2023年開設の学部。就職実績はこれから確認する段階
新潟薬科大学医療技術学部臨床検査学科は2023年に開設された4年制の学科です。2026年9月時点では、開設時の入学生が4年間を終えた卒業実績はまだありません。大学の2026年5月1日時点の卒業・就職表にも、同学科の卒業者の行はありません。[1] [2] [3]
そのため、薬学部や応用生命科学部、附属専門学校の就職実績を医療技術学部の成果として使うことはできません。今は臨地実習での学び、取得を目指す資格、募集される仕事内容を確かめ、応募の準備を進める段階です。
大学は2027年4月に新潟科学大学へ名称変更予定と案内しています。また医療技術学部には同月から救急救命学科を新設する予定で、2026年8月に設置の届出が受理されています。臨床検査の在学生は、自分の所属・履修と将来の新学科を分けて確認しましょう。[2] [4]
将来の職場は、検体検査と生理機能検査から比較する
学科の公式紹介は、臨床検査技師を、医師の診断や治療に必要な検査データを測定・分析・提供する専門職として説明しています。血液や尿などを分析する検体検査と、心電図など身体機能を調べる生理機能検査では、機器や対象、患者との関わりが異なります。[3]
| 職場の方向 | 学科が示す仕事内容の例 | 求人で確認すること |
|---|---|---|
| 病院 | 検体検査・生理機能検査、チーム医療 | 担当分野、配属の決まり方、研修 |
| 診療所・健診センター | 採血や生理機能検査等 | 業務範囲、勤務形態、必要な経験 |
| 検査センター | 医療機関から送られる検体の検査 | 測定分野、精度管理、勤務時間 |
| 研究・医療関連企業等 | 検査や医学の知識・技術を使う仕事 | 募集職種、学位、資格・経験条件 |
この表は将来の仕事を比較するための整理で、卒業生の就職先一覧ではありません。病院名や企業名が実習や連携で紹介されていても、そこへの採用が保証されるわけではありません。希望する職場の実際の募集要項を確認してください。
検査の知識だけでなく、安全とデータの扱いを学ぶ
カリキュラムは1年次に生化学や解剖学等の基礎、2・3年次に臨床化学、病理、微生物、生理機能、遺伝子染色体などの検査領域を学び、4年次に臨地実習や卒業研究へ進む構成です。医療安全管理や多職種連携も扱います。[3]
学内には生理機能検査、臨床化学・血液系、微生物学などの実習設備があります。就活で設備名を挙げるだけでは、自分ができることは伝わりません。どの手順を学び、確認をどう行い、結果の解釈で何に注意したかを説明材料にします。[3]
| 観点 | 記録すること |
|---|---|
| 準備 | 検体や機器、手順をどのように確認したか |
| 測定 | 条件をそろえ、異常やばらつきにどう気づいたか |
| 判断 | 自分で判断せず、どの場面で指導者に相談したか |
| 報告 | 測定結果と推測をどう分けて伝えたか |
| 改善 | 指摘を受けて何を見直したか |
編集部の架空の例:「実習で結果にばらつきが出た際、値だけをそろえようとせず、手順と条件を記録して指導者に相談しました。確認後は、再測定の理由も説明できるようにしました」。実際に経験した範囲に置き換え、患者情報や未確認の検査結果を選考資料に載せないようにします。
4年次の臨地実習で、希望分野と職場の条件を確かめる
臨床検査学科は、4年次の5月から8月までの11週間、病院や検査センターで臨地実習を行うと案内しています。検査業務に加え、栄養サポートや感染制御などのチーム医療を学ぶ内容も紹介しています。全員が同じ部署・事例を経験するとは限らないので、自分が見学・実施した範囲を分けて記録します。[3]
実習中に進路を考える際は、忙しさや雰囲気の印象だけで判断せず、新人教育、担当検査の範囲、他職種への報告、学び続ける仕組みに注目しましょう。採用に関する質問は実習の指導と分け、大学や採用窓口が案内する方法で確認します。
学科は1年次の「コミュニケーションの基礎」で手話を学ぶことも紹介しています。相手への説明を工夫する学びと、正確な測定・分析を行う学びを両方振り返ると、どのような臨床検査技師を目指すかを具体的に話しやすくなります。[3]
卒業・国家試験・採用の準備を分けて管理する
臨床検査技師として働くための資格取得と、希望施設の選考は別に準備します。自分の卒業要件、国家試験の受験に必要な条件・手続き、応募先が求める資格の取得時期を、それぞれ担当窓口と募集要項で確認しましょう。
学科紹介にある将来の活躍分野は、すべての職場が新卒者を同じ条件で募集するという意味ではありません。研究や医療関連企業などを考える場合も、学位、専門技能、免許、実務経験のどれを求める求人なのかを個別に読みます。
内定、国家試験合格、免許取得を同じ意味で扱わないことも大切です。実習・卒業研究・受験準備と選考の予定を一つのカレンダーに入れ、無理が出そうな時点で教員に相談して調整しましょう。
少人数アドバイザーとキャリア支援を使う
医療技術学部は各学年4〜5人の学生に教員1人がアドバイザーとしてつく制度を案内しています。学業や学生生活の相談に加え、進路に向けて今の課題を整理する際にも、身近な相談先として活用できます。[3]
大学のキャリア支援室では求人票・説明会案内の閲覧、OB・OGを招いた職種別セミナー、マナー講座や合同説明会などを案内しています。希望する検査領域や職場が決まらない段階でも、求人を一つ持って相談すると、次に調べることを具体化できます。[5]
今週は求人二つを比べ、実習で学んだ工夫を一つ書き出してみてください。新学部の卒業実績がまだないことを、別学部の数字で埋め合わせる必要はありません。応募条件、学び、相談できる支援を順に確認して準備を進めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 大学情報(2026年5月1日現在)確認日:2026-09-11 / 5頁中1頁と5頁のみ全文文字画像確認。1頁現4学部5学科、2025卒薬91進1就53/58.9、応用90進9就77/95.1、旧創造26進0就22/85。学校基本調査分母。医療技術看護の卒業表なし。5頁薬新卒91受験54合格59.3、標準年限入学108卒59/55合46/43別。2–4頁未使用。
- 大学名称変更・新学科開設の案内確認日:2026-09-11 / 全文。2023医療技術看護開設、同年生命産業創造→ビジネス。2027/4新潟科学大学へ変更予定。食農情報と現応用の対応。
- 医療技術学部 臨床検査学科確認日:2026-09-11 / 全文。4年、臨地11週4年、4–5人アドバイザー、手話1年、薬看連携。将来進路は想定で実績なし。必要資格の企業職・治験等の一律表現は不使用。
- 新学科設置届出の受理(成立)について確認日:2026-09-11 / 2026/8/31本文全文。2026/8/28認可、2027/4食農情報グリーンデジタル・医療技術救急救命新設。ナビ届出中表示は古い。
- 就職・キャリア確認日:2026-09-11 / 全文。キャリア支援室資料、OB/OGセミナー、マナー、学内説明会、低年次から支援。