日大商学部の就活は、商業・経営・会計で自分の材料を分けて探す

「商学部にいるけれど、会計の資格も、起業経験もない」。その場合も、資格や特別な実績だけで応募先を決める必要はありません。日大商学部の公式資料には学科別の就職先があり、自分の学科の先輩がどのような企業に進んだかを調べられます。

商学部は商業学科・経営学科・会計学科の3学科です。商品やサービスの取引、組織の運営、会計など、学びの中心が異なります。授業やゼミで自分が取り組んだことと、応募先の職種の接点を考えましょう。[1]

2025年度の学科別就職先を確認する

学部公式の「2025年度学科別の主な就職先」には、次の企業等が掲載されています。これは掲載例であり、人数の順位や採用の難易度を表すものではありません。[2]

学科別の主な就職先からの抜粋
学科掲載例
商業学科NTTドコモ、大塚商会、三井住友信託銀行、アクセンチュア
経営学科カプコン、オービックビジネスコンサルタント、オリエンタルランド、伊藤園
会計学科日本電気(NEC)、三井住友銀行、有限責任監査法人トーマツ、森永製菓
[2]

就職先の法人名が分かっても、実際の採用職種や入社時点の資格まではこの表にありません。監査法人への就職を、全員が公認会計士として採用された実績と決めつけないようにします。グループ名で掲載されているものは、個別法人の募集条件を別に確認してください。

卒業者と就職者の人数を、率の定義と分けて読む

商学部の情報公開ページには、2025年度の卒業者1,150人、就職者977人が掲載されています。以下は学科別の男女の数値を合算した人数です。大学院修了者の表とは分けて読んでいます。[3]

2025年度の卒業者・就職者(学部)
学科卒業者就職者
商業学科607人540人
経営学科311人254人
会計学科232人183人
合計1,150人977人
[3]

就職者の中には企業等、公務員、教員が含まれます。また、卒業者の中には進学・留学や就職活動を続けている人などもいるため、この人数だけから「就職を希望した人の何%が就職したか」は計算できません。率を比較する際は、何を分母にしているかを確認します。

学科間の人数差を、そのまま就職の有利・不利と結び付けるのも避けます。卒業者数や進路の選択が異なるため、まず自分が希望する職種と準備を確認してください。

学科の特徴を、経験と職種をつなぐ質問に変える

学科別の振り返り方(学科の学びは公式、質問は編集部作成)
学科学びの観点自分の経験を探す質問
商業学科商品・サービスの取引やマーケティング等顧客や利用者を想定して、提案を直した経験はあるか
経営学科企業や組織の運営、戦略等役割分担、意思決定、運営上の課題をどう整理したか
会計学科簿記・財務会計・管理会計等数値や前提を確かめ、分かりやすく説明したことはあるか
[1]

授業を履修した事実だけでは、自分の行動までは伝わりません。例えばグループで事業案を作ったなら、アイデアを出した人、調査した人、資料を作った人の役割を分け、自分が担当したところを具体化します。

会計の資格に向けて勉強中であれば、合格前は勉強中として説明します。経営を学んだから新卒で経営企画へ配属される、商業学科だから商品企画へ行ける、といった配属の保証もありません。現在の募集職種と配属方針を確認しましょう。

ガクチカの材料例:提案の数字を確かめ直した経験

例えばゼミの事業提案で、班の案に収入の見込みだけがあり、必要な費用が整理されていなかったとします。自分が費用項目を洗い出し、見積もりの前提を班で確かめ、実行できる範囲へ案を直したなら、その行動を経験の材料にできます。

実際の販売をしていないなら「利益を出した」とは書けません。提案の見直しと事業の実績を分けて、「どこを問題と考え、何を確かめ、提案をどう直したか」を説明します。数字の出典や、誰の助言を受けたかも明確にしてください。

  • 最初の案で、何が不足していたか。
  • 自分はどの資料や数値を確認したか。
  • 班の意見が違った場合、どう整理したか。
  • 修正の結果、何を説明できるようになったか。
  • まだ実証できていない点はどこか。

学部の動画講座・書類添削・面接練習を使う

商学部の就職支援ページでは、就職指導課員による相談、書類添削、面接練習、動画コンテンツなどが案内されています。動画は商学部学生向けで、就職活動の進め方や応募書類、面接等のテーマが用意されています。[4]

動画で基本を確認してから、自分の回答と困っている箇所を個別相談へ持っていくと、相談したい内容を絞れます。企業人事担当者による模擬面接会も案内されていますが、現在の募集・実施日は学部のお知らせで確認してください。[4]

相談に持っていくもの(編集部作成)
相談内容用意する材料
企業選び気になる職種、勤務地、候補企業の募集要項
応募書類設問、文字数、下書き、締め切り
面接応募先、職種、答えに詰まった質問
資格と就職の両立学習予定、試験日、応募期限

自分の学科の実績から、今週の応募準備へ進む

日大商学部からの就活に不安があるなら、まず学科別の就職先を開き、気になる企業の募集職種を調べましょう。応募条件を確認したうえで、授業・ゼミ・アルバイトの経験を一つ具体化し、添削か面接の相談につなげます。

大学名だけで選考結果の理由を断定することはできません。逆転就活塾へ相談する場合も、学内支援と比較し、どの準備が進まず、何を手伝ってほしいかをまとめてください。資格の有無や派手な肩書だけではなく、今ある経験から伝えられる行動を探していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本大学 商学部確認日:2026-09-09 / 3学科の学び
  2. 日本大学商学部 2025年度学科別の主な就職先確認日:2026-09-09 / 商業・経営・会計学科の各欄。職種・人数は不明
  3. 日本大学商学部 情報公開確認日:2026-09-09 / 2025年度学部卒業者の進路。男女合算で学科別人数を掲載
  4. 日本大学商学部 就職支援確認日:2026-09-09 / 相談・添削・面接練習・学部生向け動画等