会問題への関心を述べるだけでなく、自分が何を調べて理解を深めたかが、行動を伝える材料になります。
SDSや国際社会コースは、対象と時期を区別する
社会学部は、3学科の授業を組み合わせ、英語で専門を学ぶ国際社会コースを案内しています。また、2025年度からソーシャルデータサイエンスを学ぶSDSコースを開設しています。どちらも選抜があるコースです。[2]
SDSコースの開始は2025年度なので、その教育を2025年度卒業生全員が受けたと考えることはできません。学部の就職実績を、その新しいコースの就職実績として紹介しないようにします。[2]
自分が履修した場合は、具体的に使った方法やデータ、説明した結果を整理します。履修していないコース名を強みとして加える必要はありません。通常の授業やゼミでの調査・分析からも、仕事へ伝えられる経験を探せます。
情報・金融・公務など、掲載先から仕事を調べる
2025年度の社会学部の就職先一覧には、サイバーエージェント、埼玉県庁、全日本空輸、三井住友海上火災保険、東京都特別区、アクセンチュア、NTTデータグループ、ビズリーチ、楽天グループ、オリエンタルランドなどが掲載されています。[1]
決定者数の多い20の就職先として示された一覧の一部です。企業別の人数、学科別の内訳、配属職種はこの一覧では分かりません。メディア社会学科だから広告職、文化を学んだから観光職などと、学科名で振り分けないようにしましょう。[1]
企業や組織を調べる際は、誰に何を提供しているかと、募集する業務を確認します。調査、営業、企画、運営などのどこに関心があるかを考え、本人の経験と接点を探します。
大手への掲載例は、内定しやすさの保証ではありません。一方、学歴への不安だけで応募先を消すより、条件を満たすか、経験をどこまで説明できるかを点検する方が具体的です。
調査経験は、結論だけでなく過程を伝える
| 項目 | 説明すること |
|---|---|
| 問い | 何が分からないと考えたか |
| 対象 | 誰・何を調べ、どこまでの範囲を扱ったか |
| 方法 | 資料、聞き取り、アンケートなどをどう使ったか |
| 判断 | 異なる情報や予想外の結果をどう考えたか |
| 限界 | 結論を広げられない部分は何か |
少数の聞き取りから社会全体を断定したり、回答者の一部の声を全員の意見として話したりしないようにします。結果の限界を理解したうえで、どの範囲なら言えるかを説明すると、根拠を慎重に扱ったことが伝わります。
調査協力者の個人情報や公開してよいか分からない発言を、応募書類へ詳しく書く必要はありません。目的や方法、自分の役割を中心に説明しましょう。資料の引用と自分の解釈も区別します。
グループ調査なら、分担した作業とチームの成果を分けます。質問案を見直した、記録の形式をそろえた、発表の論点を整理したといった工夫があれば、その理由と変化を具体的に話します。
幅広さを、応募先を比べる軸に変える
学べる範囲が広いため、やりたいことが絞れないと感じる場合は、業界名から選ぶ前に、関心のある対象と仕事の進め方を分けます。人に話を聞くこと、資料を読むこと、発信すること、仕組みを運用することのどこに手応えがあったかを振り返りましょう。
そのうえで候補の求人を二つ並べ、業務、顧客や対象者、勤務条件、求める経験を書き出します。志望理由は社会に貢献したいという言葉だけで終えず、その事業や業務で何に関わりたいかまで具体化します。
ゼミの経験を持参して、キャリア支援を使う
立教大学は学年を問わない個人相談や、求人・先輩の体験談を閲覧する立教就職Navi、書類・面接の対策講座を案内しています。社会学部の2024年度実施例には、キャリアフォーラムウィーク、キャリア支援プログラムmeetS、卒業生との座談会などがあります。現在の実施状況は学内案内で確認してください。[3]
相談には、経験メモと求人を一つずつ用意し、どこに接点があるか、何を追加で調べればよいかを確認します。調査テーマ自体が求人と一致しなくても、調べ方や考え方を業務と結び付けられる可能性を検討できます。
今日の一歩は、ゼミで問いを立てた経験を書き出すことです。幅広く学んだという説明から、自分が情報を集め、意味を考え、伝えた行動へと具体化していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 立教大学 就職・進学データ確認日:2026-09-11 / 2025年度社会学部希486決477率98.1進5、企業等20先
- 立教大学 社会学部確認日:2026-09-11 / 3学科、1年ゼミ、国際社会/SDS選抜コース
- 立教大学 キャリア・就職支援確認日:2026-09-11 / 全学相談、2024社会学部支援例