2025年度は就職80人、進学30人。割合の分母に注意

九州大学共創学部の2025年度卒業者は118人です。全学の進路状況表では就職決定80人、進学30人、進学・就職以外8人とされています。就職希望者87人に対する決定割合は、80÷87で約92.0%です。これは公式掲載人数からの計算で、卒業者全員を分母とする割合とは異なります。[1]​​​​‌​​​‌‌‌‌‌‌‌​‌‌‌​​​​‌‌‌‌‌‌​​‌​​​​‌​‌‌‌​‌​​‌​‌​​​‌‌​​​‌​‌​​‌​​

2025年度の共創学部の進路
項目人数確認する意味
卒業者118人年度内の卒業者全体
就職決定者80人卒業者に占める割合は約67.8%
進学者30人就職とは別の進路
進学・就職以外8人一つの理由にまとめない
就職希望者87人決定割合を計算する分母
[1] [2]

学部の資料は2025年9月と2026年3月の卒業者を対象とし、2026年7月1日現在の進路を掲載しています。全学資料は2026年5月1日現在です。両資料の就職80人・進学30人・その他8人は一致しますが、進路先の一覧は卒業時期別に分かれています。年度や時点を示さず企業名だけを拾わないようにしましょう。[1] [2]

商社・メーカー・情報通信などの実績から、仕事の中身を調べる

学部の2025年度進路資料には、2026年3月の就職先例として三菱商事、住友商事、キリンホールディングス、トヨタ自動車、NTTドコモ、全日本空輸などが掲載されています。学ぶ分野を一つに固定しない共創学部からも、幅広い分野へ就職しています。[2]

ただし、社名から職種や勤務地を推定することはできません。商社ならどの事業や役割、メーカーなら技術・営業・企画などどの採用区分、航空会社ならどの職種に応募するかを確認してください。過去の就職先を、全員に開かれた採用枠や海外勤務の保証として読むものではありません。

「幅広く学んだ」を応募先の比較につなげる
確認項目具体化する問い
解決したい課題どの地域・産業・生活上の問題に関わりたいか
組織の役割その企業は課題のどの部分に関わっているか
自分の仕事調査、調整、提案、分析など何を担当したいか
応募条件必要な学位・技能・経験は何か

大手企業に関心がある場合も、社名をそろえるだけでなく、似た課題に関わる別の企業を比べましょう。学部の専門が伝わりにくいと感じるときは、「幅広いことを学びました」で止めず、自分の問いと、そのために選んだ学問を説明すると接点を作れます。

共創学部は、課題に必要な学問を組み合わせる学び

公式カリキュラムは、人文科学・社会科学・自然科学の知識や技能を、課題に合わせて組み合わせる学びを示しています。1〜3年次に知識や方法を身につけ、4年次のディグリー・プロジェクトで問題の解決方法等をまとめます。自分の関心に必要な方法を選ぶ過程そのものが、就活で説明できる材料になります。[3] [4]

たとえば研究テーマを説明するときは、社会制度を調べるだけでは足りなかった理由、データや現地の情報を加えた理由、違う分野の見方を使って変わった結論を整理します。履修分野の数より、なぜ組み合わせる必要があったかを示すことが大切です。

編集部の架空の回答例です。「地域の課題を調べる際、制度の資料だけでは利用者の行動を説明できませんでした。私は別の授業で学んだ調査方法を使えるか検討し、資料の対象と不足する情報を整理しました。結論を急がず、問いに合う方法を選び直す必要性を学びました」。実際に調査を行っていない場合は、調査を実施した成果として書かず、検討した範囲を示します。

専攻名の説明に時間を使いすぎないよう、最初に「何を明らかにしたい研究か」を一文にします。その後で、使った分野や方法、自分の担当、残った課題を続けると、専門外の採用担当者にも話の筋が伝わりやすくなります。

必修の共同プロジェクトでは、合意形成と自分の判断を振り返る

教育のポイントでは、チーム型学習による共創基礎プロジェクト・共創プロジェクトを必修とし、知識の活用や他者との合意形成を実際のプロセスから学ぶと説明しています。チームが出した結論と、その中で自分が何をしたかを分けて記録してください。[4]

意見が違ったときに前提を確認した、相手の知識を生かせる役割を提案した、資料の根拠をそろえたなど、行動を一つ選びます。「多様性を尊重しました」という言葉だけより、どんな違いに気づき、どう進め方を変えたかを示す方が具体的です。

大学は語学教育、留学生とのクラス・シェア、海外大学への留学等も教育の柱にしています。留学に参加した人は行き先や語学力だけでなく、そこで問いが変わった点や協働の工夫を振り返ります。経験していない活動を加えず、入学年度に適用される履修・留学の条件は学部に確認しましょう。[4]

進学と就職を、テーマ・仕事・条件で比べる

2025年度の学部進路資料には、九州大学大学院の複数の学府や他大学の大学院などへの進学例もあります。進学者30人を一つの専攻への進学と見なさず、続けたい問いと必要な方法から研究室や課程を調べてください。進学先一覧には大学院以外もあるため、30人全員が大学院進学者という表現も避けます。[2]

大学は求人検索、企業研究の機会、公務員・教員情報、個別の就職相談を案内しています。個別相談は事前予約による対面・オンラインに対応し、応募書類の添削も相談できます。学部の進路情報から就職担当や推薦書の案内も確認し、応募方法に合う窓口を使いましょう。[5] [6] [7]

今日の準備は、自分の研究やプロジェクトを「問い・使った方法・自分の判断」の三つに分けることです。次に気になる求人を二つ選び、その経験と仕事内容の接点を書きます。進学と迷う場合は、研究で深めたいことを別欄に置くと、就職率の数字だけでは決められない希望を相談しやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度卒業・修了後の進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。2026May1、共創卒118、進学30、希望87、決定80、その他8。必要部分を要約
  2. 令和7年度共創学部卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。2026Jul1、2025Sep/2026Mar、就職80・進学30・他8。社名は少数例のみ、一覧転載しない
  3. カリキュラム確認日:2026-09-10 / 2023年度以降入学者、1〜3年学修・4年ディグリープロジェクト
  4. 教育のポイント確認日:2026-09-10 / 語学・文理融合・必修協働プロジェクト・海外留学等・レクチャー
  5. 進路情報確認日:2026-09-10 / 学部進路情報・就職担当・推薦書案内の入口
  6. キャリア・就職支援確認日:2026-09-10 / 求人、企業研究、公務員、対象別支援
  7. 就職相談確認日:2026-09-10 / 事前予約の対面・オンライン、書類添削

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