日大国際関係学部の就活は、語学力だけで進路を決めない

国際関係学部にいるのに英語に自信がない、留学に行っていない、三島からどこへ就職できるか分からない。そう感じる場合も、語学の点数や海外経験だけで選択肢を決める必要はありません。まず自分の学科の公式就職先と、応募する職種の条件を確認します。

日本大学国際関係学部は国際総合政策学科と国際教養学科の2学科です。国際社会やビジネス、文化、言語などの学びから、自分が取り組んだ課題を仕事の関心につなげて考えましょう。[1]

令和7年度の学科別就職先を確認する

学部公式の令和7年度卒業生実績には、学科別に主な就職先が掲載されています。以下は一部の例で、人数や人気の順位ではありません。[2]

学科別の就職先掲載例
学科掲載例
国際総合政策学科キーエンス、鈴与、静岡銀行、JTB、沼津市
国際教養学科トヨタ自動車、日本航空、ANAエアポートサービス、三井住友銀行、良品計画
[2]

就職先の企業名だけから、海外営業、客室乗務員、通訳などの採用職種は分かりません。航空会社と空港業務を担う会社も、別の募集元として確認します。現在の募集職種や語学要件、勤務地を各社の採用情報で確かめてください。

大きな企業の名前だけで候補を選ばず、地域の企業や、自分が関心を持つ仕事内容も並べて比較しましょう。大学名への不安から応募前に諦めるのでもなく、掲載実績があるだけで応募条件を確認せずに進めるのでもなく、具体的な職種を調べることが出発点です。

就職率100.0%は、対象を確認して読む

公式ページには、令和8年5月1日現在の就職率100.0%と掲載されています。対象は「外国人留学生を除く就職希望者」であり、全卒業者に占める割合ではありません。[2]

この率から、卒業生全員が就職した、希望した会社に全員入れた、今後の学生も必ず内定する、といった結論は出せません。就職先の満足度や、個々の企業への選考通過率とも別の指標です。自分の進路を考えるときは、学科別の実績や募集条件と組み合わせて使います。

留学生の方は、この就職率の対象外であることに注意し、自分に必要な就職支援や応募条件について窓口へ相談してください。記事の数字を自分の採用可能性に置き換えないことが大切です。

2学科の学びを、自分の行動から説明する

学びと経験をつなぐ質問(学科の概要は公式、質問は編集部作成)
学科学びの観点経験を探す問い
国際総合政策学科国際社会の課題、政策や国際実務複数の立場を比べ、課題や提案を整理したことはあるか
国際教養学科異文化の理解、言語や文化言葉や前提の違いを理解し、説明を直したことはあるか
[1]

留学経験がなくても、授業で異なる地域の資料を比較した、ゼミで発表を作り直したなど、実際にしたことを振り返れます。反対に留学へ行った経験があっても、滞在した事実だけでは本人の行動は分かりません。何に困り、どう対応したかまで具体化します。

語学力を伝える際は、試験の種類や受験時期と、実際にできることを分けます。高い点数を持っていることと、特定の職務経験があることは同じではありません。応募先が求める水準は募集要項で確認してください。

ガクチカの材料例:異なる背景の相手に説明を直す

例えば授業の共同発表で、ある地域の習慣を紹介した際、聞き手が前提となる制度を知らず、説明が伝わりにくかったとします。自分が用語と背景を整理し、最初に短い説明を加え、具体例を変えた経験です。

ここで伝えるのは「国際感覚があります」という大きな自己評価より、相手がどこで分からなくなったかを確かめ、説明を直した行動です。実際に相手の理解を確認していないなら、伝わったという結果は書かず、修正した内容と今後確かめたいことを分けます。

  • 取り組んだ課題と、自分の担当。
  • 相手と前提が違った点。
  • 確認した資料や質問した内容。
  • 説明・資料を変えた理由。
  • 確認できた反応と、まだ分からないこと。

三島からの就活は、勤務地と移動の負担も比較する

国際関係学部のキャンパスは静岡県三島市にあります。応募先を探すときは、働く場所だけでなく、選考会場やオンライン選考の可否を企業ごとに確認し、授業・実習と移動の予定を合わせて整理しましょう。[1]

応募先比較メモ(編集部作成)
確認すること書き込む内容
仕事と勤務地初期配属、転勤、希望地域の扱い
選考の形式オンラインか対面か、会場と必要回数
時間と費用移動時間、交通費、授業との重なり
応募の期限書類・試験・面接の予定
情報が足りない点説明会や相談で質問すること

「国際」と付く学部だから海外勤務を目指さなければいけないわけではありません。地元で働きたい場合も、その地域の企業でどんな仕事があるかを調べ、学んだことをどう生かしたいか考えてください。

図書館兼本館1階の就職指導課へ相談する

学部の就職指導課は図書館兼本館1階にあり、個別相談、応募書類の添削、模擬面接、求人紹介などを案内しています。キャリアカウンセラーの相談は予約制で、窓口または電話で予約する方法が紹介されています。[3]

公式ページには対面相談とWEB面談の案内があるため、予約する際に自分が希望する支援の実施形式を確認してください。相談内容、書類の締め切り、希望職種を伝えると、必要な準備を相談しやすくなります。

逆転就活塾への相談を検討する場合も、学内支援と比較し、語学への不安、企業選び、書類、面接のどこで困っているかを分けて伝えましょう。まずは学科別実績から候補を選び、募集要項を一つ読み、自分の経験を一つメモするところから進めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本大学 国際関係学部確認日:2026-09-09 / 2学科の構成と学び、三島のキャンパス
  2. 日本大学国際関係学部 就職実績確認日:2026-09-09 / 令和7年度学科別実績、令和8年5月1日現在の率。外国人留学生除く就職希望者が対象
  3. 日本大学国際関係学部 就職指導課の紹介確認日:2026-09-09 / 図書館兼本館1階、予約方法。対面とWEBの案内あり形式は要確認