2025年度は就職32人、進学14人。教員以外の進路も確認

九州大学教育学部の2025年度卒業者は48人です。2026年5月1日現在の進路表では、進学14人、就職決定32人、進学・就職以外2人とされています。就職希望者も32人なので、希望者に対する決定割合は100%です。卒業者全員の就職を意味する数字ではありません。[1]​‌​​​​‌​​​‌​​‌​‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌​​​​​​​‌‌​​‌​‌‌‌‌​​​​‌​​‌‌​‌‌

2025年度教育学部の就職決定者の内訳
区分人数読み方
企業等29人教員・公務員とは別区分
教員2人教員採用試験合格率ではない
公務員1人採用職種はこの表では不明
就職決定者計32人就職希望者も32人
[1]

教育学部だから卒業後は全員教師になる、という前提では実績を読めません。また、就職希望者に対する100%を、心理の専門職や希望企業への採用が保証されていると読み替えないことも大切です。進学を選んだ人の学びと、企業や教員として進む準備を分けて考えましょう。

人材・情報・メーカーなどの実績から、職種を具体化する

2025年度の学部卒業者の主な就職先には、教育学部の例としてパーソルキャリア、サイバーエージェント、TOPPAN、NTTデータ、三菱電機、トヨタ自動車などが掲載されています。学校・公務員の区分には福岡県教育委員会や福岡県などもあります。いずれも学部の単年度実績で、大学院修了者の一覧とは別です。[2]

掲載企業への人数や配属職種、コース別内訳はこの一覧では分かりません。教育学を学んだから企業の人事部に配属された、心理を学んだからカウンセラーとして採用された、と推定するのは避けましょう。自分が気になる会社で、何の仕事として応募できるかを採用情報から確認してください。

応募先を調べるための視点
関心仕事を具体化する問い
人の成長や学習誰のどんな学習・行動を支える仕事か
教育制度や組織制度を調べる、運営する、現場を支える、どの役割か
企業のサービス対象者の課題をどのような商品や仕組みで解決するか
心理・研究必要な学位・資格と、続けたい研究テーマは何か

大手企業の実績は候補を知る手掛かりにしつつ、似た課題に関わる別の会社も比較します。大学名だけを強みや不安の根拠にするより、教育や心理の学びが、その職種のどの作業に関係するかを説明できるようにしましょう。

教育学と教育心理学の2系4コースから、自分の問いを示す

公式FAQは、九州大学教育学部の目的を教育学・教育心理学の研究と教育であると説明しています。教員免許を目指す授業はありますが、教員養成だけを学部全体の目的とする説明ではありません。企業へ応募する場合も、教育や心理を通じて何を明らかにしたいかを伝えることができます。[3]

教育学系には国際教育文化・教育社会計画、教育心理学系には人間行動・心理臨床の各コースがあります。公式の4年間の学びでは、3年前期に研究室訪問や希望調査、面接などを経て、系・専攻科目・指導教員・コースを決める流れが示されています。学部名だけでなく、選んだ専門とその理由を確認してください。[4]

自分の学びを整理する入口
問いの方向経験を説明する材料
教育学系教育の目的・文化・制度・社会との関係文献や資料を選んだ理由、現場と理論を照合した過程
教育心理学系行動・学習・発達・適応など観察や調査の方法、結果を解釈する際の注意点
[4] [5]

たとえば同じ学習の問題でも、制度や地域の条件を調べる方法と、個人の行動や学習過程を調べる方法があります。「人に関心があります」で終わらせず、自分がどの問いに、どの資料や方法で向き合ったかを一つ選ぶと、専門の説明が具体的になります。

文献講読・調査・演習を、情報の確かめ方として伝える

教育学部は、教育学系の文献講読や教育心理学系の心理学研究法など、研究の基礎を学ぶ科目を案内しています。文献を理解して課題解明の過程を検討すること、実験・観察・調査の方法を学んで実習で使うことは、就活で説明できる経験です。[5]

編集部の架空の回答例です。「授業で紹介された研究を読んだ際、私は結論だけでなく、対象者と調査方法を整理しました。別の状況へ同じ説明を広げられるかを検討し、発表では当てはまる範囲と限界を分けました。情報を受け取るときに、根拠を確かめてから使うことを意識しています」。実際に読んだ資料と自分が行った検討へ置き換えてください。

教育学フィールドワークやボランティア・インターンシップの演習など、教育現場と関わる科目も案内されています。参加した人は、現場で見たことと授業の理論が一致した点・違った点を整理します。見学した学校や活動先の仕事を自分の実績にせず、観察や問い直しの過程を話しましょう。[5]

心理の実習やロールプレイを使う場合も、模擬場面と実際の支援を区別します。相手の話をどう確認したか、記録や説明をどう修正したかなど、自分の行動を示してください。個人が特定できる情報を出さず、専門資格を持つ人と同じ判断をしたように広げないことが必要です。

卒業論文と就活を、同じ経験メモから準備する

教育学部は卒業論文を必修とし、自分でテーマを決め、文献や調査を通じて考えをまとめる学びとして説明しています。研究が完成していなくても、現在の問い、選んだ方法、分かっていないことを整理できます。就職を考える人は、その過程を仕事の調査・説明・改善との接点として考えてみてください。[3]

進学を希望するなら、研究テーマと必要な方法、志望する指導教員、選抜や費用を確認します。教員や心理の専門職を目指す場合は、学科の案内で資格・履修条件を確かめます。一般的な応募書類や面接は、予約制の大学の就職相談で対面・オンラインによる支援を受けられます。[6]

今日の作業は、気になる求人二つと、自分の研究や演習の経験一つを並べることです。それぞれの仕事内容に対して、どの経験を説明できるかを一文ずつ書きます。教育学部の進路を教師だけに絞らず、自分が扱いたい課題と役割から選択肢を考える準備になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度卒業・修了後の進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。教育卒48、進学14、希望32、決定32、他2。企業29教員2公務1
  2. 令和7年度卒業生の主な就職先確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。教育学部の少数例を要約、大学院分離
  3. よくある質問確認日:2026-09-10 / 教育学・教育心理学の研究教育が目的、卒論必修。古い専攻科目数不使用
  4. 教育学部の4年間の学び確認日:2026-09-10 / 2系4コース、3年前期指導教員決定手順
  5. 教育学部の5つの特徴確認日:2026-09-10 / 課題探究科目、文献講読、心理学研究法、観察・調査・演習
  6. 就職相談確認日:2026-09-10 / 事前予約、対面・オンライン、書類添削

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