2025年度は就職139人、進学46人。公務員の実績もある

九州大学法学部の2025年度卒業者は202人です。2026年5月1日現在の進路表では、就職決定139人、進学46人、進学・就職以外17人とされています。就職希望者149人に対する決定割合は139÷149で約93.3%です。公式掲載人数からの計算であり、卒業者全員を分母とする割合ではありません。[1]‌‌​‌​‌​​‌‌‌‌‌​‌​‌‌​‌‌‌​​‌‌​​​​​‌​​‌​‌‌​​‌​​​​‌‌‌​​​​​‌‌‌‌‌‌​​​‌​

2025年度法学部の進路
項目人数注意点
卒業者202人学部卒業者全体
就職決定者139人企業等96人、公務員43人
進学者46人法科大学院だけの人数ではない
進学・就職以外17人個々の状況は表だけで分からない
就職希望者149人決定割合の分母
[1]

公務員43人は全員が同じ試験区分・職種に進んだという意味ではありません。進学46人も、法科大学院への進学者数として一括りにできません。また、この就職決定割合は司法試験合格率とは別です。企業・公務員・法曹や研究に向けた進学は、必要な準備を分けて考えましょう。

企業の実績は金融・メーカー・情報など。法務職とは限らない

大学公式の2025年度学部就職先一覧には、法学部の例としてTOTO、ENEOS、みずほ銀行、三井住友銀行、NTTデータ、日本製鉄などが掲載されています。公務員では、こども家庭庁、近畿公安調査局、福岡県などの実績もあります。学部卒業者の一覧で、大学院修了者の実績は含めていません。[2]

ただし、一覧は企業・官公庁ごとの人数、配属先、採用区分を示していません。企業への就職をすべて法務部配属、裁判所などへの就職を法曹資格を持つ職として読み替えることはできません。自分が応募する職種の条件と仕事内容を確認してください。

進路を比較するときの質問
進路確認すること
企業募集職種、担当業務、配属条件、法や政治の学びとの接点
公務員採用区分、試験科目、業務内容、募集日程
法曹に向けた進学課程と選抜、学部での履修、必要な手続き
研究・専門性を深める進学研究テーマ、指導教員、入学条件、費用・期間

大手企業への実績を見て応募候補を知りつつ、同じ領域の別の企業も比較します。大学名だけで有利・不利を決めるより、どの業務に関心があり、自分の学びがどこで役に立ちそうかを一つ示せるように準備しましょう。

九大法学部は、法と政治を通じてルールを考える学び

2026年の学部案内は、法学・政治学を通じて、ルールの作られ方、維持や変更、社会での理解や運用を考える学びを説明しています。憲法・民法・刑法などに加え、法制史・法哲学・法社会学など、法を歴史や社会から捉える科目も紹介しています。[3]

政治学では政治の原理や思想、歴史、国際政治などを扱います。就活で法学部を説明するときは、法律を暗記したという話だけにせず、制度の背景や利害の対立、ルールの運用をどう考えたかを示してください。法学部に在籍していることと、個別案件に法律上の判断を提供できることは同じではありません。[3]

初年次の授業紹介では、法学入門で基本的な法の考え方を学び、政治学入門では具体的な資料や議論を使って政治を考える学びが示されています。資料から確認できる事実と、自分が望ましいと考える評価を区別する姿勢は、応募先を調べたり面接で意見を説明したりする際にも意識できます。[6]

ゼミで自分が整理した論点や、意見を変えた理由を示す

2026年度の高年次ゼミ案内は、3・4年次のゼミを必修とし、参加は1年単位であると説明しています。継続して同じゼミを希望する場合も手続きが必要です。選考に使う経験は、どのテーマについて議論し、自分が何を準備したかを確認して選びましょう。[4]

議論に勝ったという結果だけでなく、事実関係を整理した、反対意見の前提を確認した、結論の条件を絞り直したなどの行動が材料になります。チームの発表と自分の担当を分け、他の人の意見によって考えが変わった点も整理してください。

編集部の架空の回答例です。「演習で意見が分かれた際、私は各自が重視している事実と判断基準を書き出しました。同じ点で対立しているのではないと分かり、論点を分けて検討し直しました。結論だけでなく、なぜその判断になるかを説明する重要性を学びました」。実際の授業に置き換え、具体的な判例や条文を確認していなければ、その調査をしたと加えないでください。

企業向けには、その行動が関係者との調整、情報の整理、説明などのどの仕事に接点を持つかを考えます。公務員志望なら、自分が関わりたい業務と制度上の課題を調べます。学んだ科目名を並べるより、判断の過程を一つ具体化する方が、自分の強みを伝えやすくなります。

法学府と法務学府は、目的から確認する

学部案内は、法曹養成を担う大学院法務学府(法科大学院)と、法学・政治学の研究や高度な専門性を深める大学院法学府を区別しています。進学者46人という全体数だけで、自分が進むべき課程を判断しないようにしましょう。[5]

法曹への道を考える人は、学部での履修と志望課程の選抜・条件を最新の公式案内で確認します。研究を続けたい人は、自分の問い、研究方法、指導を受けたい教員を整理してください。過去のパンフレットの募集枠や試験方式を、そのまま現在の条件にしないことが必要です。

就職と進学を並行して考える場合は、それぞれの選択で何を実現したいかを一文にし、必要な準備と締切を別々に書きます。周囲が公務員や法曹を目指しているからという理由だけで自分の方向を決めず、希望する役割を具体化して相談しましょう。

経験メモと募集情報を持って、次の準備を決める

大学の就職相談は事前予約による対面・オンラインに対応し、応募書類の添削も相談できます。求人や採用区分の情報と、演習・活動の経験メモを持ち込み、「この経験をどの仕事に結びつけて説明するか」と相談してください。進学や法曹コースの履修条件は学部の窓口・教員に確認します。[7]

今日の作業は、企業、公務員、進学のうち気になる二つを選び、仕事内容や研究目的、応募条件、次の締切を並べることです。その横に自分が調べ、考え、説明した経験を一つ書くと、大学全体の実績から自分の行動へ移る準備ができます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度卒業・修了後の進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。法卒202/進学46/希望149/決定139/他17。企業96公務43
  2. 令和7年度卒業生の主な就職先確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認、法学部の社名少数例、大学院と分離
  3. 九州大学法学部2026確認日:2026-09-10 / 法学と政治学、ルール形成・運用・歴史、基礎法学も重視
  4. 2026年度高年次ゼミ確認日:2026-09-10 / 3・4年ゼミ必修、年単位、参加手続き。旧申込日を未来日程として不使用
  5. 九州大学法学部2025確認日:2026-09-10 / 2026案内からカリキュラム参照先。法学府と法務学府の目的区分のみ使用。旧就職数・選抜枠不使用
  6. 1年次授業紹介確認日:2026-09-10 / 法学入門・政治学入門、資料検討と議論
  7. 就職相談確認日:2026-09-10 / 予約制対面・オンライン、書類添削

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