学群96.1%の内訳を学類別に確認する

2025年度の進路(2026年5月1日現在)
学類卒業者就職希望者就職者希望者に対する就職率進学者
循環農学類174人137人135人98.5%6人
食と健康学類78人68人67人98.5%5人
環境共生学類95人75人67人89.3%9人
学群合計347人280人269人96.1%20人
[1]

推移表では、2023年度から就職希望者数・就職者数とも自営を除くと説明しています。学類別データには循環農学類の自営者21人、食と健康学類の管理栄養士コースを除く区分で1人、環境共生学類で2人が別掲されています。就職者だけを見て、農業経営などの進路を含む卒業者全体の状況だと受け取らないようにしましょう。[1] [2]​​​​‌‌​​​‌​‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌​‌​​​‌​‌‌‌‌​​‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌‌​​‌‌​​

食と健康学類の就職者67人は、管理栄養士コースを除く区分32人と管理栄養士コース35人に分かれます。コースの学びや資格に違いがあるため、応募先は内訳も確認してください。学類間の率の違いだけで個人の採用可能性を判断することはできません。[2]

2026年4月には農環境情報学類が開設され、学群は4学類の構成になっています。上の表は2025年度の既存3学類の卒業者についての資料です。新学類の将来の実績として転記したり、入学年度の異なる教育内容を同一視したりしないことが大切です。[4] [7]

循環農学類は生産現場での経験を整理する

循環農学類は2026年度に改組し、動物科学と植物生産学の2領域を案内しています。家畜の飼養や繁殖、作物の栽培、土壌・微生物・病害虫などを学ぶ構成です。学内の農場施設を活用し、学外農場実習は選択として紹介されています。自分の入学年度の履修内容を確認してください。[4]

2025年度の就職先には、デラバル、雪印種苗、ホクレンくみあい飼料、よつ葉乳業、ホクレン農業協同組合連合会などが掲載されています。公務等の区分には農林水産省、北海道の農業・普及職員(農業)などの記載があります。企業名から一律に研究職や農場勤務と推定せず、実際の募集職種を確かめましょう。[3]

実習の話は、扱った動植物の名前だけで終わらせず、観察した変化、記録した項目、指導者に確認したことまで振り返ります。生産現場で働きたいのか、資材や機械を通じて支えたいのか、流通に関わりたいのかを分けると、同じ農業分野でも応募先の比較軸が見えてきます。

食品科学と管理栄養士コースの進路を分ける

食と健康学類は食品科学領域と管理栄養士コースを案内しています。食品科学では食品の成分、安全性、加工・保存などを学び、農畜産物の生産や食品加工に触れる実習も紹介されています。管理栄養士コースでは臨床栄養や給食経営管理などを学び、地域・企業と関わる取り組みも案内されています。[5]

2025年度の就職先から抜粋
区分掲載先の例
管理栄養士コースを除く食と健康学類北海道コカ・コーラプロダクツ、もりもと、ケイシイシイ、新札幌乳業、レオン自動機、札幌市(衛生)
管理栄養士コース六花亭、エームサービス、LEOC、北斗病院、札幌東徳洲会病院、江別市
[3]

管理栄養士国家試験の受験資格は管理栄養士コースで案内されており、学類の全員が同じ資格課程を履修するわけではありません。また、就職先の名前だけでは、全員が管理栄養士として採用されたかまでは分かりません。資格を活かす仕事を希望する場合は、募集職種と資格条件を確認します。[3] [5]

食品の仕事を考える人は、製品を開発する場面だけでなく、製造、品質の管理、取引先への提案など、関心のある仕事を調べましょう。加工実習で条件をどうそろえたか、観察結果をどう記録したかは、自分の経験を説明する材料になります。栄養分野なら、対象者の状況を理解するために考えたことや、献立を検討した過程を整理できます。

環境共生学類は調査と説明の経験をつなぐ

環境共生学類は、2年次から野生動物学領域と地球環境学領域に分かれる構成です。野生動物と人の関係、保全、気候や水・土壌などを対象に、現地の観察や測定を重視しています。農環境情報学類と連携するリモートセンシング・GISの学習も紹介されています。[6]

2025年度の就職先には、野外科学、沖縄環境分析センター、国際航業、太平洋総合コンサルタントなどが掲載されています。公務では北海道の林業、環境科学、一般行政などの区分が示されています。環境調査に関心がある人も、現地調査、分析、報告、住民や顧客との調整のうち、どこに関わりたいかを整理しましょう。[3]

調査経験では、方法を選んだ理由、条件による結果の違い、分からなかったことをどう扱ったかを説明できます。データが少ないのに断定したり、チーム全体の成果を自分一人の成果にしたりせず、本人が担当した範囲を明確にすることが大切です。

農環境情報学類は想定進路と実績を区別する

2026年4月開設の農環境情報学類では、アグリデザイン領域と地域データサイエンス領域を案内しています。前者は農業政策、市場、経営などを社会・経済の面から考え、後者はセンサーや画像、地理情報などを使って地域の課題を捉える学びです。[7]

公式ページが紹介する農業経営、コンサルタント、農協、公務などの進路は想定です。2025年度の就職先一覧にある他学類の企業を、新学類の卒業生の就職先として扱うことはできません。在学生は、今の学習課題と関心のある募集分野を比較し、教員へ相談しましょう。[7]

データに関心がある場合も、使用ソフトの名前だけでなく、どの地域の何を知るために集めた情報か、誰に結果を伝えるかを意識します。ヒアリングや分析を通じて、相手の困りごとと結果の限界を説明できるようにすると、学びの目的が伝わりやすくなります。

応募先を比較し、支援課へ持参する

応募先を調べる際の記入欄(編集部の提案)
項目確認する内容
仕事生産・食品・栄養・環境・データのどの場面か
条件勤務地、勤務の形、必要資格、応募締切
学びとの関係実習や研究で本人が担当したこと
未確認点職種の詳細、研修、異動の範囲
相談先専門の教員、キャリア支援課

キャリア支援課では、合同説明会、履歴書や面接の講座、公務員試験などの支援を案内しています。就職先一覧で関心を持った分野を伝え、現在の募集と自分の履修内容を照らし合わせて相談しましょう。[8]

今日できることは、気になる募集を二件並べ、仕事内容の違いと未確認点を書くことです。そのうえで、実習や研究の経験を一つ選び、目的・自分の行動・学んだことを整理します。大学名だけで応募を諦めず、仕事を選ぶ理由を具体的にしていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 酪農学園大学 2023〜2025年度の進路推移確認日:2026-09-11 / 全2頁全文・画像確認。p1学部、2026年5月1日、自営除く希望者率
  2. 酪農学園大学 2025年度 学類別就職データ確認日:2026-09-11 / 自営別掲、食の管理栄養士コース別
  3. 酪農学園大学 2025年度 業種別主な就職先一覧確認日:2026-09-11 / 学類・コース別、個社人数職種不明
  4. 酪農学園大学 循環農学類確認日:2026-09-11 / 2026年改組・動物科学と植物生産学
  5. 酪農学園大学 食と健康学類確認日:2026-09-11 / 食品科学領域と管理栄養士コースの学習
  6. 酪農学園大学 環境共生学類確認日:2026-09-11 / 野生動物学・地球環境学、調査実習
  7. 酪農学園大学 農環境情報学類確認日:2026-09-11 / 2026年4月開設、2領域、想定進路
  8. 酪農学園大学 キャリア支援課の主な支援について確認日:2026-09-11 / 相談・講座・合同説明会