就職率92.6%と進学14人の意味を確認する
| 就職希望者 | 就職決定者 | 就職率 | 進学決定者 |
|---|---|---|---|
| 122人 | 113人 | 92.6% | 14人 |
対象は2026年3月卒業者で、2025年9月卒業者を含みます。その他15人、進路不明6人も公表されています。就職率は就職を希望する人に対する決定者の割合で、卒業者全員の進路を一つの率で表したものではありません。[1]
この表だけでは、就職を決めていない人の事情や、特定の業界での採用可能性は分かりません。ほかの学部との率の差だけで、自分の進路を悲観したり、学部の学びを評価したりしないようにしましょう。
進学を希望する場合は、学びたい分野や出願条件を別に整理します。就職を考えるなら、希望する国や地域、業務、言語条件を具体的に調べることが次の作業です。
語学と、相手を理解する学びを分けて整理する
学部は、日本語で論理的に考えて伝える力と英語力を鍛え、さらにもう一つの言語と背景にある文化を学ぶ構成を案内しています。原則全員が参加する海外留学研修や、地域・企業と連携した学びも特徴です。[2] [3]
| 学び | 振り返る問い |
|---|---|
| 日本語での思考・表現 | 複雑な話をどう整理し、相手へ説明したか |
| 英語やほかの言語 | 何を読み、書き、話し、どんな課題があったか |
| 他者理解 | 相手と自分の前提の違いをどう確かめたか |
| 現場での学び | 教室での理解が経験によってどう変わったか |
「英語が得意」という一言では、使える場面が伝わりません。文献読解、発表、会話、文章作成などに分け、自分が行ったことと、まだ準備が必要なことを整理してください。募集側の条件も別に確認します。
選抜コースのDual Language Pathway(DLP)では、専門科目や卒業研究を英語で行う構成が案内されています。これは全学生と同じ条件ではありません。自分が所属するコースと経験した学びに沿って説明しましょう。[2]
就職先には情報・金融・旅行・出版などがある
2025年度の学部別一覧には、日本アイ・ビー・エム、アクセンチュア、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、ソニー・ミュージックエンタテインメント、全日本空輸、JTBグローバルマーケティング&トラベル、日清食品、集英社、日本貿易振興機構などが掲載されています。[1]
大学が決定者数の多い20の就職先として示した一覧の一部です。企業・機関別の人数や担当職種は示されていません。通訳、翻訳、海外営業など、言語を使う特定職種の実績として読み替えないようにしてください。[1]
国際的な企業に就職したことと、海外で働くことも同じではありません。初任地や異動、仕事で使う言語、職種が決まる時期は募集先で確認します。企業名の印象だけでは、希望する働き方に合うかは分かりません。
大手企業に関心がある場合も、掲載例は採用を保証するものではありません。一方、周囲と比べた語学力や大学名への不安だけで応募をやめず、求める条件と自分の経験を一つずつ照合しましょう。
留学は、滞在期間より行動の変化を説明する
留学経験を自己PRにするなら、行った国と期間に加えて、現地で何を課題にし、どんな行動を取ったかを整理します。留学した事実だけでは、本人の工夫や学びは伝わりません。
| 項目 | 書き出すこと |
|---|---|
| 出発前 | 目的と、準備したこと |
| 現地の課題 | 学修や協働で困った場面 |
| 行動 | 質問、調査、説明、役割調整など自分がしたこと |
| 変化 | 行動の前後で何が変わったか |
| 現在 | その経験を帰国後にどう使っているか |
相手との違いを、国籍だけで説明しないことも重要です。何を期待していたか、どんな事情があったかを実際に確かめ、その理解をもとに対応を変えたことを話します。文化を大きく一般化するより、その場の行動を説明した方が経験が正確に伝わります。
大きな成功がなくても、理解できなかった点を質問した、資料を準備して議論に参加した、説明を見直したといった事実を材料にできます。学部が用意する制度と自分の参加経験も区別し、経験していない活動を加えないでください。
国際的に働きたい気持ちを、業務へ具体化する
| 軸 | 確認すること |
|---|---|
| 関わる相手 | 顧客、同僚、地域など、誰と何をするか |
| 業務 | 調査、営業、企画、運営など実際の担当 |
| 言語 | 募集要項の条件と、日々の使用場面 |
| 勤務地 | 初任地、異動、海外業務の決まり方 |
| 経験 | 説明できる言語使用や協働の具体例 |
外国語を使うことだけを目的にすると、仕事内容の比較が進まないことがあります。どの事業や課題に関心があるかを先に考え、そこで言語や他者理解をどう使いたいかを整理しましょう。
国内で働く仕事にも、さまざまな背景を持つ相手とのやり取りはあります。海外勤務の有無だけで学部の学びが生きるかを決めず、相手の前提を理解し、調整する場面を採用情報や説明会で確認します。
日本語教育や通訳・翻訳など専門的な仕事を考える場合は、その求人が求める学修、資格、経験を確認します。学部で関連分野を学べることと、仕事の条件を満たしていることは別です。
留学と選考の予定を合わせ、学内支援へ相談する
立教大学は個人相談や書類・面接の対策講座を案内しています。2024年度の学部の取り組み例には、留学出発前キャリアガイダンスやキャリアシンポジウム、海外日本語教育インターンシップや通訳翻訳実習などの関連科目が掲載されています。現在の開催・履修情報は学内案内で確認してください。[4]
留学と選考の時期が重なる場合は、授業や帰国時期、応募締切を整理し、どの準備をいつ行うか相談します。選考方法や提出期限は企業ごとに異なるため、経験談だけで判断せず募集先の情報を確認しましょう。
今日の一歩は、他者とのやり取りで説明を変えた経験を一つ書き出し、求人の業務と並べることです。語学の印象に頼らず、違いを理解して行動した経験を自分の言葉で伝える準備を進めてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 立教大学 就職・進学データ確認日:2026-09-11 / 2025年度異文化希122決113率92.6進14、学部就職先
- 立教大学 異文化コミュニケーション学部確認日:2026-09-11 / 言語・留学・DLP選抜コース
- 立教大学 異文化コミュニケーション学科確認日:2026-09-11 / 日本語/英語+1、他者理解・現場での学び
- 立教大学 キャリア・就職支援確認日:2026-09-11 / 全学相談、2024年度学部支援例