就職率97.6%は、就職希望者593人が分母

2025年度経済学部の進路
就職希望者就職決定者就職率進学決定者
593人579人97.6%16人
[1]

対象は2026年3月卒業者で、2025年9月卒業者を含みます。その他43人、進路不明28人も掲載されています。就職希望者に対する決定者の割合と、卒業者全員に占める就職の割合を混同しないようにしましょう。[1]​‌​‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌​​​‌‌‌‌​‌​​​​​‌​​‌‌‌​​‌‌​‌‌‌​‌​​‌​‌‌‌​‌​​​‌‌​​​‌‌‌

この数字は3学科を合わせた学部全体の状況です。経済学科、経済政策学科、会計ファイナンス学科ごとの就職率や、金融業界への就職率ではありません。希望する業務への入りやすさをこの値だけで判断することはできません。[1] [2]

進学決定者は就職とは別の進路です。研究を続けるか働くかを考える際も、周囲の人数だけで決めず、本人の関心と必要な条件を確認します。

3学科の学びから、説明できる分析を選ぶ

経済学部の3学科と就活に向けた整理
学科学びの軸説明したい経験
経済学科理論や歴史を踏まえ、経済現象を国際的に分析するどんな現象を、どの考え方や資料で説明したか
経済政策学科社会の経済課題と政策を考える政策の目的と影響をどの視点で比較したか
会計ファイナンス学科会計・財務や金融市場、企業の動きを学ぶどの数値や情報から企業の状況を考えたか
[2]

経済学部は3学科が一体となって運営され、学科の枠を越えたカリキュラムを案内しています。経済・政策・会計に関するデータ分析や情報処理も学修成果に挙げています。自分の所属名だけでなく、実際に取り組んだ課題を選びましょう。[2]

経済現象を扱ったレポートなら、対象となる期間や国・地域、使った統計、比較した考え方を整理します。ニュースに興味があるという説明にとどめず、そこから何を問いとして調べたかが分かるようにします。

政策の課題なら、誰にどんな効果や負担があると考えたかを説明します。財務分析なら、使った指標とその理由、数値だけでは分からないことを整理してください。分析の名称を並べるより、本人の判断が伝わる内容を選びます。

金融に加え、情報・製造などの掲載先も確認する

2025年度の経済学部の就職先一覧には、大和証券、りそなグループ、三井住友銀行、三井住友信託銀行、ジェーシービー、日本電気、NTTデータグループ、全日本空輸、キーエンス、サイバーエージェントなどが掲載されています。[1]

決定者数の多い20の就職先として示された一覧の一部です。会社別人数や学科別の内訳、入社後の職種はこの一覧では分かりません。金融機関への掲載を、特定の専門職や希望部署への配属と読み替えないようにします。[1]

経済学部だから金融だけと決める必要はありません。企業が何を提供し、どんな業務で顧客や社会と関わるかを調べ、自分の分析や説明の経験との接点を探します。会社名が似ていても、グループと個々の法人は区別して確認してください。

大手への就職例があっても、本人の内定を保証するものではありません。一方、大学名や成績への不安だけで候補を消すより、募集条件と自分が説明できる経験を確認することが具体的な準備になります。

金融業界も、業態名より業務で比べる

企業を比較するためのメモ
観点確認する内容
相手個人、企業、公共部門など誰と関わるか
業務営業、企画、運用を支える業務など何を担当するか
条件募集職種、必要な知識、選考内容
勤務初任地、異動、職種の決まり方
経験授業や活動のどの行動を説明できるか

銀行、証券、保険などの名称だけでは、個別の仕事の違いまでは分かりません。採用情報や説明会で、担当業務と顧客との関わり方を確かめましょう。大学で金融を学べることと、特定職種の条件を満たすことは別です。

金融以外の企業でも同じ表で比較すると、業界のイメージに偏らず仕事の違いを見やすくなります。経済や会計の知識をどう使いたいかに加え、日々どんな作業をしたいかを考えてください。

データを扱った経験は、前提と限界まで伝える

分析経験を自己PRにするなら、データを集めたことと、そこから判断したことを分けます。どの期間や対象を選んだか、比較条件がそろっていたか、欠けている情報をどう扱ったかを振り返りましょう。

レポートを自己PRの材料にする手順
順番整理すること
1問いを一文にする
2使用した資料・統計と対象範囲を書く
3自分が比較・検討した部分を示す
4結論と、その限界を分ける
5応募する業務で使えそうな行動を選ぶ

数字が同じ方向に動いたことだけで原因を断定せず、別の説明の可能性をどう考えたかを示します。授業で学んだ手法と、自分で工夫した部分も区別してください。高度な分析名がなくても、根拠を確かめて考えた過程は説明できます。

グループ課題では、集計、資料の比較、発表構成、意見調整などの役割を整理します。チームの結果をすべて自分の成果として語らず、何を担当し、どの判断に関わったかを具体的に伝えましょう。

進学は、研究を続ける目的と条件を確認する

経済学部は大学院特別進学制度を案内しています。3年次の選抜を通過した学生が4年次に大学院の講義を履修し、進学後1年で前期課程を修了することで、学部入学から通算5年で修士取得を目指す制度です。[2]

進学に関心がある場合は、研究したい経済現象や政策、用いたい方法を整理し、対象や選抜条件を確認しましょう。就活への不安だけで決めず、就職する場合の仕事と、進学して深めたい学びを比較します。

分析メモと求人を持って、相談を具体化する

立教大学は個人相談、立教就職Navi、書類・面接の対策講座を案内しています。経済学部の2024年度の取り組み例には、課題解決演習やキャリア関連科目、卒業生との接点となる四丁会の企画などが掲載されています。現在の実施情報は学内案内で確認してください。[3]

相談には、授業で扱ったテーマのメモと気になる求人を一つずつ用意します。「この分析をどの業務につなげて説明できるか」「企業研究で不足している視点は何か」を質問にすると、次の作業を決めやすくなります。

今日の一歩は、レポートで比較した情報を一つ見返し、自分が判断したことを書き出すことです。経済学を学んだという肩書きにとどまらず、情報を読み、根拠を示して考えた経験を伝えましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立教大学 就職・進学データ確認日:2026-09-11 / 2025年度経済学部希593決579率97.6進16、学部就職先
  2. 立教大学 経済学部確認日:2026-09-11 / 経済/経済政策/会計ファイナンス3科と院特別進学
  3. 立教大学 キャリア・就職支援確認日:2026-09-11 / 個人相談、Navi、2024経済学部支援例