就職と大学院進学を分けて確認する

2026年卒・農学部の公表値
項目人数・割合
卒業者356人
就職者272人
大学院進学者76人
就職率99.3%
実就職率97.1%
[1]

就職率は就職希望者を分母とし、実就職率は「卒業者-大学院進学者」を分母とします。学科別の就職率は生物資源100.0%、応用生物化学100.0%、生物環境科学98.1%です。率の差で自分の採用可能性を決めず、希望する仕事と必要な準備を確かめましょう。[1]‌​​​‌​​​​​​‌‌‌​​​​​‌‌​‌​​‌‌‌​​‌​​​‌‌‌​​​‌​​‌​‌​‌​‌​‌​​‌​​‌‌​​‌​‌

食品・農業だけに限らない就職先を読む

2026年3月卒の主な就職先から抜粋(大学院を含む一覧)
分野掲載例
食品・飲料等味の素、カルビー、森永乳業、ヤクルト本社、宝酒造
生物・医療関連等カネコ種苗、ホーユー、メニコン、鳥羽水族館
公的機関等農業・食品産業技術総合研究機構、農林水産消費安全技術センター、農林水産省植物防疫所、愛知県庁(農学・林学)
[2]

一覧は大学院修了者も含み、学科別の採用人数や職種は分かりません。食品企業への掲載を商品開発職、研究機関への掲載を特定の研究職の実績と読み替えず、募集する学位・専門分野・担当業務を確認します。

生物資源:育てる過程と、分析・利用をつなぐ

生物資源学科は生物生産、遺伝育種、生物保護、経営・経済を扱い、食料の生産から流通までを学びます。栽培・飼育した生物を試料として分析する実験や農場実習も紹介されています。[4]

実習の説明では、作業をした量より、管理する条件をどう考えたかを振り返ります。生育や測定の違いに気づいたとき、記録を見直した、担当者に確認したといった行動を整理しましょう。農や食を支える仕事にも生産、技術支援、販売、流通などがあるので、関心のある工程から候補を調べられます。

応用生物化学:分子や成分から、働きを考える

応用生物化学科は化学を基盤に生命現象や食品の機能を探究し、バイオ、医薬品、化粧品などにつながる分野を学びます。卒業研究では仮説を立て、実験を計画・実行する学びが紹介されています。[5]

研究を説明する際は、何の働きを確かめたいのかを先に伝え、そのためにどんな比較や測定を行ったかを話します。食品・化粧品に興味があっても、研究開発、品質、生産、営業では仕事が違います。好きな製品から始めて、その製品を支えるどの役割に関わりたいかを調べましょう。

生物環境科学:観察の範囲と、評価の条件を説明する

生物環境科学科は生態系の保全・管理、環境影響の評価、環境修復や緑地などを学び、里山から奥山、附属農場などでの実習を紹介しています。[6]

野外調査では場所・季節・観察条件によって結果が変わります。就活で話すときも、何をどの範囲で調べ、どんな限界があったかを説明できるようにします。「自然が好き」という気持ちから、調査、評価、管理、地域への説明など、仕事として続けたい作業へ具体化してみましょう。

研究発表を、専門外へ伝える練習に使う

農学部は三学科の四年生による卒業研究発表会を開催し、学科や研究室を越えて研究を知る機会を設けています。附属農場や温室、実験設備を使った学びも紹介しています。[3]

発表資料を見直し、異なる分野の人にも研究の目的が伝わるかを確認しましょう。説明が伝わらなかった経験があれば、どの用語を言い換え、どの図を加えたかを整理できます。研究成果だけでなく、相手に合わせて根拠を伝える工夫も、面接で話せる経験です。

実験・調査を五項目でまとめる

編集部の経験整理
項目書く内容
目的何を知りたかったか
方法試料、調査場所、比較した条件
担当自分が行った記録・操作・分析
判断確認できたことと解釈
次の課題追加で調べること

編集部の架空の回答例です。「同じ条件のはずの実験で結果が違ったため、私は操作記録を見直しました。試料の扱い方に確認すべき点があると考え、次の実験でそろえる項目を整理しました。原因の確定には至っていませんが、記録をもとに検証を進める姿勢を学びました。」

自分の経験に置き換え、何を測定したかを補います。結果が出ていない研究でも、実施した作業と次の検証を分ければ、現在の取り組みを伝えられます。

学部卒の就職と、研究を続ける進学を比較する

編集部の進路比較
方向確認する条件
企業職種、学位・専門、配属、研修
大学院研究テーマ、指導体制、入試、費用
公務・教育等募集区分、必要資格、試験日程

大学院進学者がいることと、自分に進学が必要かは別の判断です。希望する職種の募集条件を確かめ、研究を深めたい問いを教員と相談しましょう。一般企業でも、専門を直接使う仕事と、専門を理解して顧客や現場を支える仕事の両方を調べられます。

実験一つと募集二件を相談へ持参する

キャリアセンターは個別指導担当制、求人検索、OB・OG相談、選考対策などを案内しています。[7]

今日は実験・調査の目的と担当を三行にまとめ、気になる二件の募集条件を並べます。研究の方向は教員に、仕事の比較や説明の伝わり方はキャリア支援担当に相談しましょう。大学名への不安だけで応募先を狭めず、自分が学んだ過程と、関わりたい仕事を具体的につなげていきます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 農学部 就職・進路状況確認日:2026-09-10 / 2026卒356就272院76、就99.3実97.1
  2. 名城大学 就職・進路実績確認日:2026-09-10 / 2026Mar企業大学院含む
  3. 名城大学 農学部確認日:2026-09-10 / 三学科、附属農場、学部合同卒業研究発表
  4. 生物資源学科確認日:2026-09-10 / 生産から流通、栽培飼育と分析、四分野
  5. 応用生物化学科確認日:2026-09-10 / 化学から生命食品、仮説と実験、香粧品等
  6. 生物環境科学科確認日:2026-09-10 / 保全管理、環境影響評価、里山奥山農場実習
  7. 名城大学 キャリアセンター確認日:2026-09-10 / 担当制、求人、OB/OG、選考準備

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