文学部の就職率94.6%と、進学の実績を分けて読む

國學院大學文学部の2025年度卒業者の実績は、2026年5月1日現在、就職希望者643人、就職者608人で、就職率94.6%です。教員就職者は51人、進学者は56人と掲載されています。一般企業、教職、進学を考える人は、それぞれの情報を分けて確認しましょう。[1]​‌‌​‌​​​​‌‌‌‌​​‌​​‌​‌​​‌‌​‌​‌​​​‌​​‌​​​​‌‌​‌​​​‌‌​‌​‌‌‌​‌‌‌‌​​‌‌

文学部の2025年度卒業者の実績
項目人数・率
就職希望者643人
就職者608人
就職率94.6%
教員就職者(就職者の内数)51人
進学者56人
[1]

就職率の分母は就職希望者です。進学者56人を就職できなかった人数とみなしたり、教員51人を全員正規採用と読み替えたりはできません。自分の希望する進路を軸に、準備が必要な日程や条件を整理します。[1]

文学部からの進路は、出版や教職だけではない

文学部全体の2025年度卒業生の主要就職先には、日本経済新聞社、NTT東日本、全日本空輸、良品計画、農林中央金庫、積水ハウス、ロッテなどが掲載されています。公務員や教員、大学院進学の欄もあり、幅広い進路を確認できます。[2]

この一覧は学科別の採用表ではありません。たとえば史学科から特定の企業へ就職したといった学科単位の結び付けや、本人の配属の推測は避け、応募年度の採用情報で仕事の内容を確かめましょう。

就職先から仕事内容へ進む問い
調べる項目確認する内容
対象誰のためのサービスや商品か
担当調査、文章作成、提案、運営など何をするか
配属職種別採用か、入社後に決まるか
育成未経験の業務をどう学ぶか

大手企業を目指す場合も、知名度と仕事内容を分けて比較します。文学部で培った力がどの場面で使えそうかを考え、まだ分からない仕事の部分を説明会で質問すると、志望理由を具体化できます。

日本文学・中国文学・外国語文化は、対象と方法を説明する

日本文学科は作品だけでなく日本語や伝承文化を扱い、中国文学科は中国古典と近現代の文化を学びます。外国語文化学科は言語と文化を一体として捉え、異文化の共通点や違いを理解する学びを掲げています。自分が何を対象に、どんな資料を使って考えたかを整理しましょう。[3] [4] [5]

研究対象が仕事に直接つながらなくても、複数の資料を照合したこと、表現の意味を文脈から考えたこと、相手へ伝わる説明を組み立てたことは話せます。作品名や時代名の紹介だけで時間を使わず、疑問を持った点と自分の判断に重点を置いてください。

語学を学んだ人は得点と運用経験を別に記録します。文章の翻訳、発表、会話などで、直訳や自分の常識では伝わらなかった場面を振り返ると、相手の背景を確認して説明を変えた経験を整理できます。留学をしていなくても、授業の成果物から材料を探せます。

史学科は、研究分野と進路の二軸から準備を考える

史学科は日本史学、外国史学、考古学、地域文化と景観の4コースに、一般企業・公務員と、大学院進学・教職・学芸員という2つのキャリアプランを組み合わせる構成を案内しています。歴史を学ぶことと将来の選択肢を、一つの職業に固定せず考えられます。[6]

史料を使った課題では、作成された時期や立場、ほかの資料との食い違いをどう扱ったかを説明します。事実が確定しなかった場合も、どこまで分かり、どの点に追加調査が必要かを分けたことは、調査の進め方として伝えられます。

企業研究でも同じ姿勢を使い、説明会の印象と公開資料を照合してみましょう。歴史研究を企業分析と同じものだと言う必要はありませんが、情報の背景を確認し、結論の根拠を示す作業には接点があります。

哲学科は、問いと結論の間にある検討を示す

哲学科は西洋哲学思想を中心に、インド、中国、日本の思想も視野に入れ、多様な見方を学ぶことを掲げています。就活では「深く考える力」という抽象的な言葉を、実際に前提を問い直した経験へ置き換えると説明しやすくなります。[7]

たとえば同じ言葉を使っていても、議論する人によって意味が違うと気付いた場面を振り返ります。定義を確認した理由、反対意見を検討した過程、最終的に残った論点を順に示すと、自分の思考が相手に伝わります。

編集部の架空の回答例です。「討論で意見が平行線になったため、使っている言葉の意味を各自で確認しました。共通する前提と異なる前提を整理し、何について判断が分かれているかを明確にしました」。実際の討論やレポートに置き換え、解決していない問題を解決したと誇張しないでください。

教職と企業で、相談する内容を分ける

渋谷キャンパスのキャリアサポート課は個別面談、OBOG・内定者アドバイス会、模擬面接などを案内しています。教員免許や教職の就職に関する相談には教職センターがあります。複数の進路を検討する場合は、それぞれの締切と必要な準備を並べて相談しましょう。[8]

相談前に用意するもの
進路材料
一般企業候補2件の募集要項、学業の成果物、短い説明案
教職希望する採用区分、履修・実習の予定、試験準備状況
進学研究したい問い、志望分野、入試に向けた未確認点
まだ未定興味を持った授業と、比べてみたい仕事

研究内容を、専門外の人へ1分で伝える

まず「何を調べたか」「なぜその問いを選んだか」「何を比べたか」「考えがどう変わったか」の四つを書きます。専門用語を知らない人が聞いても作業が想像できるよう、具体的な行動を中心にしてください。

次に、応募先で求められる仕事と接点を一つ探します。資料を確かめる、相手に説明する、意見を整理するなど、実際に行ったことから考えましょう。大学や学部への評判だけで自分を判断せず、説明できる経験と仕事内容の理解を少しずつ増やしていくことが準備になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 就職実績確認日:2026-09-10 / 2025年度卒・2026-05-01、希望643/就職608、94.6、教員51、進学56。
  2. 文学部 進路・就職確認日:2026-09-10 / 2026-06-05、2025年度卒の学部全体就職先。
  3. 日本文学科確認日:2026-09-10 / 文学・日本語・伝承文化。
  4. 中国文学科確認日:2026-09-10 / 古典と近現代文化。
  5. 外国語文化学科確認日:2026-09-10 / 言語と文化の一体的学修。
  6. 史学科確認日:2026-09-10 / 4コース×2キャリアプラン。
  7. 哲学科確認日:2026-09-10 / 西洋哲学を軸に東西思想。
  8. 就職活動支援確認日:2026-09-10 / 2026-06-01、キャリア相談と教職センター。

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