2025年度は卒業113人、就職51人、進学・編入53人
総合人間学部の2025年度卒業者は113人です。公式の進路別人数では、大学院進学49人、他大学編入等4人、就職51人、上記以外9人となっています。進学・編入を合わせると53人で、学部卒で働く人と学びを続ける人の両方がいます。[1]
| 区分 | 人数 | 確認すること |
|---|---|---|
| 大学院進学 | 49人 | うち人間・環境学研究科35人 |
| 他大学編入等 | 4人 | 大学院進学とは別区分 |
| 就職 | 51人 | 卒業者全体に占める割合は約45.1% |
| 上記以外 | 9人 | 事情の内訳は人数表から不明 |
| 卒業者合計 | 113人 | 大学院修了者は含めない |
就職51人を113人で割った約45.1%は、就職希望者に対する就職率ではありません。進学・編入53人を含む残りの卒業者を、就職できなかった人として扱わないようにしましょう。大学院進学49人と人間・環境学研究科35人も、別々に足す数字ではなく、35人が49人に含まれます。[1]
進学先は人間・環境学研究科だけではありません。2025年度の一覧には、京都大学の情報学研究科や理学研究科など、異なる研究科への進路も掲載されています。学部の幅広さを、自分が取り組みたい問いと必要な方法に沿って絞り込むことが、進学・就職のどちらにも役立ちます。[2]
2024年度入学者から十講座。旧五学系の実績と区別する
総合人間学部の公式カリキュラム案内では、2023年度以前の入学者は一学科五学系、2024年度以降の入学者は一学科十講座の構成として区別されています。古い紹介に出てくる五学系を、今の全在学生に共通する制度として説明しないことが大切です。[3]
| 対象 | 構成 | 就活で注意すること |
|---|---|---|
| 2023年度以前の入学者 | 人間科学・認知情報・国際文明・文化環境・自然科学の五学系 | 自分の正式な所属名と履修を説明する |
| 2024年度以降の入学者 | 一学科十講座 | 旧学系別の就職先を自講座の実績に読み替えない |
十講座は、数理・情報科学、人間・社会・思想、芸術文化、認知・行動・健康科学、言語科学、東アジア文明、共生世界、文化・地域環境、物質科学、地球・生命環境です。名称をすべて覚えてもらうより、自分の所属と研究対象を短く説明する準備をしましょう。[3]
2025年度の進路一覧は旧五学系別に掲載されています。これはその年度の卒業者についての情報です。十講座それぞれの就職率や企業別実績を示した表ではなく、新制度へ人数を移し替える根拠にもなりません。[2] [3]
就職先は分野が広い。社名の次に職種を調べる
2025年度の公式一覧には、楽天グループ、三井住友銀行、日本政策投資銀行、本田技研工業、双日、朝日新聞社などが掲載されています。情報・サービス、金融、製造、商社、メディアといった違う事業を比較する手がかりになります。[2]
旧学系別の表には人数もありますが、ここから配属職種までは判断できません。自然科学系の同年度就職欄が0人なのは、12人が進学・編入欄に入っているためです。就職0人だけを切り取って不利と結論づける読み方は避けましょう。小さな集団の一年の構成を、その分野で学ぶ全員の将来へ広げることもできません。[2]
| 見る項目 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 仕事内容 | 企画・営業・開発・調査など、何を担当する募集か |
| 専門条件 | 学位や履修、技術などの指定があるか |
| 配属 | 職種・勤務地がいつ決まるか |
| 選考 | 研究紹介や作品、課題の提出が必要か |
| 関心との接点 | 自分の問いを仕事のどこにつなげたいか |
学部で文理を横断して学べることと、あらゆる職種に条件なしで応募できることは別です。研究分野に近い仕事と、調査や説明の方法を生かせそうな仕事を分けて探すと、仕事内容を比較しやすくなります。
主専攻・副専攻を、問いを深めた順序で説明する
パンフレット2026は、入学後の一年間で幅広い分野に触れ、2回生進級時に主専攻を決める流れを紹介しています。主専攻以外の分野を系統的に学ぶ副専攻制度も設けられています。制度の利用や修得状況は人によって異なるので、自分が実際に履修した内容から説明します。[4]
「幅広く学びました」だけでは、何を身につけたかが伝わりにくくなります。最初に関心を持った問い、主に使った学問の方法、別分野を学ぶ必要を感じた理由、見方が変わった点の順に書くと、履修の広さが一つの流れになります。
| 確認すること | 自分に聞く質問 |
|---|---|
| 中心の問い | 何を明らかにしたかったか |
| 主な方法 | 文献・調査・実験・計算など、何を使ったか |
| 別分野への接続 | 元の方法だけでは何が足りなかったか |
| 自分の判断 | どこを見直し、どこは結論を保留したか |
複数分野を学んだ経験を話すときも、それぞれで専門家と同じ知識があるように装う必要はありません。何を理解し、何を追加で調べる必要があるかを区別する方が、学習の実態を説明できます。
「研究を他者に語る」を面接準備にもつなげる
総合人間学部では、卒業論文・卒業研究の発表に加え、専門の異なる教員や学生に研究成果を説明する「研究を他者に語る」を重視しています。専門外の相手に自分の研究を説明する経験は、面接の準備を考えるうえでも具体的な材料になります。[4]
編集部の架空の回答例です。「調査結果の説明で用語が伝わらず、聞き手から何を比較したいのか質問されました。そこで結論を先に置き、対象と条件を図にしてから方法を説明する順に変えました。内容を単純化しすぎず、理解に必要な前提を選ぶ難しさを学びました」。自分の実際の発表に置き換え、架空の成果を足さずに使います。
まだ卒業研究の段階でなければ、授業の発表やレポートで受けた質問を振り返れます。自分の説明を一分で録音し、専門外の人に問いと結論が伝わるかを確かめてみましょう。研究室全体の成果と自分の担当、公開できる内容とまだ出せない内容も分けて準備します。
学部名を説明した後、希望する仕事の話へ進める
「総合人間学部とは何ですか」と聞かれたら、制度の歴史を長く説明せず、自分の研究対象と方法を一文で述べます。その後、何に関心を持ってその応募先を選んだかへ進みましょう。大学名や学部の特色だけで志望理由を代用しないことが重要です。
今週は気になる求人を三つ選び、仕事内容と応募条件を比較します。同時に、学業から一つの問いを選び、方法と自分の判断を一分で説明する原稿を作ります。進学を考える場合は、研究テーマ、指導分野、必要な準備、費用も同じ紙に並べておきましょう。
京都大学キャリアサポートセンターには求人と就職相談の案内があります。研究紹介と比較表を持参し、専門外の人に伝わるか、希望職種の調べ方が十分かを相談すると、次に直す点を絞れます。[5]
幅広く学んだ分だけ進路を決めにくいと感じる場合も、一度にすべての可能性を閉じる必要はありません。まず比較材料を増やし、働く対象や使いたい方法から優先順位をつけていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 総合人間学部 進路別卒業者数確認日:2026-09-10 / 2026年4月23日掲載ページから取得。PDF1頁画像実読。2025年度卒113、大学院49うち人環35、他大学編入等4、就51、他9。
- 総合人間学部 進学先・就職先一覧確認日:2026-09-10 / PDF1頁2025年度、2026年4月1日現在、旧5学系別。画像実読。後続年度は混ぜない。
- 総合人間学部 カリキュラム体系確認日:2026-09-10 / 2023年度以前入学5学系、2024年度以降10講座。現行10講座名。
- 総合人間学部パンフレット2026確認日:2026-09-10 / PDF10頁冊子8頁画像実読。2回生主専攻、副専攻制度、卒業研究と研究を他者に語る。
- 京都大学キャリアサポートセンター確認日:2026-09-10 / 求人・就職相談の案内。