南山大学法学部の就活は、企業・公務・法曹を分けて準備する

南山大学法学部は法律学科の中に、法学一般、法律専修、司法特修の3コースを設けています。2年次に将来の進路を考えて選び、法律の知識だけでなく、問題を整理し、根拠を示して議論する力を学びます。[4] [5]​‌​​​‌‌‌‌​​​​​​‌​​​‌​‌‌‌‌​​​​​​​​‌​‌‌​‌​​​‌​‌‌‌​‌​​​​​​‌‌‌‌​​‌‌​

2025年度は卒業者272人、就職希望者254人、就職者251人で、就職率は98.82%です。大学院進学者は6人います。業種別では公務63人のほか、製造、金融・保険、サービス等にも進んでいます。[1] [2]

法学部だから全員が法律専門職や公務員になるわけではありません。自分が関心を持つ仕事と、必要な試験・資格・学修の条件を分けて考えると、準備の優先順位を決めやすくなります。

就職率98.82%と、卒業者272人の進路を確認する

2025年度・法学部卒業者の進路
区分人数・割合
卒業者272人
就職希望者254人
就職者(自営業主を除く)251人
大学院進学者6人
就職率(就職者÷就職希望者)98.82%
卒業者に占める就職者の割合92.28%
[1]

98.82%は251人を254人で割った数値で、卒業者272人全員を分母にしたものではありません。公務員試験の合格率や、法曹資格の取得率とも異なります。[1]

就職希望者と就職者の差は3人ですが、卒業者から就職者を引いた全員がその3人に当たるわけではありません。進学者など、就職以外の選択も含めた進路として読みましょう。

大学院進学者6人について、この集計には進学先の種類や専攻の内訳がありません。全員が法科大学院へ進んだという読み方はせず、具体的な進路は別の公式情報で確認する必要があります。[1]

公務63人に加え、製造・金融・サービスにも就職している

2025年度・法学部の業種別人数から抜粋
業種人数
公務63人
製造43人
金融・保険40人
サービス31人
商社・流通24人
マスコミ・情報通信22人
[2]

業種別の法学部合計は251人です。表全体は自営業主や現職者を含み、一時的な就職者等は含めない定義で、法学部では前節の就職者数と合計が一致しています。掲載業種を採用職種と混同しないようにします。[1] [2]

公務は就職者251人の約4分の1ですが、63人が同じ採用試験や職種を選んだわけではありません。希望する組織の仕事、試験区分、出願条件を確認してください。

民間企業に関心がある場合も、法務という名前の職種だけに候補を絞らないことが大切です。営業や事務、企画などの募集でも、自分の学修経験がどこで生きるかを仕事内容から考えます。学部の学びだけで実務能力が完成していると主張する必要はありません。

企業・官公庁の具体例は、法学部の人数で読む

2025年度・法学部の就職先掲載例
就職先(大学資料の表記に基づく)人数
名古屋市人事委員会9人
愛知県人事委員会4人
名古屋国税局4人
名古屋地方裁判所3人
愛知労働局3人
三菱UFJ銀行3人
トヨタ自動車1人
[3]

人数は企業別資料の法学部の男女別欄を合わせています。人事委員会という表記は大学の掲載区分を示し、入職後の配属部署が人事委員会という意味ではありません。職種や配属先はこの表から確認できません。[3]

また、裁判所へ就職した人数を裁判官の人数として扱うことはできません。官公庁・企業の名前と、採用された職種を分けて理解してください。公務員としての仕事内容を知りたい場合は、希望する採用区分の説明を読みます。

大手企業への就職例もありますが、法務部門への配属や毎年の採用を保証する情報ではありません。現在の募集職種、応募条件、選考方法を調べ、自分の希望と合うかを比較しましょう。

3コースは、進路を考えるための学びの方向性

公式案内に示された3コースの方向性
コース主な進路の方向
法学一般コース民間企業、警察官・消防官、学校教員等
法律専修コース国家機関・自治体の公務、法律に関わる資格職等
司法特修コース裁判官・検察官・弁護士等の法曹を目指す学修
[4] [5]

コースに所属すること自体が、資格取得や採用を意味するわけではありません。途中で関心が変わった場合も、現在の履修と次に必要な準備を担当教員・窓口へ相談してください。

法律学科では、公法、民事法、刑事法に加え、労働法、知的財産法等の分野や、政治・経済等の隣接領域も学びます。進路を決めるときは、「どの科目のどんな問題に関心を持ったか」を振り返ると、仕事への希望を言葉にしやすくなります。[5]

例えば制度の運用に関心があるのか、企業と取引の関係に関心があるのか、人の権利に関わる課題を深めたいのかを分けて考えます。科目名を仕事へ一対一で当てはめず、学んだ問いと実際の業務の接点を調べましょう。

少人数ゼミでの調査と議論を、自己PRの根拠にする

法律学科は1年次から4年次まで、1クラス20人程度以内の少人数ゼミを開講しています。1年次のベーシック演習で資料をまとめ発表・議論する方法を学び、2年次のミドル演習、3・4年次の演習へ進む構成です。[5]

法学の経験を伝えるときは、「論理的思考力があります」と結論だけを述べるより、どんな事実や資料を確認し、意見が分かれた点をどう整理したかを説明します。法的な専門用語を知らない相手にも理解できるように、テーマの背景を短く添えてください。

ゼミの経験を整理する問い
項目振り返ること
問題何が争点になっていたか
資料条文・判例・文献等をどう確認したか
比較異なる意見にはどんな根拠があったか
自分の判断何を重視して説明を組み立てたか
振り返り指摘を受け、何を考え直したか

編集部の架空の例です。「同じ事例について意見が分かれたため、前提となる事実と評価を分けて整理しました。資料の根拠を比較し、反対意見への応答を発表に加えました」。自分が実際に行った範囲へ置き換えてください。

授業内の事例検討と、実際の法律業務として問題を解決した経験は別です。学生としての学びを正確に伝え、架空の相談実績や資格を加えないようにしましょう。

民間・公務・進学を並行するなら、締切と必要な準備を見える形にする

進路別に整理する準備
方向先に確認すること
民間企業職種、提出書類、面接、選考日程
公務採用区分、受験資格、試験内容、申込期限
法科大学院等への進学出願資格、入試、学修内容、費用と期間
資格に関わる仕事必要な資格と、取得までの条件

この表は編集部の準備案です。試験や入試の科目・要件は応募先の最新要項で確認し、過去の体験談だけで決めないようにします。

並行する場合は、筆記の学修だけでなく、応募書類や面接の準備時間も予定へ入れます。「公務員になりたい」「法律を生かしたい」の先に、どの組織で何をしたいかを考えておくことが必要です。

まだ決め切れない場合は、三つの候補を同じ項目で比較しましょう。仕事内容、必要な準備、費用と期間、働く場所を書き出すと、迷っている理由が具体的になります。

PORTAとキャリア面談を使って、経験と志望理由を点検する

PORTAでは企業・求人情報、採用実績、就職活動体験記、学内イベント等を検索できます。関心のある企業や業界を調べる入口として利用し、最新の募集条件は採用主体の公式案内で確認しましょう。[7]

キャリア面談では進路選択、企業選び、応募書類の添削、模擬面接等を相談できます。対面、Zoom、電話に対応し、予約は原則として窓口か電話です。相談日の1開室日前16時までに相談内容を送り、添削等の資料を添付する案内があります。[6]

学内のコース・履修や専門の学修は教員・学部担当へ相談し、自己PRの伝わり方はキャリア面談も利用します。ゼミ経験の説明と候補の比較表を持参すると、何を調べ直すべきかを明らかにしやすくなります。

今週は関心のある仕事や進学先を三つ調べ、ゼミで考えた問題を一つ説明してみましょう。南山大学法学部で学んだ、根拠を確かめ議論する姿勢を、自分の行動に結び付けて伝えることが準備の出発点です。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度・卒業者の就職状況確認日:2026-09-10 / 法272希望254就251院6率98.82、卒比92.28。自営除く。
  2. 2025年度・業種別就職状況確認日:2026-09-10 / 法251公務63製造43金融40サービス31商流24情報22。現職含一時的除外。
  3. 2025年度・企業別就職状況確認日:2026-09-10 / p26–27画像法男女確認。名古屋市人事9、愛知県人事4(小中職別)、名古屋国税4地裁3、愛知労働3。p17UFJ女3、p6Toyota女1。
  4. 法学部確認日:2026-09-10 / 3コース2年選択、学部法的検討論理議論価値尊重。
  5. 法律学科確認日:2026-09-10 / 1–4少人数20程度以内ゼミ、ベーシック/ミドル/3–4プログレッシブアドバンスト。法学一般/法律専修/司法特修。
  6. キャリア面談確認日:2026-09-10 / 進路選択ES面接、対面Zoom電話、窓口電話予約、前開室16時資料。
  7. PORTA利用ガイド確認日:2026-09-10 / 求人企業実績体験記イベント等。ログイン内未読。

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