全体の就職率と学科別の違いを確認する

2025年度の公式就職状況は、卒業者336人、就職希望者286人、就職者281人、就職率98.3%と示しています。就職率の分母は卒業者336人ではなく、就職希望者286人です。進学などの事情をこの率だけで判断しないようにします。[1]‌​​‌​​​​‌​​​‌​​​‌‌​‌​​‌​​​‌​​‌‌‌​​‌​‌​‌​‌​‌​​​‌‌​​‌‌‌‌​‌​​‌‌‌‌‌‌

2025年度の学科別就職状況
学科就職希望者就職者
経済情報学科207人203人
日本文学科49人49人
美術学科30人29人
[1]

同じ大学でも、学ぶ分野や応募先に必要な準備は異なります。全学の率だけで自分の進路を決めず、所属学科、対象年度、就職・進学の区分を確認してください。就職率は希望する企業への採用確率や、希望職種への配属を保証する数字ではありません。

地元と県外を、仕事と生活の条件で比較する

公式の地域別動向では、2025年度の就職者281人のうち、中国・四国地域が127人で45.2%と示されています。東京都73人、大阪府18人という掲載もあり、地域内だけに進路が限られるわけではありません。[1]

ただし、公表された地域の実績から、自分が応募する会社の勤務地まで決めつけることはできません。企業の所在地と初期配属、異動の範囲を分け、募集元の説明を確認しましょう。自分が地域に残りたい理由も、生活の希望と仕事への関心に分けて整理します。

地域をまたいで候補を比べる項目(編集部の提案)
項目確認すること
業務誰にどのようなサービスや価値を提供するか
場所勤務地、初期配属、異動の説明
生活住居、通勤、勤務条件の案内
成長入職後の教育、相談、経験できる仕事
未確認説明会や問い合わせで確かめたいこと

地元で働くか県外で働くかを先に二択へ固定するより、関心のある仕事を調べたうえで条件を比較する方法もあります。判断に必要な情報が足りないところは、想像で埋めずに未確認と記録してください。

主な就職先一覧は、学位と年度を確かめて使う

大学の主な就職先一覧は、過去3年間の進路から抜粋した資料です。経済情報、日本文学、美術の欄が分かれていますが、各大学院研究科の卒業生の進路も含むという注記があります。学部卒だけ、単年度だけの実績として読み替えないようにしましょう。[2]

気になる会社が載っていても、現在の募集があるか、学部卒で応募できるか、どの職種で募集しているかは別の確認事項です。会社名から配属職種を推測せず、求人票や採用情報を読んでください。

日本文学や美術に関わる専門職を考える場合は、資格、免許、作品集などの条件を確かめます。経済情報を学ぶ人も、情報技術を使う仕事か、業務や組織を分析する仕事かによって準備を変えます。専門名だけで候補を決めず、実際に行う仕事との接点を探しましょう。

低年次から、社会と学びの接点をつくる

大学は1年生向けのキャリア形成入門、2・3年生向けのキャリア形成演習やインターンシップを案内しています。演習では企業の経営課題へチームで取り組み、資料を作って発表します。インターンシップには事前・事後学習を設けています。[3]

低年次は、すぐに志望先を決めることだけを目標にせず、授業や活動で何に関心を持ったかを記録しましょう。企業の話を聞く際も、知名度だけで評価するより、どのような課題に取り組み、どんな作業をしているかを確かめます。

課題や職業体験の後には、事前に想像していたこと、実際に確認できたこと、まだ分からないことを分けます。志望理由では、その経験でなぜ特定の業務に関心を持ったかを説明すると、企業紹介の言い換えで終わりにくくなります。

職員への相談と専門カウンセリングを使い分ける

キャリアサポートセンターは職員が常駐し、進路相談、面接練習、エントリーシート添削などを案内しています。4年生だけでなく1〜3年生も利用できます。専門のキャリアカウンセラーによる相談は事前予約制なので、利用したい支援の方法を確認しましょう。[4]

求人情報はポータルサイトやキャリタスUCで案内され、就職試験内容報告書はセンター内のパソコンで閲覧できるとされています。過去の選考報告は参考資料であり、今年の選考内容が同じとは限らないことにも留意してください。[4]

公務員受験、簿記、MOSなどの課外講座も案内されています。資格を増やすこと自体を目標にせず、希望する仕事との関係、受講条件、費用、開催時期を確認して選びましょう。[3]

相談には求人の情報や書類の下書き、迷っている条件などを持参します。志望先が決まっていなくても、現在どこで迷っているかを示すと、次に調べることを整理しやすくなります。

研究・制作・活動で、自分が取った行動を話す

経験をまとめる順番(編集部の提案)
項目書くこと
課題何を調べる・作る・改善する活動だったか
担当自分が行った範囲と他者の役割
行動資料収集、試作、相談、修正で何をしたか
結果確認できた変化と残る課題
接点応募する仕事とどの行動が関わるか

編集部の架空の例です。「共同課題の発表で、担当ごとに使っている言葉の意味が違っていました。私は資料を見比べ、どの条件を前提にしているかを確認しました。チームで説明をそろえ、発表後は追加で調べるべき点を整理しました。」

これは尾道市立大学の学生の実話ではありません。自分の研究、制作、部活動などへ置き換え、チーム全体の成果を自分一人のものとして話さないようにします。大きな成果がなくても、条件を確かめて相手に伝えた過程を説明できます。

一つの候補と一つの経験から準備を始める

  • 実績の年度、学科、学部・大学院、分母を確認する。
  • 気になる求人の職種と勤務地の条件を調べる。
  • 自分の担当が説明できる経験を一つ整理する。
  • 学内の相談方法を確認し、求人や下書きを持参する。

就職か進学かを迷う場合は、研究・制作で深めたい内容と、仕事で取り組みたいことを別々に書き出します。指導教員と進路窓口の両方に相談し、期間や費用も含めて比較しましょう。数字だけで不安を判断せず、選択に必要な条件を一つずつ確かめることが大切です。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 尾道市立大学 2025年度卒業生の就職状況確認日:2026-09-10 / 1頁本文画像、全336/286/281、学科別、地域中国四国127/28145.2東京73大阪18。個社勤務地保証なし
  2. 尾道市立大学 主な就職先 過去3年確認日:2026-09-10 / 1頁本文画像、院卒含む注記、単年度学部単独としない
  3. 尾道市立大学 進路支援体制確認日:2026-09-10 / 入門1年演習2–3、企業課題、インターン事前事後、公務簿記MOS
  4. 尾道市立大学 キャリアサポートセンター確認日:2026-09-10 / 全学年常駐、専門相談事前予約、ポータルUC、センター内PC試験報告

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