就職238人・進学17人を、学部全体の数字として読む

2025年度現代心理学部の進路
就職希望者就職決定者就職率進学決定者
247人238人96.4%17人
[1]

2026年3月卒業者を対象とし、2025年9月卒業者を含む統計です。その他37人、進路不明12人も示されています。就職率は就職希望者に対する決定者の割合であり、卒業者全員の就職割合とは異なります。[1]‌‌​‌‌​​​‌‌‌‌​‌​‌‌​‌​​‌‌​​‌​​​​​​​​​‌‌​​‌​​​‌‌‌​​‌​‌​‌‌‌​​‌​‌‌​​‌

現代心理学部は心理学科と映像身体学科で構成されています。上の数字は学部全体のため、心理学科だけの就職率や、映像制作職への採用率として読み替えることはできません。[1] [2]

進学決定者がいることも、学部卒業者全員に進学が必要という意味ではありません。希望する仕事や研究の条件を確認し、学部卒での就職と進学をそれぞれ検討します。

心理学科は、実験や調査の方法を説明する

心理学科は基礎心理学、応用心理学、臨床心理学を軸に学び、実験や調査、統計的な分析などを通じて人の心を研究します。2年次に研究方法を学び、3年次にはテーマに応じたゼミを選ぶ構成が案内されています。[3]

就活では「人の気持ちが分かる」と言い切るより、どの問いをどの方法で検討したかを説明しましょう。対象をどう決めたか、質問や実験条件をどう設計したか、得られたデータから何を言えると考えたかが材料になります。

心理学の経験を整理する観点
項目確認すること
問い何を確かめようとしたか
方法実験・観察・調査のどれを、なぜ使ったか
分析どのデータをどう比較したか
限界対象や方法の制約は何か
行動自分が担当し、工夫した作業は何か

予想と違う結果が出た場合も、失敗として隠す必要はありません。条件や解釈を見直し、どのように報告したかを整理すると、根拠を扱う姿勢を説明できます。相関が見えたことと原因を確かめたことを混同せず、研究で確認できた範囲を守ります。

映像身体学科は、作品と制作過程の両方を伝える

映像身体学科は講義、演習、ワークショップを柱とし、映像と身体の理論・実践を学びます。映画、写真、広告、演劇、ダンスなどの表現を実際に体験しながら、手法や仕事の進め方を学ぶ機会が案内されています。[4]

制作経験を伝えるときは、作品のテーマと、自分が担当した作業を分けます。共同制作なら、企画、撮影、編集、出演、進行などのうち、実際の役割と判断したことを説明してください。すべてを自分一人の成果として扱わないようにします。

作品を見せる場面では、募集側が指定した形式や提出方法を確認します。どんな相手に何を伝えようとしたのか、どの表現を選び、講評などを受けて何を変えたかを添えると、見た目の印象だけでなく制作意図が伝わります。

理論を学んだ経験も材料になります。ある映像の構成や身体表現を、どの観点から読み解いたかを説明し、その考え方が企画や表現の判断にどうつながったかを振り返ります。制作会社に限らず、応募先の業務との接点を考えましょう。

就職先名から、カウンセラーや制作職と決め付けない

2025年度の現代心理学部の就職先一覧には、全日本空輸、クリーク・アンド・リバー社、オリエンタルランド、PwCコンサルティング、ソニー・ミュージックエンタテインメント、KDDI、日本放送協会、KADOKAWA、東京都特別区などが掲載されています。[1]

大学が決定者数の多い20の就職先として示した一覧の一部です。個社人数や2学科別の内訳、担当職種は載っていません。心理学科からカウンセラー、映像身体学科から制作職に就いたと、この学部一覧だけで割り振ることはできません。[1]

企業名だけで志望理由を作る前に、その企業がどんな職種を募集し、入社後にどの業務を担当するのかを調べます。配属の決まり方や求める経験も確認し、学部のイメージと実際の仕事を区別してください。

大手への掲載例があっても、本人の選考通過は保証されません。一方、専攻が仕事に直結しないという不安だけで候補を消す必要もありません。調査・分析・制作・協働のどの経験を業務と結び付けられるかを考えます。

専門職・進学と、企業就職の条件を整理する

進路を比べるためのメモ
方向先に調べること準備する材料
心理に関わる専門的な仕事必要な資格や学修、募集条件関心領域と研究・実習の経験
研究を続ける進学指導分野、出願条件、研究計画扱いたい問いと使いたい方法
制作や表現に関わる仕事職種、提出物、必要な経験作品の目的と本人の担当
その他の企業・公務業務、応募条件、選考内容調査・分析・説明・協働の経験

心理に関わる専門職を希望するなら、職種ごとの資格や学修条件を確認します。学部名だけで条件を満たすと判断せず、学内の専門の相談先と募集側の案内を照合しましょう。具体的な資格要件は、目指す進路に応じて確かめる必要があります。

進学する場合も、就活への不安だけを理由にせず、何を研究し続けたいのかを言葉にします。企業を考える場合は、専門分野の名称が同じ仕事だけでなく、方法や経験がつながる業務も調べると比較しやすくなります。

経験メモを使って、相談と面接練習を進める

立教大学は学年を問わないキャリア相談や、エントリーシート・面接などの対策講座を案内しています。現代心理学部の2024年度実施例には、キャリアデザインカフェや家庭裁判所調査官との座談会が掲載されています。現在の開催内容は学内の案内で確認してください。[5]

相談前に、実験レポートか制作経験を一つ選び、目的、方法、自分の行動、結果を短くまとめます。気になる求人も一つ用意し、経験との接点が分からない部分を質問にします。

面接練習では、研究や作品の概要を専門外の相手へ伝え、詳しく聞かれたら方法や工夫を補足する練習をします。相手の心を読み当てようとするより、質問を確かめ、根拠と事実に沿って答えることを意識しましょう。

今日の一歩は、手元にある成果物を一つ見返し、自分が判断した点を書き出すことです。心理と映像身体それぞれの学びを、具体的な行動として伝える準備を進めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立教大学 就職・進学データ確認日:2026-09-11 / 2025年度現代心理学部希247決238率96.4%、就職先
  2. 立教大学 現代心理学部確認日:2026-09-11 / 心理/映像身体2学科
  3. 立教大学 心理学科確認日:2026-09-11 / 実験・調査・統計と3領域
  4. 立教大学 映像身体学科確認日:2026-09-11 / 講義/演習/ワークショップと表現・制作
  5. 立教大学 キャリア・就職支援確認日:2026-09-11 / 個人相談、Navi、2024年度学部実施例