就職率96.43%と、卒業者60人の進路を確認する

2025年度・2026年5月1日現在
項目人数・率
卒業者60人
就職希望者56人
就職者54人
就職率(就職者÷希望者)96.43%
大学院・専攻科への進学者3人
就職を希望しない学生(公務員・教員受験)1人
[1]

就職率は希望者56人を分母にするもので、卒業者60人全員に対する割合ではありません。就職未定者2人と、就職を希望しない学生の欄にある1人は別の区分です。資料には秋季・早期卒業者や期限付き採用者を含むという注記もあります。[1]​​‌‌‌​​‌‌​​‌​‌​​​​​‌​‌​​​​​​‌‌‌​‌​‌‌‌​‌‌‌​‌​‌​​​​​​‌‌​​‌‌​​‌‌‌‌​

県内の就職者は24人、県外は30人と掲載されています。大学で高知の地域を学ぶことと、卒業後の勤務地は同一ではなく、県外への進路もあります。これらの人数から特定企業の勤務地や配属が分かるわけではありません。[1]

進学・留学を除いた卒業者に対する就職者の割合は94.74%で、希望者を分母にした96.43%とは別です。公務員試験合格率や大企業への就職率として置き換えず、集計の意味をそろえて読みましょう。[1]

地域を理解し、企画し、協働して実践する学び

公式に掲げる3つの力と、経験を振り返る入口
編集部提案:振り返る内容
地域理解力住民の話や資料から、課題の背景をどう理解したか
企画立案力目的と実施条件を踏まえ、何を提案したか
協働実践力異なる立場の相手と調整し、実行・修正したこと
[2]

地域協働学部は地域協働学科の1学科で、高知の農山漁村やまちを継続的に訪れ、地域での実践と大学での学修を結び付けます。学外実習だけでなく、その振り返りや専門知識を得ることも重視しています。[2] [3]

1年次にはサービスラーニングによる地域との関わりに加え、社会調査や経済・社会の科目を学びます。科目例にはプロジェクトマネジメント、ファシリテーション、チームビルディングなどの演習と、地域協働総合実習・卒業研究が紹介されています。[3]

編集部提案として、実習の名称や参加回数だけでなく、目的、相手、自分の役割、実行後の振り返りを記録します。学部が掲げる能力を、そのまま自分の強みとして書くのではなく、経験した行動から説明しましょう。

民間企業と公務の就職先を、年度別に確認する

2025年度卒業者の主な就職先から抜粋
分野(編集部が整理)就職先例
製造技研製作所、ジェイテクト
電気・ガス等四国電力
情報通信パンクチュアル、TOPPANホールディングス
金融・保険三菱UFJ銀行、四国銀行、高知県信用保証協会、東京海上日動火災保険
卸売・小売、不動産旭食品、カチタス
その他はとバス、高知県農業協同組合、JALグランドサービス
公務員高知県庁、高知市消防局ほか
[4]

中央の主な就職先一覧は2021〜2025年度を分けて掲載しています。上の表は2025年度の列を使用しており、企業別人数や採用職種は示されていません。TOPPANホールディングスの掲載を別法人のTOPPANに置き換えるなど、似た名称の企業をまとめないようにしましょう。

学部概要では産業、行政、生活・文化、起業という想定進路を紹介していますが、想定される仕事と実際の就職実績は別です。例えば起業を学べることから、卒業者全員が事業を立ち上げたと読むことはできません。[2]

編集部提案として、掲載先の名前から事業内容、募集職種、勤務条件へ調べる範囲を広げます。地域に関わる仕事は、地方自治体に限らず、金融、インフラ、流通やサービスなどからも考えられます。

実習の自己PRは、相手との調整と修正を中心にする

編集部提案:実習経験の説明の順番
要素整理する内容
背景誰が何に困っていたか、どう把握したか
目標地域の相手と何を目指したか
担当企画・連絡・広報・当日運営等の自分の範囲
調整意見の違いや実施条件を受け、何を変えたか
結果確認できた変化と、今後の課題

編集部の架空の例:地域の交流イベントを企画する演習で、学生が考えた開催時間では参加しにくい人がいると分かり、関係者と相談して日程や連絡方法を見直した。これは実在の実習班の活動や成果ではありません。相手の事情を受けて企画を修正する行動の例です。

参加者が増えたなどの成果を話すなら、比較対象や集計方法を確認します。数字を把握していなければ無理に作らず、連絡の流れを整理できた、意見を反映して案を修正したなど、説明できる事実を使いましょう。

地域の活動は学生だけで成り立つものではありません。住民、企業、行政、教員、他の学生の役割を分け、相手の協力を無視して自分一人が地域を変えたという説明にしないことが大切です。

卒業生の事例は、本人の工夫を学ぶ材料にする

学部の進路紹介には、2025年度に四国電力や三菱UFJ銀行へ進む卒業生の体験が掲載されています。地域の人との対話やイベント運営を振り返り、実習と就活を結び付けた個人の事例です。[5]

銀行への進路を紹介する事例では、イベントで生じた待ち時間の課題を見直し、次回の運営を改善した経験が語られています。成果の大きさだけでなく、課題を認識して修正する過程が、本人の説明材料になっていることを読み取れます。[5]

こうした事例は、同じ活動をすれば同じ企業に入れるという証拠ではありません。掲載された応募社数や就活開始時期を全員の基準にせず、自分の経験の中から似た判断や修正の場面を探す材料にしましょう。

また、卒業生が希望している部署や海外赴任などの将来像は、実現済みの配属実績ではありません。紹介記事を企業研究に使うときも、本人の希望と決まった事実を分けて読むことが必要です。

地域に関わる方法を、企業・行政の仕事まで具体化する

編集部提案:進路候補を比べる軸
候補確認したいこと
金融誰の事業や生活を、どんな業務で支えたいか
インフラ・製造地域の日常や産業と、事業がどう結び付くか
流通・観光・サービス地域資源を、誰にどのように届ける仕事か
公務員対象地域の課題、機関の役割、採用区分と試験内容
大学院さらに深める研究、指導体制、出願条件と期間

地域貢献という関心は、多くの企業や行政機関に共通します。その中でなぜ応募先を選ぶのかを説明するには、相手の事業や制度、実際に担いたい仕事まで調べる必要があります。実習で面白いと感じた役割と、募集職種の仕事を比較してみてください。

公務員と民間企業を併願する人は、選考日程と実習・卒論の予定を一つの表にまとめます。経験の整理は共通に使えますが、志望理由は相手の業務に合わせて書き分けましょう。

起業や地域事業に関心がある場合も、学部の想定進路をそのまま事業の成功例として扱わず、顧客、運営体制、継続に必要な条件を調べます。就職や進学との比較は、目的と現時点で準備できていることから考えてください。

実習の説明を、大学の就職相談で磨く

高知大学の就職室は1・2年生の相談も歓迎し、自己分析、企業、教職などの相談に対応しています。朝倉・物部キャンパス向けの個別相談は専用サイトから予約し、使う資料を事前に提出する流れです。[6] [7]

編集部提案として、実習の目的と担当、実行後に見直した点を短くまとめ、志望企業や機関の募集案内と一緒に相談へ持参します。「地域の話だけで終わっていないか」「自分の行動が分かるか」「仕事との接点が具体的か」を確かめましょう。

資料提出には期限があり、エントリーシートの添削は応募締切に余裕を持つよう案内されています。実習で相手と調整してきた経験を、就活でも準備・相談・修正の行動へつなげてください。[7]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 高知大学 令和7年度 学部卒業者就職等進路状況確認日:2026-09-11 / PDF1頁全確認。60565496.43進3非希望1、県24外30
  2. 高知大学 地域協働学部 学部概要確認日:2026-09-11 / 全文。3能力、継続実習、想定進路と実績別
  3. 高知大学 地域協働学部 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 全文。必修・演習例・実習。個人稲生の成果全員へ拡張しない
  4. 高知大学 主な就職先一覧 令和3〜7年度確認日:2026-09-11 / 全5頁本文画像。p3学士2025列
  5. 高知大学 地域協働学部 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 全文。2025卒2個人、銀行イベント修正短要約。希望配属を実績にしない、2024図不使用
  6. 高知大学 就職室利用案内確認日:2026-09-11 / 全文
  7. 高知大学 就職相談確認日:2026-09-11 / 全文

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