南山大学総合政策学部の就活は、取り組んだ問題を具体的に伝える

南山大学総合政策学部は、文明論を学びの基礎とし、国際政策・公共政策・環境政策を学ぶ構成です。問題への関心から出発し、複数の学問分野を通して原因や解決の方向を考えることを重視しています。[4] [5]​‌​‌​‌‌‌‌​​​‌​‌​‌​​​​‌​​​​‌‌‌‌‌​​​‌​‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌​‌​​‌​‌​​‌​​​​‌‌​

2025年度は卒業者288人、就職希望者268人、就職者263人で、就職率は98.13%です。就職先の業種は製造、商社・流通、サービス、情報通信、金融、公務などに広がっています。[1] [2]

学部名に「政策」とあっても、公務員だけを目指す学部ではありません。就活では、どんな問題を調べ、誰の立場を考え、どのように提案を組み立てたかを説明すると、自分の学びが伝わりやすくなります。

就職率98.13%と卒業者288人の進路を分けて読む

2025年度・総合政策学部卒業者の進路
項目人数・割合
卒業者288人
就職希望者268人
就職者(自営業主を除く)263人
大学院進学者4人
就職率98.13%
卒業者に占める就職者の割合91.32%
[1]

98.13%は、就職者263人を就職希望者268人で割った数値です。卒業者全員を分母にした割合は91.32%で、公務員試験の合格率や希望職種への採用率ではありません。[1]

就職希望者と就職者の差は5人です。卒業者から就職者を引いた全員が就職未決定という意味にはならず、進学などの進路を区別する必要があります。

高い就職率が示されていても、仕事内容や勤務地が自分に合うかは別に考えます。過去の集計は進路を調べる材料として使い、現在の選考や採用条件は応募先の公式情報で確認してください。

製造63人、商社・流通46人など、民間企業にも幅広い実績

2025年度・総合政策学部の業種別人数から抜粋
業種人数
製造63人
商社・流通46人
サービス32人
マスコミ・情報通信29人
金融・保険27人
公務21人
[2]

業種別の合計は264人です。この表は自営業主・現職者を含み、一時的な就職者等を除きます。総合政策学部では自営業主1人を含むため、自営業主を除く就職者263人とは合計が異なります。[1] [2]

公務21人という実績がある一方、民間企業の業種にも多数の就職者がいます。公共政策を学んだことと、行政機関だけを候補にすることは同じではありません。企業と地域社会の関係など、自分の関心から仕事を探してみましょう。

環境分野への関心も、特定の業種名だけで判別できません。企業の取り組みと募集職種の仕事がどうつながっているかを調べ、入社すれば必ず希望分野に配属されると考えないようにします。

企業・自治体の掲載例は、学部別の実績として確認する

2025年度・総合政策学部の就職先掲載例
就職先人数
名古屋市人事委員会6人
トヨタ自動車5人
豊田自動織機1人
あいちフィナンシャルグループ(あいち銀行)2人
大垣共立銀行2人
[3]

企業別資料の総合政策学部の男女別欄を合計しています。大学全体の人数とは異なり、配属や採用職種の内訳はこの表から分かりません。[3]

名古屋市人事委員会という表記は大学資料の掲載区分です。就職者全員の配属が人事委員会という意味ではありません。自治体の仕事を調べる場合は、希望する採用区分と担当し得る業務を確認します。

民間企業についても、政策や環境に関わる部署への配属実績と解釈することはできません。企業研究では事業内容に加え、募集職種、働く場所、入社後の育成や配属に関する説明を読みましょう。

3年次に選ぶ三つのコースと、就活で伝える学び

公式案内に示された三つのコース
コース扱う課題の方向性
国際政策アジアを中心とする地域の問題や国際関係
公共政策国・自治体・企業・地域の組織と活動に関わる問題
環境政策エネルギー、地球温暖化、ごみ問題等
[4]

学部のカリキュラムでは、2年次に各コースの科目を幅広く学び、3年次に一つのコースを選択します。ゼミ形式のプロジェクト研究で具体的な政策課題を選び、4年次には卒業論文へ進む構成です。[4] [5]

コース名を説明するだけでは、何に取り組んだ学生なのかが伝わりにくい場合があります。自分の課題を一つ選び、その背景、関係する人、調べた方法、考えた提案の順に説明してみましょう。

例えば国際的な課題であれば、国名の知識だけでなく、制度や価値観の違いをどう考えたかが振り返りになります。公共や環境の課題でも、異なる立場の利点と負担をどう整理したかを、自分の行動に沿って伝えます。

フィールドワークは、訪問先より調べ方と学びを具体化する

総合政策学部は、国内外のフィールドワークや研修を通して、調査・分析の方法や多様な人との協働を学ぶ方針を示しています。学科案内にも、調査と分析、総合政策外国語、政策実践の科目が紹介されています。[4] [5]

こうした活動に参加した場合は、どこへ行ったかだけでなく、事前に何を調べ、現地で何を確かめ、予想とどこが違ったかを振り返ってください。相手の話を聞いて、自分の前提を見直した経験も説明材料になります。

実地調査の経験を整理する問い
段階振り返ること
準備どんな疑問を持ち、何を調べてから訪ねたか
観察・対話どんな立場の人や場面から情報を得たか
整理意見や情報が異なる点をどう扱ったか
提案何を優先し、どんな制約を考えたか
振り返り現地で分かったことと、未確認の点は何か

編集部の架空の例です。「地域の課題を調べた際、利用する人と運営する人で重視する点が違いました。双方の意見を整理し、提案の条件と残る課題を発表しました」。実際に行っていない活動を経験として使わず、自分の行動に置き換えてください。

フィールドワーク未経験でも、授業の文献調査やプロジェクト研究で考えたことを伝えられます。活動の規模より、自分が根拠を確かめ、考えを修正した過程を明確にすることが大切です。

「問題解決力」は、提案と実施の範囲を分けて話す

総合政策学部は、異なる価値観を尊重した対話や、多様な人と協働し、政策を立案する力を教育方針に掲げています。[4]

就活でこの学びを伝える場合も、大学の教育目標をそのまま自分の能力として書くのではなく、実際の行動で裏付けます。「協働した」なら、誰と何を分担し、意見の違いをどう扱ったかを説明しましょう。

政策案を授業で発表した経験と、実際に採用されて地域の問題を解決した実績は別です。調査、提案、実施、効果の確認のうち、どこまで自分が行ったかを正確に伝えてください。

結果が出ていない研究でも、提案の限界を認識したことや、次に調べる点を整理したことは話せます。根拠のない成果や数値を足すより、判断の理由が分かる説明を目指します。

候補の比較と経験の説明を、学内支援で点検する

PORTAでは、企業・求人情報、採用実績、就職活動体験記、イベント等の確認方法が公開ガイドに案内されています。学部や業界を手がかりに調べ、現在の募集条件は採用主体の公式案内で確認しましょう。[7]

キャリア面談は対面・Zoom・電話に対応し、進路や企業選び、応募書類の添削、模擬面接等を相談できます。原則として窓口か電話で予約し、相談日の1開室日前16時までに相談内容や添削等の資料を送る案内です。[6]

面談前に、民間企業と公務を含めて気になる候補を三つ並べ、仕事内容と必要な準備を比較してみてください。進路に迷う理由が業界なのか、仕事の内容なのか、勤務地などの条件なのかを整理すると相談が具体的になります。

総合政策学部の学びを一言で説明し切ろうとせず、自分が取り組んだ問題を一つ伝えるところから始めましょう。調べ、異なる立場を考え、提案を見直した経験を、希望する仕事との接点へつなげていきます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度・卒業者の就職状況確認日:2026-09-10 / 総政288希望268就263院4率98.13卒比91.32。自営除外。
  2. 2025年度・業種別就職状況確認日:2026-09-10 / 総政264自営1含。製63商46サービス32情報29金融27公21。
  3. 2025年度・企業別就職状況確認日:2026-09-10 / p6Toyota総女5、自織男1女0。p17あいち男1女1大垣男1女1。p27市人事男1女5。画像確認。
  4. 総合政策学部確認日:2026-09-10 / 文明論、国際公共環境3コース3年選択、調査方法と国内外field、卒論。
  5. 総合政策学科確認日:2026-09-10 / 調査分析政策実践、3年ゼミプロジェクト研究、理論実践、多様な視点。
  6. キャリア面談確認日:2026-09-10 / 対面Zoom電話、原則窓口電話予約、前開室16時資料。
  7. PORTA利用ガイド確認日:2026-09-10 / 求人実績体験記イベント公開説明。ログイン内未閲覧。

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