国際学部の就職率98.9%は、就職希望者が分母

大谷大学国際学部の2025年度卒業者は98人で、就職希望者92人中91人が就職しています。大学公表の就職率は98.9%です。これは国際文化学科の実績であり、卒業者98人全員の就職や、海外勤務の割合を示す数字ではありません。[1] [2]‌​‌​​‌​‌‌​​‌​‌​​‌​​‌‌‌‌‌​​‌​‌‌‌​​​‌‌‌​​‌​​‌‌‌‌​​​​​‌​​‌​​​​‌‌‌​‌

2025年度・国際学部の就職状況
項目人数・割合対象
卒業者98人国際文化学科
就職希望者92人就職率の分母
就職者91人希望者のうち就職した人
就職率98.9%大学公表値
[1]

公表表だけでは、就職を希望しなかった人の進路内訳や雇用形態別の人数までは分かりません。大学全体や旧文学部国際文化学科の数字も別の集計です。同じ学科名でも、所属学部と対象年度をそろえて確認しましょう。[2]

空港・ホテルだけでなく金融・メーカー等にも掲載例がある

2025年度・国際文化学科の主な掲載先から抜粋
分野を調べる入口掲載先の例
空港関連羽田空港サービスグループ、Kスカイ、全日空商事デューティーフリー
ホテル・旅行関連近鉄・都ホテルズ ウェスティン都ホテル京都、ホテルモントレ、野村不動産ホテルズ、阪急トラベルサポート
金融・保険百十四銀行、日新火災海上保険
メーカー等ワコール、日立グローバルライフソリューションズ、ハナマルキ
その他ジェイアール西日本伊勢丹、日本コンピューターサイエンス、近江鉄道、滋賀県警察本部
[1]

分野の整理は編集部によるものです。企業ごとの人数や配属職種は掲載されていません。羽田空港サービスグループの具体的な採用法人もこの表だけでは確定できないため、グループ名を一社の法人名のように扱わないようにします。

全日空商事デューティーフリーの掲載を航空会社の全日本空輸への就職に読み替えることもできません。空港に関わる仕事でも、地上業務、店舗、物流など役割は異なります。応募先の法人名と募集職種を確認してください。

大手企業や有名ホテルへの掲載例は候補を調べる入口になりますが、採用や希望職種への配属の保証ではありません。語学を日常的に使うかどうかも、社名だけでは分からないため、求人や説明会で確認しましょう。

「国際的な仕事」を実際の職種まで具体化する

就職決定者の職種別図では、営業職25.3%、事務職24.2%、販売職20.9%、接客職15.4%などが示されています。学部の就職決定者についての構成であり、各企業の職種内訳や語学使用率ではありません。[1]

「海外と関わりたい」を一歩進め、誰とどのようなやり取りをする仕事かを考えましょう。外国のお客様へ商品を説明する、国内外の取引を調整する、情報を整理して社内へ伝えるなど、関わり方によって必要な準備が変わります。

応募先を比較するための問い
確認項目求人や説明会で聞くこと
相手誰に商品・サービス・情報を届けるか
言語どの言語を、どの場面で使うか
業務接客・営業・事務等の具体的な担当は何か
教育入社後の業務・語学研修と相談体制
勤務勤務地、勤務形態、転勤、配属の決め方

比較表は編集部の提案です。国際学部だから海外勤務が前提と考えず、国内で異なる文化の人と関わる仕事も含めて、自分の希望に近い役割を調べてください。

語学だけでなく、相手の前提を理解した経験を話す

国際文化学科は少人数のゼミや語学クラス、海外研修、国内フィールドワーク、留学生との交流を紹介しています。語学を使う力に加え、文化や社会を学び、多様な視点から考えることを重視しています。[3]

留学をしたこと自体で説明を終えず、どんな違いに気づき、相手に確認し、伝え方を変えたかを振り返りましょう。国内の授業や交流でも、相手の理解を確かめた経験を具体的に話せます。

編集部の架空の例:「交流活動で日本文化を説明したとき、名称を訳すだけでは背景が伝わらないと気づきました。相手の知っていることを質問し、写真と短い説明を組み合わせて紹介し直しました」。これは文章例であり、実在の学生の成果ではありません。

語学検定の結果がある場合は、受験した時期と得点を正確に示し、会話、資料読解、発表など実際に使った場面と分けて伝えます。実務でできることを、経験していない範囲まで広げて説明しないようにしましょう。

京都での調査や交流も、課題を見つけた経験になる

国際文化学科では、日本文化を英語で紹介する京都文化プロジェクト、留学生と交流するトモダチ・プロジェクト、観光客へのインタビューを行う観光プロジェクトなどが紹介されています。[3]

調査の経験は、何を知りたかったか、誰にどんな質問をしたか、得た意見をどう整理したか、調査の限界は何かの順にまとめます。少数の回答を観光客全体の意見に広げず、確認できた範囲を伝えることが大切です。

グループで発表したなら、自分が質問を作ったのか、資料を探したのか、発表内容を整理したのかを明確にしてください。「協調性がある」だけより、異なる意見をどう扱い、作業へ反映したかを示せます。

入学年度によるコースの違いと、2027年新学科を確認する

国際文化学科は、2025年度以前入学生向けのアジア文化コースと、2026年度以降入学生向けの韓国・朝鮮文化コース、中国文化コースを分けて案内しています。英語コミュニケーション、欧米文化も含め、履修や所属は自分の入学年度の案内を確認しましょう。[3]

また、国際学部には2027年春に京都文化学科が開設される予定です。京都を題材に文化、観光、地域との関わりや情報発信を学ぶ新学科として紹介されています。2025年度の国際文化学科の就職実績を、新学科の卒業実績として使うことはできません。[4]

新学科の紹介ページに載る学生の声や一日の例も、国際文化学科の在学生の事例です。これから入学する読者は、想定される進路と実際の卒業実績を分けて、学びの内容を検討してください。[4]

早い学年から、仕事を知る機会と個別相談を使う

キャリアセンターは第1学年から相談に対応し、採用経験を持つキャリアアドバイザーなどが支援しています。ES・履歴書作成、面接、グループディスカッションのセミナーや、業界・企業研究の機会もあります。[5]

キャリア形成支援には、学年に応じたキャリア科目や就業体験、大学院進学ガイダンスなども用意されています。語学や交流の経験をどの仕事に結び付けるか迷う場合は、応募先の職種説明と経験メモを持って相談しましょう。[6]

まず今週は、興味のある職種を3件選び、語学を使う場面と業務内容を比較します。次に授業・交流・調査から一場面を選び、自分が考えて伝え方を変えた経験を短く書いてみてください。具体的な材料があると、学部名だけに頼らず自分の強みを説明できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大谷大学 就職実績・国際学部確認日:2026-09-11 / 2025年度卒98希望92就91、98.9%。職種円グラフ営業25.3事務24.2販売20.9接客15.4。企業人数・配属不明
  2. 2023~2025年度 各学科の就職実績確認日:2026-09-11 / 1頁国際学部と旧文学部国際文化を別行。2025国際98/92/91
  3. 国際文化学科確認日:2026-09-11 / 少人数ゼミ・語学、留学生交流、京都調査。2026以降中国/韓国朝鮮・2025以前アジア
  4. 京都文化学科確認日:2026-09-11 / 2027年春開設。京都フィールド・発信、紹介事例は国際文化学科学生
  5. 就職支援概要確認日:2026-09-11 / 1年から個人支援、採用経験アドバイザー、ES面接セミナー
  6. キャリア形成支援概要確認日:2026-09-11 / 学年別キャリア授業、GPS-Academic、就業体験・進学支援

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