4学科の卒業・就職・進学人数を分けて見る
| 学科 | 卒業者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|
| 国文学科 | 253 | 220 | 11 |
| 国際日本・中国学科 | 84 | 80 | 1 |
| 都市文化デザイン学科 | 57 | 46 | 3 |
| 歴史文化学科 | 54 | 46 | 7 |
| 学部計 | 448 | 392 | 22 |
卒業者448人は2025年9月の5人と2026年3月の443人の合計です。就職者と進学者も2025年度の学科別表から記載しています。ただし、この表には就職希望者数がありません。392÷448で求めた割合を「就職希望者の就職率」と説明することはできません。[1]
学科を比べる際にも、就職者数だけで学びの有利不利を決めないでください。進学を選ぶ学生の人数も異なります。また、卒業者から就職者・進学者を引いた人数の詳しい進路は、この表だけでは分かりません。気になる学科の数字を確認したら、次は応募したい職種と、自分が準備する内容へ話を進めましょう。
文学部は教員だけ?学校と企業の実績を区別する
2025年度の文学部の業種別構成では、学校21.4%、その他サービス12.8%、情報通信10.5%、小売9.4%、卸売6.6%、製造5.4%、公務5.1%などが示されています。学校という業種区分を、そのまま教員採用試験の合格率や正規教員の人数へ読み替えることはできません。[2]
| 公式の業種区分 | 掲載例 |
|---|---|
| 製造 | 日油株式会社、日産車体株式会社、日本コンクリート工業株式会社 |
| 情報通信 | 株式会社サーバーワークス、富士ソフト株式会社、株式会社メンバーズ |
| 運輸 | ジェットスター・ジャパン株式会社、西武鉄道株式会社、株式会社横浜シーサイドライン |
| 卸売 | 関東日本フード株式会社、協栄産業株式会社、センコーアドバンス株式会社 |
一覧は学部単位の主な就職先であり、上の企業にどの学科から何人就職したか、どの職種だったかまでは示していません。それでも、専門と会社の業種が一対一に対応するわけではないことを考える入口になります。たとえば情報通信に興味を持ったら、営業、運用、開発など募集職種を調べ、自分に必要な準備を切り分けます。
国文・語学・都市文化・歴史の学びは、調べた過程まで話す
現行の文学部紹介は2022年度入学者からのカリキュラムで、4学科の専攻が案内されています。国文学科には国文学、映像・演劇・メディア、日本語学、国際日本・中国学科には中国文学・日本漢学、中国語・韓国語、書道の専攻があります。都市文化デザイン学科はコンテンツ文化・観光メディア・国際日本学、歴史文化学科は日本史・欧米アジア史・思想文化史を扱います。自分の入学年度と履修内容を確かめて振り返りましょう。[4] [5]
| 学びの領域 | 話を具体化する問い |
|---|---|
| 文学作品・日本語 | 同じ表現でも文脈で意味が変わるとき、どの資料や用例を比べたか |
| 中国・韓国の言語や文化、漢学 | 直訳では伝わらない部分をどう調べ、相手に説明したか |
| 都市文化・コンテンツ・観光 | 誰に向けた情報かを定め、どの文化的背景を発信内容に残したか |
| 歴史・思想・文化史 | 史料の立場や成立時期が異なるとき、何を確かめて結論を出したか |
「読書が好き」「歴史が好き」という動機に加え、具体的な対象、調査の難所、修正した考えを話せるようにします。たとえば歴史のレポートで資料の記述が一致しなかったなら、複数の説明をそのまま並べるのでなく、年代や書き手の立場を確認した過程が説明材料になります。この例は振り返りの提案であり、実在の内定者の体験談ではありません。
自己PRは「文章力」だけで終わらせない
文学部の学びを説明するとき、文章を書く力は候補になります。ただし、「文章力があります」という自己評価だけでは、何ができるのかが伝わりません。読み手の知識を想定したこと、根拠の弱い説明を直したこと、発表への質問を受けて構成を変えたことなど、行動を一つ選びます。
- 題材:授業の発表、ゼミのレポート、制作物など、自分で説明できるものを選ぶ。
- 課題:調査・構成・共同作業で、どこが難しかったのかを書く。
- 対応:自分が比較した資料や修正した箇所を具体化する。
- 結果:点数や受賞がなくても、説明が明確になった部分と残った課題を分ける。
提出する文書に「貴社でも活かしたい」と付け足す前に、その会社の仕事で誰に何を説明する場面があるかを調べてください。営業なら顧客の理解を確かめる場面、企画なら提案理由を伝える場面など、応募先の業務を踏まえて接点を考えます。どの経験を評価するかは企業次第なので、専門を万能の強みとして言い切る必要はありません。
教員志望から企業就職も考えるときの整理
学校への実績がある学部では、周囲の教職志望者の動きが気になるかもしれません。しかし、自分が教える仕事を希望しているのか、履修してきたので続けているのかは分けて考えたいところです。教員免許の取得条件や採用試験の区分・日程は、所属の教職課程と受験先の最新案内で確認してください。
企業も検討するなら、教育実習や授業案づくりの経験をそのまま「教育にしか使えない」と捨てないことです。実際に経験した範囲で、相手の理解に合わせて説明を変えた場面や、指摘を受けて準備を直した場面を整理します。まだ実習をしていない人が、予定を実績として書くのは避けましょう。
二つの進路を並行するときは、採用試験の日だけでなく、書類、実習、授業の提出物まで予定に入れます。キャリアセンターは企業就職・教員・公務員・進学を支援対象としているので、迷いがある段階から準備の配分を相談できます。[6]
大学名の不安を、相談と応募の準備に置き換える
企業の選考は、過去の学部別就職先だけで結果を予測できません。不採用を一度経験しただけで大学名が原因と決めると、改善できる文章や応募条件のずれを見逃すこともあります。提出書類、募集要項、聞かれた質問を残し、どの段階で止まったかを分けて振り返りましょう。
大学は職員同士が学生の特徴を共有して行う個別支援、1年次からのキャリアデザインとの連携、業界セミナーや就業体験等を案内しています。相談には学科名だけでなく、実際のレポートの要旨と気になる求人を持参すると、「この学びをどう説明するか」を一緒に考えやすくなります。[6]
| 段階 | 手元に残すもの |
|---|---|
| 1〜2日目 | 就職先の一覧から関心のある仕事を調べ、募集要項を三つ保存する |
| 3〜4日目 | 授業やゼミの経験を一つ選び、課題・工夫・結果を箇条書きにする |
| 5〜7日目 | 個別相談で伝わりにくい点を確認し、一社向けに応募書類を直す |
有名な企業かどうかに加え、どんな相手と働くか、勤務地や勤務時間をどう考えるか、学び直せる環境があるかも整理しましょう。「文学部だからこの職種だけ」と狭めず、自分が納得できる働き方を基準に調べ、実際の応募につなげてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 二松学舎大学:卒業者数と就職の状況確認日:2026-09-10 / 2025年度の4学科別卒業・就職・進学人数
- 二松学舎大学:学部別の就職実績確認日:2026-09-10 / 2025年度の文学部業種構成
- 二松学舎大学:2025年度卒業生の主な就職先一覧〈文学部〉確認日:2026-09-10 / 2026年3月卒業者として案内される一覧
- 二松学舎大学:文学部 専攻紹介確認日:2026-09-10 / 2022年度以降の専攻と具体的学び
- 二松学舎大学:文学部紹介確認日:2026-09-10 / 4学科構成と入学年度別カリキュラム
- 二松学舎大学:キャリアセンターの役割確認日:2026-09-10 / 個別支援と正課・各種支援プログラム