看護学部は2023年開設。卒業実績と教育の目標を分ける

新潟薬科大学看護学部看護学科は、2023年に開設された4年制の学科です。2026年9月時点では、開設時の入学生が4年間を終えた卒業実績はまだありません。公式の大学情報にある2025年度卒業者の進路表にも、看護学部の卒業者の行はありません。[1] [2] [3]‌​​​‌‌​​‌‌​‌​‌‌‌​​‌‌‌‌​​​‌‌‌​​​​‌​‌​‌​‌​​​‌​‌​‌‌‌‌‌​​​​​​​‌​‌‌​‌

学科紹介には国家試験合格100%を目指す指導体制が示されていますが、これは目標です。既に卒業生が達成した合格率や就職率とは区別してください。薬学部や附属専門学校の実績を看護学部の実績として使うこともできません。[3]

大学は2027年4月に新潟科学大学へ名称変更予定と案内しています。就活や進学の書類では、提出時点の正式な大学名・学部名を大学の案内と合わせて確認しましょう。[2]

看護師と保健師では、資格の経路と応募先が異なる

学部は看護師と保健師の受験資格を得られると案内していますが、保健師は選抜制です。看護学部の学生全員が自動的に保健師受験資格を得るわけではありません。所定の履修・実習、選抜の条件、国家試験、免許取得と採用を分けて確認します。[3]

進路を比較する入口
方向最初に確認すること就職先を比べる観点
病院・診療所の看護師看護師の受験・資格取得と応募条件診療機能、新人教育、配属、勤務形態
地域・在宅の看護希望する仕事の資格・経験条件訪問等の業務範囲、同行や相談体制
行政等の保健師学内選抜と保健師課程、採用試験条件地域の健康課題、担当業務、選考内容
企業や福祉等の関連職場募集の有無、資格、実務経験対象者と役割、他職種との連携

大学が示す将来の活躍フィールドは、病院、訪問看護ステーション、企業の健康管理室、保健所・保健センターなどです。これらは将来の選択肢の紹介で、同学部の卒業生の就職先一覧ではありません。また、すべてが新卒者を募集するとは限らないため、求人を個別に確認しましょう。[3]

2年次以降は病院に隣接したキャンパスで学ぶ

看護学部の学生は、2年次から4年次に国立病院機構西新潟中央病院と廊下でつながったキャンパスで学ぶと案内されています。現役の医師や看護師から学び、実習の多くを同病院で行う教育環境です。[3]

大学には在宅生活を想定した食卓・畳の部屋・浴室などの演習設備、成人・老年看護、基礎看護、小児等の技術を学ぶ設備があります。こうした場での経験は、実際に行った演習の内容と、そこから気づいたことを分けて振り返ると説明しやすくなります。[3]

病院に隣接して学べることは教育上の特色ですが、同病院への採用や特定部署への配属が保証されるという意味ではありません。実習で感じた関心を手がかりに、他の施設も含めて仕事内容と育成体制を比較してください。

基礎実習から専門領域、チーム医療へつなぐ学び

カリキュラムは1年次に基礎看護学実習Ⅰを配置し、2年次に基礎看護学実習Ⅱや在宅看護論実習、3年次に成人・老年・小児・母性・精神などの実習、4年次にチーム医療実習や看護管理学実習等を案内しています。保健師課程に関係する科目もあるため、自分の履修対象を確認します。[3]

実習で話せる経験は「患者さんに優しくした」だけで終わらせず、何を観察し、何を考え、誰に相談し、どのように援助を見直したかを整理します。患者の反応や看護師の判断について、観察した事実と自分の推測を分けることが大切です。

実習経験を面接へ整理するメモ
項目書き出すこと
状況個人が特定されない範囲で、課題を説明する
観察何を見聞きし、どんな点が気になったか
相談教員や指導者に何を確認したか
行動助言のもとで、自分が行った工夫
学び確認できた変化と、次に改善したいこと

編集部の架空の例:「説明をしても反応が少ない場面で、理解していないと決めつけず、指導者に相談しました。説明するタイミングや言葉を見直し、確認の仕方を工夫しました」。実際の経験に置き換え、自分だけで医療上の判断を行ったような表現にしないことも大切です。

病院選びでは、配属と新人教育を具体的に聞く

希望先を比べるときは、病院の規模や知名度だけでなく、学びたい看護領域、配属の決まり方、最初の一年の研修、夜勤等を始めるまでの支援、相談相手を確認します。自分が安心して学び続けられる条件を言葉にしておくと、見学の質問が具体的になります。

説明会・見学で使える質問
知りたいこと質問例
配属希望部署と配属はどのように調整しますか
学習新人が技術を学び、振り返る機会はどう設けていますか
相談勤務中に迷ったときの相談経路を教えてください
連携他職種との情報共有に新人はどう参加しますか
働き方勤務形態や配属による違いを確認できますか

西新潟中央病院と連携した活動や、子育て・高齢者支援などの社会連携教育も紹介されています。参加した活動を振り返り、病院内のケアと退院後の暮らしをどのようにつなげて考えたかを整理すると、看護観の説明に役立ちます。[3]

国家試験と採用選考の予定を、早めに相談する

学部は科目担当教員、アドバイザー教員、国家試験対策担当教員が協働する指導体制を案内し、低学年からのキャリア形成、就職・進学の支援を掲げています。授業・実習・国家試験準備と選考が重なる時期は、予定を見えるようにして相談しましょう。[3]

大学のキャリア支援室には求人票や説明会案内があり、職種別セミナー、マナー講座、学内合同説明会なども案内されています。希望施設の募集要項と実習の振り返りを持参し、志望理由や自己PRの説明を相談できます。[4]

今週は候補の施設二つについて、応募資格、選考日程、新人教育を並べてみてください。次に実習で学んだことを一つ整理し、「この施設で学びたい看護とどうつながるか」を確かめます。卒業実績が出る前でも、必要条件と自分の経験を照合する準備は進められます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大学情報(2026年5月1日現在)確認日:2026-09-11 / 5頁中1頁と5頁のみ全文文字画像確認。1頁現4学部5学科、2025卒薬91進1就53/58.9、応用90進9就77/95.1、旧創造26進0就22/85。学校基本調査分母。医療技術看護の卒業表なし。5頁薬新卒91受験54合格59.3、標準年限入学108卒59/55合46/43別。2–4頁未使用。
  2. 大学名称変更・新学科開設の案内確認日:2026-09-11 / 全文。2023医療技術看護開設、同年生命産業創造→ビジネス。2027/4新潟科学大学へ変更予定。食農情報と現応用の対応。
  3. 看護学部 看護学科確認日:2026-09-11 / 全文。4年、2年から西新潟中央病院隣接キャンパス。1年実習、看護師保健師選抜受験資格。国試100は目標で実績なし。
  4. 就職・キャリア確認日:2026-09-11 / 全文。キャリア支援室資料、OB/OGセミナー、マナー、学内説明会、低年次から支援。

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