2学科の進路は、同じ定義で読む

大学の2025年度進路調査確定版は、2026年5月1日現在の状況を掲載しています。卒業者は9月卒業者と3月卒業者の合計です。国際学部の2学科は次のように示されています。[1]‌​​‌​‌‌‌​‌‌​​​​​‌‌​​‌‌​‌​​​‌​‌‌‌​​​‌‌​​​​​​‌‌‌​​‌​​‌​‌​​‌‌​‌​​‌​

2025年度卒・国際学部2学科の進路
項目国際学科国際キャリア学科
卒業者245人58人
就職201人23人
大学院進学8人7人
求職中および教員・公務員準備中14人17人
資格取得準備中1人0人
その他進路20人10人
未報告1人1人
[1]

資料には就職率AとBの二つがあります。Aは就職者を「就職者+求職中および教員・公務員準備中」で割り、Bは就職者を「卒業者−大学院進学者」で割ります。国際学科はA93.5%・B84.8%、国際キャリア学科はA57.5%・B45.1%です。[1]

二つの率は分母が異なり、卒業者全員に占める就職者の割合とも区別が必要です。学科間の数字の差から、語学力や学生の能力、個々の採用可能性を判断することはできません。活動中やその他の進路も含め、調査時点の集計として読みましょう。

海外就職や留学生の状況、卒業時期別の違いがこの表だけで全て分かるわけではありません。数値差の理由を推測で補わず、自分に適用される応募条件を確認することが大切です。

就職先一覧は2023〜2025年度の掲載例として使う

大学の主な就職先一覧は2023〜2025年度を対象とし、2026年5月1日現在の情報として示されています。2025年度だけの就職者数やランキングと混同しないようにしましょう。[2]

学科別の主な就職先掲載例
学科掲載例
国際学科JTB、全日本空輸、ソフトバンク、東京都庁、野村総合研究所
国際キャリア学科アデコ、NTTドコモ、厚生労働省、JALスカイ、富士通
[2]

表の企業・機関名は一覧の一部で、掲載企業への採用や海外勤務を保証するものではありません。航空会社への就職を客室乗務職、IT企業への就職を技術職と自動的に読み替えることもできません。

企業名に関心を持ったら、採用主体、募集職種、使う言語、配属の決め方を確認してください。グループ名の掲載は一つの特定会社への採用を意味するとは限らず、古い掲載名と現在の募集名称が異なる場合もあります。

大手・外資系に関心がある人も、「国際的な仕事」を誰のどの課題に関わる仕事かまで具体化しましょう。海外と接点があること、日常的に英語を使うこと、海外で働くことは別の条件です。

国際学科と国際キャリア学科の学びを区別する

国際学科は文化、経済、政治・法律・社会などを横断して、多文化共生、環境、平和などの課題を学びます。少人数演習や実地での学びを通じて、複数の視点で考える教育を案内しています。[3]

国際学科の現在の紹介には、2027年度から新カリキュラムになるという記載があります。これから入る学生向けの構成を、在学生の卒業要件にそのまま当てはめず、自分の入学年度に対応する履修案内を確認してください。[3]

国際キャリア学科は原則として全授業を英語で実施し、文化・社会・政治・経済の観点から学ぶと説明しています。アカデミック・アドバイザーと相談して学修、長期留学、国内外のインターンシップの計画を立てられる体制も案内されています。[4]

学びを経験として整理する問い(編集部提案)
観点確認したいこと
テーマどの国際・社会課題を調べたか
方法どんな資料、調査、比較を使ったか
言語どの場面で何を読み、話し、書いたか
協働異なる前提をどう確認して議論したか
成果と限界何が分かり、何は確かめられなかったか

英語で授業を受けたことと、特定の業務を英語で担った実務経験は別です。語学のスコアと使用場面を分け、専門的な問いをどう考えたかも合わせて説明しましょう。

留学やインターンシップの予定と応募条件をそろえる

両学科の案内には、海外で学ぶプログラムやインターンシップ、サンフランシスコ州立大学とのダブル・ディグリー・プログラムが紹介されています。参加条件や期間、学位取得の要件を確認し、全員が同じ時期に同じ制度を利用する前提にしないでください。[3] [4]

就活の予定を組む前に、留学期間、帰国予定、単位認定、卒業見込みを整理します。企業によって対象の卒業時期や募集日程が異なるので、留学中に参加できるか、オンラインの選考があるかを個別に確認しましょう。

時期ごとの確認(編集部提案)
時期準備すること
留学前卒業見込みと募集対象の確認、必要書類の整理
留学中時差、授業予定、面接環境、学修経験の記録
帰国前後履修・単位の手続き、募集日程、経験説明の見直し

「海外にいたので成長した」だけでなく、授業や活動で直面した問いと自分の対応をメモしておくと、帰国後のESや面接で整理しやすくなります。個人情報や相手を特定する事情は含めず、行動の範囲が分かるようにしましょう。

異文化理解を、具体的な調整や考察で伝える

異文化理解を伝えるときは、相手の行動を国籍だけで説明せず、その場面でどんな前提の違いがあったかを確認します。意見をまとめた結果だけでなく、聞き直した点や説明を変えた理由も整理しましょう。

編集部の架空の例です。「共同発表で同じ用語の理解がメンバーごとに違うと気づき、私はそれぞれが想定する例を確認しました。先に定義を共有してから担当を分け、発表の構成を見直しました。相手の前提を確かめて議論する姿勢を学びました。」

これは明治学院大学生の体験談ではありません。実際の授業や活動に置き換え、行っていない調整や未確認の効果を付け足さないでください。

留学経験がない人も、学内の授業、語学学習、共同課題から説明できる経験を探せます。経験の場所より、何を考えて行動したかと、希望する業務との接点を具体的に示すことが大切です。

学科の相談と全学キャリア支援を組み合わせる

大学は学年別・進路別のガイダンスに加え、企業分析、自己PR、志望動機、面接練習などのプログラムを案内しています。MGキャリア講座には、エアライン、広告・メディア、グローバルキャリアのクラスがあります。開講・対象・費用等は最新案内で確認しましょう。[5]

4年生向けには個別相談、応募書類添削、面接練習、求人紹介などの支援が示されています。活動が長引いたときも一人で抱えず、応募先と経験メモを用意して相談してください。[5]

在学生向けの支援情報はPortHepburnと就職支援システムで案内されています。留学・履修の条件は学科、応募準備はキャリア支援というように相談内容を整理すると進めやすくなります。[6]

  • 2学科の実績と就職率の分母を確認する。
  • 留学・卒業予定と募集対象を照合する。
  • 語学と調査・議論の経験を分けてまとめる。
  • 学科とキャリア支援を使い、日程と説明内容を見直す。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 明治学院大学 2025年度進路調査確定版確認日:2026-09-11 / 1頁大学学科表:国際245/201/8/14/1/20/1、国際キャリア58/23/7/17/0/10/1、率A/B定義。原本PNG確認
  2. 明治学院大学 就職関連データ確認日:2026-09-11 / 2023〜2025年度・2026/5/1、国際2学科企業例。業種図未使用
  3. 明治学院大学 国際学科確認日:2026-09-11 / 横断・少人数、2027新課程、海外制度。学生Voice不使用
  4. 明治学院大学 国際キャリア学科確認日:2026-09-11 / 原則英語、4分野、advisor、海外制度。学生Voice不使用
  5. 明治学院大学 キャリア支援プログラム確認日:2026-09-11 / MG3クラス、4年個別支援等。受講者率は不使用
  6. 明治学院大学 キャリア確認日:2026-09-11 / PortHepburn/就職支援システム

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