STAGEの情報と旧EBAの就職実績を区別する

グローバル教養学環は、グローバル教養学位プログラムSTAGEを提供する学部相当の教育組織です。岡本キャンパスで学び、学位は学士(グローバル教養)です。大学公式ページでは2024年4月の開設と案内されています。[1]​​​‌‌‌‌​‌​​‌‌​‌​​​‌‌​‌‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌​​‌‌​‌​​​​‌‌​​‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌​​‌‌

同じページには旧EBA総合コースの就職先と、進路を把握した卒業生185人の集計が掲載されています。EBAは2002年から2012年の間に設けられた特別なグローバル教育コースで、教育の蓄積がSTAGEへ受け継がれると説明されています。しかし、掲載実績はSTAGEの卒業生によるものではありません。[1]

したがって「STAGEからこの大手企業に何人入ったか」「大手就職率は何%か」は、この資料では答えられません。実績の有無だけで進路を狭めるより、募集対象を確認し、自分の学びと仕事の接点を探すことから始めましょう。大学名や学環名だけで採用の可否を決めつける必要はありません。

想定進路を、自分がしたい仕事まで掘り下げる

大学は、グローバルに活躍する民間企業、行政機関・自治体・NGO等の団体、国際公務員を目指す大学院進学などを想定進路として挙げています。民間の例には金融、IT関連、商社・貿易などがあります。これらは教育が目指す方向であり、卒業時の採用や配属を保証するものではありません。[1]

想定進路から募集を調べるための編集部の整理例
関心具体化する問い
グローバル企業誰が顧客で、どの職種なら自分の関心とつながるか
行政・自治体どの地域のどんな課題に関わりたいか、応募区分は何か
NGO等活動分野、仕事内容、応募に必要な経験は何か
大学院深めたい問い、指導分野、出願に必要な準備は何か

例えば「英語を使いたい」に加え、「情報を整理して提案したい」「人や組織の調整をしたい」と、仕事の動作を一つ添えます。海外と取引のある会社でも、職種や配属によって語学を使う場面は異なります。採用ページや説明会では、入社後の仕事を具体的に尋ねてください。

複数言語と文理横断の学びを、一つのテーマで結ぶ

STAGEでは複数言語の運用力、社会科学、データサイエンス・AI、グローカル実践プロジェクトなどを組み合わせます。STAGE演習は1年次から4年間続き、専任教員がアカデミック・アドバイザーとしてチームで指導する仕組みです。[1]

幅広い学びを自己PRへつなげるには、履修した分野を全部並べるより、一つの問いを中心に振り返ると整理しやすくなります。たとえば地域の課題に関心を持ったとき、海外との比較で何に気づき、社会科学の知識やデータをどう使ったかを考えてみましょう。

学びを説明するメモ
材料確認したいこと
語学・異文化理解相手の前提を知るために何を尋ねたか
社会科学制度や経営のどの考え方を使ったか
データの活用集めたデータで何が分かり、何は分からなかったか
実践プロジェクト調査や議論を踏まえ、どの提案をどう変えたか

データサイエンス・AIを履修していることだけで、高度な開発技能があるとは言えません。使った方法や道具、理解している範囲を正確に説明します。同様に「異文化対応力があります」ではなく、対応を変えた場面を一つ示すと、経験の中身が伝わります。

ダブル留学と就活を一つの予定表で考える

複数言語圏へのダブル留学は卒業要件の一つです。公式FAQは、原則半年以上の中・長期留学と、2週間から1か月の短期留学の双方を必須としています。留学先で修得した単位を卒業単位に充てる制度もありますが、自分の履修と認定条件を確認して計画を立てることが必要です。[1]

留学先を決めるときは、学びたい分野、渡航・帰国時期、授業の評価時期に加え、応募を考える企業の締切も書き込みます。「帰国してから考える」と決めてしまうより、海外からできる情報収集や書類準備を先に整理しておくと、選択肢を把握しやすくなります。

キャリアセンターは留学中の学生に対し、メールやオンライン個別相談を案内しています。留学前後の就職活動に関する相談も可能で、オンライン相談はJOB KONANから予約する案内です。授業時間や時差を確認し、応募準備と留学の目的を両立できる進め方を相談しましょう。[3]

留学の費用支援は制度ごとに対象が違います。短期留学1回分の参加費用免除という案内を、全ての留学費用が不要という意味には読み替えられません。最新の留学ガイドや募集要項で、自分に必要な負担と手続きを確認してください。[1]

留学先の名前より、比較して変えた行動を伝える

編集部の架空の例です。「二つの言語圏で学ぶ中で、発表の進め方が違うと感じました。最初は日本でのやり方をそのまま使いましたが、相手に目的を確認し、途中で意見をもらう形へ変えました」。これは実在のSTAGE生の体験談や内定例ではなく、経験を整理するための文章例です。

実際に書くときは、国や地域の人々を一つの性格で決めつけないようにします。「その国の人は全員こうだ」ではなく、自分が参加した授業やチームで、どんな違いを経験したかに範囲を絞ってください。違いに気づいた後、自分が何を変えたかが説明の中心になります。

留学期間が長いほど高評価になるとは限りません。語学力の変化、共同作業で担った役割、調査して分かったことを分け、確認できる事実を使います。自分一人で達成していない成果は、チーム全体の成果と自分の担当を明示しましょう。

相談を予約し、留学と仕事をつなぐメモを持参する

キャリアセンターの個別相談では、書類の添削だけでなく進路全般を相談できます。対面・オンラインに対応し、個別相談と模擬面接はJOB KONANのキャリア相談予約から申し込む案内です。オンライン面接等の個別ブースは電話または来室による事前予約で、相談とは予約方法が異なります。[2]

  • 今日:留学・演習・課外活動から、自分が対応を変えた場面を一つ記録する。
  • 次に:興味のある募集を読み、仕事、応募条件、締切を同じ表にする。
  • 今週中:JOB KONANから相談を予約し、留学の予定と応募準備を一緒に相談する。

相談時は「新課程だから実績がなくて不安」という気持ちを伝えたうえで、「自分の経験をどの職種に結びつけられるか」を尋ねてみましょう。旧課程の企業一覧を自分の到達目標に固定するより、今の経験と希望から応募理由を作る方が、次の行動が明確になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 甲南大学 グローバル教養学環STAGE確認日:2026-09-11 / 2024開始、学位、学び、FAQ、ダブル留学、費用、想定進路。就職グラフn185は旧EBA進路把握者。
  2. 甲南大学 キャリアセンターの利用方法確認日:2026-09-11 / 個別相談・模擬面接JOB KONAN事前予約、ブース電話/来室。
  3. 甲南大学 特性に応じたキャリア支援確認日:2026-09-11 / 留学中のメール/オンライン相談、留学前後相談、時差。

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