日大法学部の就活は、法律職だけでなく民間・公務員を分けて考える

法学部なのに法律の資格がない、ゼミの実績も目立たない。そう感じても、まずは自分が希望する職種の条件を確認してください。法律を学んだことと、法律専門職の資格があることは別です。一般企業への応募で何が必要かは、個々の募集要項から判断します。

日本大学法学部は、法律・政治経済・新聞・経営法・公共政策の5学科で構成され、法律学科には第二部も併設されています。学部名だけでひとまとめにせず、自分が学んだ内容と、進みたい分野をつなげて考えましょう。[1]

令和7年度の主な就職先:企業名と採用職種を混同しない

日本大学が公表する令和7年度卒業生・修了生の主な就職先のうち、法学部の欄には次のような掲載先があります。以下は一部の例で、順位や人数を示すものではありません。[2]

法学部欄に掲載された就職先の例
分野の整理掲載例
メーカー・建設トヨタ自動車、アサヒビール、鹿島建設
情報・交通NTTデータ、全日本空輸、東日本旅客鉄道
金融・サービス明治安田生命保険、アクセンチュア
行政等総務省、東京都庁、特別区(東京23区)
[2]

一覧には学科別の内訳、採用職種、応募方法までは示されていません。法学部から入社した人がいる企業でも、全員が法務職とは限りません。官公庁名についても試験区分や担当業務は別に確認します。現在応募できるかは、企業・官公庁の最新の募集情報で確認してください。

5学科の学びを、自分の経験から説明する

学科と経験を振り返る質問(学科構成は公式、質問は編集部作成)
学科経験を具体化する質問
法律学科事実と主張を分けて読んだ課題はあるか。根拠を確かめた過程は何か
政治経済学科制度や政策について複数の立場を比較したことはあるか
新聞学科取材・資料調査・文章の編集で、情報の確かさをどう確認したか
経営法学科企業活動の事例で、法律と事業の両方から考えた点は何か
公共政策学科地域や公共の課題を整理し、案の長所と課題を比べたことはあるか
[1]

「法学部だから論理的です」とだけ書くと、本人が何をしたかは伝わりません。授業やゼミの課題を一つ選び、最初に迷った点、確かめた資料、自分が変えた説明を示しましょう。ここに挙げた質問は、履修した全員が同じ経験を持つという意味ではありません。

公務員と民間で迷ったら、準備の違いを予定表へ書く

公務員を目指す理由が「安定していそう」だけなら、実際の仕事内容、勤務場所、異動、試験区分を調べます。民間企業も、会社名だけでなく、応募する職種と働く条件を比べてください。どちらにも良い点と自分に合わない点があり得ます。

併願を考えるための整理表(編集部作成)
確認すること公務員側民間企業側
仕事自治体・機関と採用区分の業務事業と募集職種の業務
選考受験資格、試験科目、提出書類応募条件、書類、検査、面接
日程申込期限、試験日、結果発表締め切り、面接、回答期限
準備時間必要科目と現在の学習状況企業研究と応募書類の完成度

法学部の就職支援ページには、公務員一次合格者向けの模擬面接なども案内されています。掲載された年間行事の時期が、そのまま今年の募集受付を意味するとは限りません。対象と実施日を学部の最新案内で確認します。[3]

自己PRの材料例:判例や事例を読んだ経験

例えば授業で事例を読む際、当初は結論だけを覚えていたが、説明を求められると根拠を話せなかったとします。その後、事実関係・争点・根拠を別々にメモし、分からない部分を質問して発表を直したなら、その手順を経験として整理できます。

伝える中心は「法律に詳しい」という自己評価ではなく、分からない点を切り分け、根拠を確認して説明を改善した行動です。実際には発表をしていないなら、その部分は書きません。応募先でどう生かしたいかも、その職種の仕事を調べてから考えてください。

  • 題材にした課題は何か。
  • 自分が理解できなかった点はどこか。
  • 確認した資料と、自分で判断した部分は何か。
  • 他の人から受けた助言と、自分の工夫はどう違うか。
  • 結果として確認できたことは何か。

就職指導課へは、完成前の書類と困りごとを持っていく

法学部は、予約制の個別相談で求人紹介、模擬面接、応募書類の添削等を行うと案内しています。在学中に進路が決まらず卒業後も就職を希望する人への支援も案内されています。[3]

2026年のキャンパスガイドでも、キャリア相談や応募書類添削、面接対策、活動報告書・卒業生訪問などの情報提供が紹介されています。現在の申込方法や利用条件は就職指導課の案内で確認してください。[4]

  • 応募先と職種、書類の締め切りを伝える。
  • 添削では設問と文字数も一緒に見せる。
  • 面接が不安なら、どの質問で止まるかを伝える。
  • 資格試験と就職の両立なら、試験日と応募予定を並べて持参する。

大学名への不安より、次の応募で変える点を一つ決める

選考で落ちた理由を大学名だけに決めつけると、書類や面接で改善できる部分も見えなくなります。まず応募条件、設問への回答、具体的な経験の説明を一つずつ確かめましょう。企業が公表していない学歴による選考運用は、この記事では断定しません。

今日進めるなら、学部の実績から候補を三つ選び、それぞれの募集職種と締め切りを調べ、書類か面接の相談を一つ申し込みます。逆転就活塾への相談を考える場合も、学内支援を含めて比べ、今どの準備が止まっているかを伝えてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本大学 法学部確認日:2026-09-09 / 5学科と法律学科第二部
  2. 日本大学 令和7年度卒業生の主な就職先確認日:2026-09-09 / 法学部欄の掲載先。卒業生・修了生の一覧
  3. 日本大学法学部 就職支援確認日:2026-09-09 / 予約制相談・支援内容。年間日程は最新確認が必要
  4. 日本大学法学部 2026年キャンパスガイド 就職指導課確認日:2026-09-09 / 書類添削・面接対策・卒業生情報等