社会学科と社会福祉学科の進路を分けて読む

2025年度進路調査確定版は2026年5月1日現在の情報で、卒業者は9月卒と3月卒の合計です。2学科の人数は次のとおりです。[1]​‌​​‌‌​‌​‌‌​‌‌‌‌‌​​‌‌‌‌​‌​​​​​​​​‌‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌​​​​

2025年度卒・社会学部の進路
区分社会学科社会福祉学科
卒業者258人251人
就職241人237人
大学院進学3人0人
求職中および教員・公務員準備中3人3人
資格取得準備中1人1人
その他進路8人10人
未報告2人0人
[1]

就職率Aは就職者÷「就職者+求職中および教員・公務員準備中」で、両学科とも98.8%です。Bは就職者÷「卒業者−大学院進学者」で、社会学科94.5%、社会福祉学科94.4%です。Aを卒業者全員に対する割合として紹介しないようにしましょう。[1]

就職した人数だけでは、職種、雇用条件、本人の希望との一致までは分かりません。社会福祉学科の就職者全員が福祉の資格職に就いた人数とも解釈できません。自分の志望先を選ぶときは、仕事内容を別に調べてください。

主な就職先から業界を広げ、募集職種まで調べる

大学の主な就職先一覧は2023〜2025年度を対象としています。次の掲載例は単年度の採用人数やランキングではありません。[2]

学科別の掲載例
学科主な就職先の例
社会学科KADOKAWA、消費者庁、テレビ東京、日本年金機構、三菱UFJ銀行
社会福祉学科神奈川県社会福祉協議会、特別区社会福祉事業団、日本電気、日本赤十字社、LITALICO
[2]

社会学科でメディア企業の名前を見つけても、卒業生の担当業務が編集・報道だったとは限りません。社会福祉学科で医療・福祉関係の組織が掲載されていても、具体的な資格職の採用人数は、この一覧だけでは分かりません。

大手を希望する場合は、社名を候補の入口にして、事業、顧客、募集職種、配属方法を確認しましょう。福祉への関心も、直接支援、制度運営、サービス企画など、どの立場で関わりたいのかに分けると比較しやすくなります。

応募先の比較欄(編集部提案)
項目確認する内容
役割誰の、どんな課題を扱う仕事か
採用職種別か総合職か、採用主体はどこか
条件資格、勤務場所、勤務時間などの募集条件
自分との接点調査・実習・授業で何を考えた経験があるか

調べる学びと支援を考える学びを、自分の経験につなげる

社会学科は少人数演習と社会調査関連科目を軸に、アンケート、インタビュー、観察、資料分析などの方法と倫理を段階的に学びます。2年次にコースを選び、3・4年次のゼミや調査実習を通じて卒業論文につなげる構成です。[3]

放送・出版・広告などの現場に携わる講師から、メディアに即した表現を学ぶ科目も紹介されています。履修した人は、調べた内容をどの読者・視聴者に、どう伝えようとしたかを振り返ってみましょう。[3]

社会福祉学科は2年次からソーシャルワークコースと福祉開発コースに分かれます。前者は専門職としての支援を目指す学び、後者はNPO・企業の社会貢献、国際援助、多文化共生等の学びを案内しています。[4]

実践科目にはソーシャルワーク実習、福祉開発フィールドワーク、社会福祉調査実習、インターンシップ等があります。これらを全員が同じ条件で履修するとは限らないため、自分が実際に参加した科目・活動を選んで説明しましょう。[4]

「人の役に立ちたい」という気持ちに加え、困りごとをどう把握し、どんな制度や支援方法を検討したかを説明できると、学びの具体性が伝わります。履修内容そのものを、その仕事の実務を習得した証拠にはしないでください。

調査・実習は、成果の大きさより判断の過程を残す

調査経験は、質問項目を作った理由、対象の選び方、結果の限界を説明できるようにします。数人に聞いた結果を学生全体・地域全体の意見と扱わず、確認できた範囲を言葉にしましょう。

経験を整理するメモ(編集部提案)
段階書き出す問い
目的何が分からず、どんな問いを立てたか
方法聞き取り・観察・資料分析をどう選んだか
担当自分が準備・実施・整理した部分はどこか
見直し先入観や質問の曖昧さをどう修正したか
学び今回の調査で分かったことと、まだ分からないことは何か

編集部の架空の例です。「演習の聞き取りに向けて質問案を担当しました。当初は答えを誘導する表現があったため、教員の助言を受けて、まず相手の経験を尋ねる順序へ変更しました。自分の予想に沿って聞くことと、事実を確かめることの違いを学びました。」

これは明治学院大学生の体験談ではありません。実習先や調査協力者の個人情報を応募書類へ載せず、説明に必要な範囲で内容を一般化してください。学生として見学・補助した経験を、独立して専門的支援を行った実務経験のように広げないことも大切です。

資格職・企業・公務の条件を別々に確認する

社会学科は所定科目の履修によって社会調査士資格の取得を目指せると案内しています。社会福祉学科は社会福祉士・精神保健福祉士を目指すコースを設けています。いずれも学科に所属しただけで資格が得られるという意味ではありません。所属年度の履修・実習・申請や試験の条件を大学で確認してください。[3] [4]

資格取得の計画と就職活動の計画は分けて整理します。募集によって取得済みか取得見込みかの扱いが異なるため、求人の応募資格を直接確認しましょう。この記事の就職人数から資格取得者数や国家試験合格率を推定することはできません。

専門職を考える人は、対象となる利用者、支援体制、研修、勤務条件を比較します。企業を考える人は福祉を学んだ動機と、応募先の事業で担いたい役割を区別して説明します。公務を考える人は募集機関と試験区分、受験条件を確認しましょう。

実習や調査の日程が重なる場合は、学科で必要な履修予定を確認したうえで、応募・説明会・試験の締切を一つの予定表にまとめます。予定が未確定な部分は仮置きと分かる形にしてください。

経験メモと募集要項を持って、具体的に相談する

全学のキャリア支援では自己PR・志望動機や面接の講座、4年生向けの個別相談、書類添削、求人紹介等が案内されています。専門職と企業のどちらが合うか迷う段階でも、関心と条件を整理する材料を持ち込むと相談が進みます。[5]

在学生への案内はPortHepburnと就職支援システムで確認できます。学科には履修や実習の条件、キャリア支援には応募先の比較や経験の説明を相談すると、必要な情報を集めやすくなります。[6]

  • 2学科の進路と、就職率A・Bの定義を確認する。
  • 調査や実習で自分が行ったことを一つ整理する。
  • 資格職・企業・公務の募集条件と予定を比較する。
  • 経験メモと募集要項を持ち、相談で次の行動を決める。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 明治学院大学 2025年度進路調査確定版確認日:2026-09-11 / 1頁社会2学科全区分・A/B、原本PNG照合
  2. 明治学院大学 就職関連データ確認日:2026-09-11 / 2023〜2025社会2学科掲載例、2026年5月1日
  3. 明治学院大学 社会学科確認日:2026-09-11 / 方法・倫理、少人数、コース・卒論、資格の案内。学生Voice不使用
  4. 明治学院大学 社会福祉学科確認日:2026-09-11 / 2年次2コース・実践科目。学生Voice・疾病説明不使用
  5. 明治学院大学 キャリア支援プログラム確認日:2026-09-11 / 講座・4年個別相談等
  6. 明治学院大学 キャリア確認日:2026-09-11 / PortHepburn/就職支援システム

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