政策学科と、旧地域行政学科の実績を分ける
大学の学位に関する公表では、地域行政学科を2025年度以前入学者、政策学科を2026年度以降入学者に対応させて記載しています。学部の現行案内でも政策学科を掲載し、地域行政学科は募集停止と表示しています。入学年度によって学科が異なることを確かめましょう。[1] [2]
2025年度の卒業生の就職資料に載っているのは、政治学科、経済学科、地域行政学科です。政策学科の新しい学びを調べる場合も、旧学科の卒業実績を政策学科の実績へ移してはいけません。在学生は自分の入学年度の履修案内に沿って確認します。[3]
| 資料上の学科 | 就職率 | 対象の注意 |
|---|---|---|
| 政治学科 | 98.9% | 就職希望者が分母 |
| 経済学科 | 99.0% | 就職希望者が分母 |
| 地域行政学科 | 96.6% | 政策学科の卒業実績ではない |
上記は2026年5月1日現在の調査で、就職希望者は就職者と就職活動継続中の人の合計です。学科ごとに人数が異なるため、三つの割合を単純平均して学部全体の就職率とすることも避けます。[3]
民間企業と公務への進路を、同じ年度で見る
大学の2025年度就職データは、2025年9月・2026年3月の卒業者を対象としています。政治経済学部は卒業者1,151人、就職者1,031人、大学院進学22人と掲載されています。就職者数と卒業者数の差が、そのまま就職活動中の人数になるわけではありません。[4] [5]
| 業種 | 人数 | 学部就職者に対する割合 |
|---|---|---|
| 情報通信業 | 241人 | 23.4% |
| 金融業・保険業 | 215人 | 20.9% |
| 学術研究・専門・技術サービス業 | 128人 | 12.4% |
| 製造業 | 122人 | 11.8% |
| 公務 | 61人 | 5.9% |
公務への進路は掲載されていますが、政治経済学部の卒業生全員が公務員を目指すわけではありません。また、公務の割合は就職者1,031人に対する構成であり、公務員試験の合格率ではありません。業種から個人の担当職種も分からないため、希望する職務は募集元で確認します。
学部で扱う社会の課題を、企業の事業や行政の仕事がどのように解決しようとしているかを調べると、進路の比較が具体的になります。金融か公務かという名称だけでなく、関わる人、提供するもの、仕事の進め方へ目を向けましょう。
主な就職先と採用試験の区分を確認する
2025年度の「政治経済学部 主な就職先30社」には、みずほフィナンシャルグループ18人、東京特別区12人、三菱UFJ銀行12人、アクセンチュア11人、国家公務員(一般職)11人、りそなグループ11人などが掲載されています。東京都庁は8人と示されています。[4] [6]
国家公務員は資料にある「一般職」という区分を保持し、総合職の人数として扱いません。東京特別区と東京都庁も別の行です。民間企業では、グループ名の人数を特定の子会社一社の採用人数へ読み替えないようにします。[6]
同じPDFにある政治経済学研究科の進路は別集計です。ここで示す学部の主な就職先は、現在の募集一覧でも、希望者が何人応募し何人採用されたかを示す表でもありません。大手企業や公的機関の合格可能性を大学名や実績人数だけで予測しないようにしましょう。
候補を調べる際は、正式な採用区分、選考方法、日程、必要書類を記録します。大学の進路実績は興味を広げるために使い、応募条件は各企業・機関の現行案内で確かめてください。
民間企業と公務員は、仕事内容と準備負担を比べる
両方の進路に関心がある場合は、早い段階で一方を否定するより、自分が関わりたい課題と、各選択肢に必要な準備を並べてみましょう。以下は編集部の提案であり、特定の企業や自治体の採用条件ではありません。
| 比較すること | 調べる問い |
|---|---|
| 解決したい課題 | 誰のどのような困り事に関わるのか |
| 自分の役割 | 事業・サービス・制度のどの部分を担当するのか |
| 求められる力 | 応募書類や試験で何を確認されるのか |
| 準備の予定 | 試験勉強・企業研究・提出日程を両立できるか |
| 勤務条件 | 勤務地・異動・配属の説明はどうなっているか |
併願する場合も、志望理由を一つの文章で使い回すのではなく、その仕事を選ぶ理由を個別に考えます。「社会に貢献したい」という思いが共通していても、なぜその事業や機関で、どのような役割を担いたいかは異なります。
日程が重なるときは、どちらも何となく準備するのではなく、必要な学修量と提出物を洗い出します。試験方式や募集日程は変更されることもあるため、過年度の先輩の予定だけで決めないようにしてください。
政治・経済の学びを、根拠を使って考えた経験へ
政治学科の紹介は、政治現象を事実と理論から分析し、歴史・制度・文化など複数の視点から理解する学びを説明しています。経済学科も、政治学や社会学などを併せて学び、多面的に経済事象を分析する教育を掲げています。[7] [8]
自己PRでは、学部の教育目標をそのまま自分の能力として語るより、具体的な研究や発表を選びます。何に疑問を持ち、どの資料を確かめ、意見の違いをどう整理したかを説明すると、学びの過程が伝わります。
編集部の架空の例です。「地域の課題を調べる発表で、私は二つの資料が違う結論を示す理由を確認しました。調査時期と対象を比べると、そのまま優劣を判断できないと分かりました。グループでは比較条件をそろえた表を作り、結論の限界も示して発表しました。」
これは明治大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換え、実施していない調査や政策提言を加えないようにします。論文や統計を読んだだけの場合も、実際に住民へ聞き取りをしたかのように話さず、自分が行った範囲を示してください。
学部のGCDと、全学の選考相談を使い分ける
政治経済学部のグローバルキャリア形成(GCD)プログラムは、2022年度以降入学者の参加希望者から、基準を満たす学生を選抜する制度です。語学や国際社会の知識を学ぶ機会に加え、国際経験を持つアドバイザーへのオフィスアワーで、留学や卒業後の働き方などを相談できると案内しています。[9]
GCDの紹介にある過年度のゲスト登壇者の勤務先は、その年度の学部就職実績ではありません。プログラム参加や講演への出席を、登壇企業・機関への採用経路と考えないようにします。対象者や履修・参加条件は現行の学内案内を確認してください。[9]
全学の就職キャリア支援センターは、進路相談、エントリーシート・履歴書の確認、面接練習を案内しています。M-Careerから個別相談を予約し、対面またはオンラインを選べます。民間と公務で迷う場合も、比較表や準備予定を持参すると相談内容を具体化できます。[10]
- 自分の学科・入学年度に合う資料を確認する。
- 企業と公的機関の候補を、仕事内容と日程で比較する。
- 研究・授業で根拠を確かめた一場面を説明できるようにする。
- 迷っている点と応募書類を整理し、個別相談を利用する。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 明治大学 政治経済学部 学位等の公表確認日:2026-09-11 / 地域行政2025以前/政策2026以降入学の区分
- 明治大学 政治経済学部確認日:2026-09-11 / 現行政策掲載、地域行政募集停止。個人ニュース不使用
- 明治大学 2025年度 学科別就職率確認日:2026-09-11 / 1p画像政治98.9経済99.0地域行政96.6、希望分母2026/5/1。政策へ移植なし
- 明治大学 就職データ確認日:2026-09-11 / 2025/9・2026/3卒とPDF対応
- 明治大学 2025年度 学部別業種確認日:2026-09-11 / 1p画像政経1151卒1031就22院、情報241/23.4金融215/20.9専門128/12.4製造122/11.8公務61/5.9
- 明治大学 2025年度 主な就職先 文系確認日:2026-09-11 / 5p画像左学部、右院除外。みずほG18特別区12三菱UFJ12アクセ/国家一般/りそなG11都8
- 明治大学 政治学科確認日:2026-09-11 / 事実理論、歴史制度文化の学び。教員意見の政治的主張引用なし
- 明治大学 経済学科確認日:2026-09-11 / 教育理念の学際性・分析。古い社会統計記述不使用
- 明治大学 GCDプログラム確認日:2026-09-11 / 2022以降入学選抜、個別オフィスアワー、ゲスト勤務先は就職先と分離。支援金細則不使用
- 明治大学 就職キャリア支援センター利用案内確認日:2026-09-11 / M-Career予約対面online、ES面接進路相談