社会学部は就職希望者231人中229人が就職
大谷大学社会学部の2025年度卒業者は249人、就職希望者231人、就職者229人で、大学公表の就職率は99.1%です。学科別の内訳を確認すると、現代社会学科とコミュニティデザイン学科の両方に、企業や公務の掲載先があります。[1] [2]
| 学科 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 現代社会 | 137人 | 128人 | 127人 | 99.2% |
| コミュニティデザイン | 112人 | 103人 | 102人 | 99.0% |
就職率の分母は就職希望者です。卒業者全員を分母にした率ではなく、公務員や特定の企業への採用率でもありません。率の差だけで学科を評価するより、学んだ内容と希望する仕事を照らし合わせましょう。
掲載企業は、学科単位の実績として読む
| 学科 | 掲載例 |
|---|---|
| 現代社会 | 京都府警察本部、福井県警察本部、京都府教育委員会、四国銀行、徳島大正銀行、京都中央信用金庫、SGホールディングス、ヤマザキビスケット、日本旅行 |
| コミュニティデザイン | 京都府庁、京都市役所、長浜キヤノン、村田製作所野洲事業所、エイチ・アイ・エス、コープしが、京都信用金庫、システムディ、南山城学園、大阪府社会福祉事業団 |
大学の一覧は学科別であり、各コース別の就職先・人数を示すものではありません。コミュニティデザイン学科の企業名を情報メディアコースだけの実績にしたり、福祉法人の名前を社会福祉士としての採用実績に置き換えたりしないようにします。[1]
企業名だけでは配属職種まで分かりません。銀行なら募集する職務や働く地域、メーカーなら営業・事務・技術などの応募条件、公務なら募集区分を確認してください。自分ができることと、入職後に学ぶことを整理する材料になります。
現代社会学科は、調べて考え直した経験を伝える
現代社会学科では、社会調査の技法と倫理、統計、フィールドワークなどを学びます。現代社会学コースの中で、公共社会、人間関係、現代文化という視点から関心を深める構成です。この3つを独立した3コースとして数えないようにしましょう。[3]
扱うテーマは社会問題から身近な文化まで幅広いため、題材の珍しさより調べ方を伝えることが大切です。どんな問いを立て、文献・聞き取り・統計のどれを使い、最初の見方がどう変わったかを順に説明します。
編集部の架空の例:「地域イベントへの参加が少ない理由を調べ、当初は広報不足だと考えていました。聞き取りでは開催時間の問題も挙がったため、回答を項目別に整理し、広報と日程の両面から提案を見直しました」。実際に行った調査の対象と、自分が担当した範囲に置き換えるための例です。
聞き取った数人の意見を地域全体の意見と扱わず、どこまで確認できたかも説明しましょう。調査の制約を理解したうえで結論を出す姿勢は、企画や業務改善の話にもつなげやすくなります。
地域政策の経験は、住民との調整まで振り返る
コミュニティデザイン学科では、地域政策学、情報メディア、社会福祉学の3コースを設けています。3コースへの分岐は2022年度以降の入学生を対象とする案内です。地域政策学では住民や自治体と関わり、調査の企画やプロジェクトの実施・進行管理を学びます。[4]
地域活動を自己PRにするなら、参加したイベント名だけではなく、住民が求めていたこと、自分たちの案との違い、相談して変更した内容を整理します。グループの成果と自分の行動を分けて話すと、担当範囲が伝わります。
公務員を目指す場合も、地域活動の経験だけで志望理由を終えないようにしましょう。その自治体が抱える課題と、自分が関心を持った仕事を調べ、なぜその地域で働きたいかを具体化します。募集区分や試験日程の確認も並行して進めてください。
情報メディアは、誰のために何を伝えたかを示す
情報メディアコースでは、地域課題への情報通信技術の活用を学び、ラジオ、映像、Webなどを通して地域の情報発信に取り組みます。大学はデジタルコンテンツ制作やディレクション、メディアリテラシーを学ぶ機会を紹介しています。[4]
制作経験は、使ったソフト名だけでなく、対象とした読者・視聴者、掲載する情報の選び方、内容を確認した手順を説明しましょう。見やすさや伝わりやすさについて受けた意見を、どのように修正へ反映したかも材料になります。
作品を見せる場合は、自分が撮影・編集・取材・進行管理のどこを担ったのかを明記します。公開してよい素材か確認し、閲覧数などの数値を書くなら、自分で確かめた期間と記録を添えてください。測っていない効果を数字で補う必要はありません。
社会福祉学は、受験資格と採用職種を確認する
社会福祉学コースでは、福祉制度や理論を学び、現場への訪問や実習に取り組み、社会福祉士の国家試験受験資格取得を目指せると案内されています。学科を卒業しただけで全員が社会福祉士になるという意味ではありません。自分の入学年度の履修・実習条件を確認してください。[4]
実習の経験を話すときは、支援を利用する人が特定される情報を避け、自分が何を観察し、指導者へ何を相談したかを中心に整理します。専門職の業務を学生として見学した経験と、自分が担当した行動も区別しましょう。
応募先が福祉法人でも、募集職種や必要資格はそれぞれ異なります。相談援助、生活を支える支援、事務など、どの仕事への応募なのかを募集要項で確かめ、実習で学んだこととのつながりを考えます。
実習支援センターでは社会福祉分野の実習に向けた事前学習や資料利用を支援しています。実習の準備と振り返りについて具体的な疑問を持って相談すると、応募時にも説明しやすくなります。[5]
学びの振り返りと、応募の準備を同時に進める
大学は学年に応じたキャリアデザイン科目や就業体験を案内し、キャリアセンターでは個別相談、応募書類・面接のセミナー、企業説明会などを用意しています。研究や地域活動の経験を、専門外の人に伝わる表現へ直す相談にも活用しましょう。[6] [7]
今週は調査・地域活動・制作・実習から一つを選び、目的、自分の担当、工夫、見直した点をまとめます。次に気になる職種の募集要項を読み、その経験のどこが仕事に関わりそうかを考えます。
まだ希望業界が決まっていない場合も、調べる、聞く、作る、調整するといった行動のうち、続けて取り組みたいものを振り返れます。学科名だけで進路を狭めず、仕事内容を確かめながら選択肢を比べてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 就職実績・社会学部確認日:2026-09-11 / 2025年度249/231/229、学科別就職先
- 2023~2025年度各学科の就職実績確認日:2026-09-11 / 2025現代137/128/127、コミュ112/103/102
- 現代社会学科確認日:2026-09-11 / 調査技法倫理、統計、フィールドワーク、3つの視点
- コミュニティデザイン学科確認日:2026-09-11 / 2022以降3コース、地域調査・情報制作・社会福祉士受験資格を目指す学び
- 実習支援センター確認日:2026-09-11 / 社会福祉と幼児教育の実習資料・事前学習支援
- 就職支援概要確認日:2026-09-11 / 面談、ES面接、企業説明会
- キャリア形成支援概要確認日:2026-09-11 / キャリアデザイン科目、就業体験、個人面談