2025年度は進学119人、就職61人

九州大学芸術工学部の2025年度卒業者は195人です。2026年5月1日現在の全学進路表では、進学119人、就職決定61人、進学・就職以外15人とされています。公式掲載人数から計算すると、卒業者に対する進学の割合は約61.0%です。[1]​​​‌​​‌​​‌‌‌​​‌‌​​‌​‌‌‌‌​​‌​​‌​‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌​​​‌​‌‌​​​​‌‌​‌‌​​‌​‌‌

2025年度学部卒業者の進路
項目人数注意点
卒業者195人大学院修了者を含めない
進学者119人就職希望者とは別に読む
就職希望者71人就職決定割合の分母
就職決定者61人企業等54人、公務員3人、その他4人
進学・就職以外15人個々の理由は表だけでは不明
[1]

就職希望者71人に対する決定者61人の割合は約85.9%です。こちらも掲載人数からの計算で、卒業者全体を分母とする割合ではありません。進学者が多いことを踏まえて読みつつ、自分の応募や進学の準備を進めましょう。「その他」の内訳を、資料にないままフリーランスや起業と断定することもできません。[1]

就職先の企業名と、実際の職種は分けて確認する

大学公式の2025年度学部就職先一覧には、芸術工学部の例としてコクヨ、電通、TOPPAN、パナソニック コネクト、スズキ、マツダなどが掲載されています。ここでは大学院修了者の実績を加えていません。企業ごとの人数や配属職種、コース別の対応は、この一覧では確認できません。[2]

メーカーへの就職を全員プロダクトデザイナー、広告関連企業への就職を全員クリエーティブ職として扱わないでください。興味のある募集区分について、仕事内容、対象学位、作品集や課題の有無、選考の流れを確認します。大学名や学部名だけで応募できる仕事を決めないことが大切です。

学部独自の進路ページは、2018年度〜2025年度の進路状況を、現行の芸術工学科のコース、旧学科、大学院に分けて掲載しています。また、コース別の就職先には担当教員が指導した旧学科の学生も含むと注記されています。この複数年度の情報を、現行コースの2025年度だけの実績として使わないようにしましょう。[3]

現行は芸術工学科の5コース。学びの対象を具体的にする

現在の学部は芸術工学科の中に5コースを置いています。大学院には異なる名称のコースもあり、たとえば学部の「未来構想デザイン」と大学院の「未来共生デザイン」は区別が必要です。就職先や教育内容を調べる際は、学部と大学院のどちらの案内かを確認してください。[4]

5コースの学びと、経験を整理する観点
コース学びの中心自分の取り組みを振り返る問い
環境設計建築、都市、ランドスケープ利用者や敷地・環境条件をどう設計に反映したか
インダストリアルデザインクリエーティブデザイン、人間工学人の特性や使い方をどう調べ、提案したか
未来構想デザインアート・デザイン、社会構想、生命・情報科学望ましい未来を、どの根拠で構想したか
メディアデザイン表現、技術、人間や社会の理解誰に何を伝え、どう確かめたか
音響設計音文化、音環境、音響情報音をどの条件で作り、測定・評価したか
[5] [6] [7] [8] [9]

右欄は編集部が示す経験整理の観点です。コースの学習内容を全員の習得済みスキルとせず、自分が実際に担当した制作、調査、実験を選んでください。芸術工学の説明を「絵が得意」「感性がある」だけにせず、人や環境を調べ、条件に合う案を考えた過程を示せます。

完成品に加えて、条件・試行・修正を見せる

環境設計では制約条件のもとでチームで計画・設計に取り組む演習が紹介されています。インダストリアルデザインでは実験手法や設計過程を学び、メディアデザインでは少人数グループで複合的な課題に取り組む総合プロジェクトが示されています。音響設計でも実験や横断的な学びを通して検証と協働を扱います。[5] [6] [8] [9]

作品や研究を選考で説明するなら、完成写真だけでなく、対象者、課題、制約、検討案、修正理由、自分の担当を整理しましょう。見た目の変化だけでなく、使いにくさをどう捉えたか、評価方法をなぜ選んだかが伝わると、仕事への取り組み方を説明できます。

作品・研究の説明メモ
項目書いておく内容
出発点誰のどの状況を変えようとしたか
条件時間、材料、設置場所、利用状況など
自分の役割調査、分析、設計、制作、発表の担当範囲
修正どの意見や結果を受け、何を変えたか
結果と限界実際に確かめたこと、未検証のこと

作品集が必要かどうか、形式や容量、掲載できる内容は応募先の指定を確認します。チーム制作では共同制作者を示し、自分の担当を明記してください。授業課題や研究を、実際の企業案件として見せることはできません。評価を取っていない場合は、利用者に好評だったと加えないようにします。

面接では「なぜその案にしたか」を一つ説明する

編集部の架空の回答例です。「制作課題で、私は初めの案を他の人に試してもらい、操作に迷う箇所を記録しました。機能を増やす前に情報の配置を変え、修正の理由をチームで共有しました。完成した形だけでなく、使う人の行動から改善点を考える重要性を学びました」。実際に行った検証に置き換え、架空の人数や満足度は付けないでください。

専門職を志望する場合は、使用した技術や制作上の判断を応募先の求める仕事に合わせて説明します。企画や一般の職種を志望する場合も、課題の整理、他者との調整、提案の説明など、自分の経験との接点を探せます。専門外の人にも目的と自分の役割が分かる説明を用意しましょう。

大手の採用実績を見て不安になる場合は、先輩と作品数を比べる前に、自分の作品の中で説明を深められる一つを選んでください。新作を増やすべきか、既存作品の検証や説明を直すべきかは、募集条件と現状を見ながら判断します。

進学と就職、それぞれの準備を具体化する

進学を考えるなら、深めたい研究・制作の問い、希望する指導分野、課程の選抜条件や費用を確認します。進学者が多いからという理由だけで選ぶのではなく、学部卒で応募できる仕事と、さらに研究したい内容を並べて検討しましょう。

大学の就職相談は事前予約制で、対面・オンラインの相談や応募書類の添削に対応しています。作品の専門的な評価は教員にも相談し、応募職種と経験の伝え方は就職相談で整理するなど、相談内容を具体化して活用できます。[10]

今日の作業は、応募候補二つの募集条件と作品提出の指定を調べ、代表作一つの制作過程を上の表に書くことです。研究室や進学先の確認も必要なら、次の締切を別に記録し、今週行う準備を決めましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度卒業・修了後の進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。芸卒195進119希望71決定61他15。企業54公務3その他4
  2. 令和7年度卒業生の主な就職先確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認、芸術工学部の少数例、大学院分離
  3. 進路・就職先確認日:2026-09-10 / 進路表2018〜2025年度の複数年度集計、現行コースと旧学科別。社名には旧学科学生含む注記
  4. 学部・大学院の案内確認日:2026-09-10 / 現行学部1学科5コース、大学院とは名称区別
  5. 環境設計コース確認日:2026-09-10 / 現行学部の教育内容・演習を本文確認。旧学科就職先を現行のみの実績としない
  6. インダストリアルデザインコース確認日:2026-09-10 / 現行学部の教育内容・演習を本文確認。旧学科就職先を現行のみの実績としない
  7. 未来構想デザインコース確認日:2026-09-10 / 現行学部の教育内容・演習を本文確認。旧学科就職先を現行のみの実績としない
  8. メディアデザインコース確認日:2026-09-10 / 現行学部の教育内容・演習を本文確認。旧学科就職先を現行のみの実績としない
  9. 音響設計コース確認日:2026-09-10 / 現行学部の教育内容・演習を本文確認。旧学科就職先を現行のみの実績としない
  10. 就職相談確認日:2026-09-10 / 事前予約、対面オンライン、書類相談

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