金融以外も含め、2025年度の進路を確認する

公式の2025年度経済学部卒業生の一覧には、三井住友銀行やりそな銀行に加え、スズキ、コクヨ、TIS、日立ソリューションズ、JR東海、日本航空などが掲載されています。行政機関や自治体、大学院進学先も案内され、学部全体として多様な進路があります。[1]‌‌​​‌‌​‌​​​​​‌‌​​‌​​​​​​​​‌‌‌​​‌‌‌‌‌​‌​‌‌​​​​​​‌​‌‌​‌‌​​‌‌​‌‌​​‌

企業名から担当職種や個人の採用確率までは分かりません。また、この一覧は3学科をまとめたものです。自分が受けたい仕事の募集要項を確認し、事業と職種の両方から比較しましょう。

経済学部だから金融を受ける、という出発点でも構いません。そこから、企業への融資、個人向けサービス、システムを使った業務支援など、どの仕事に関心があるかを調べます。他業界の似た役割と比べると、自分が興味を持つ理由が見えやすくなります。

3学科の学びを、調べる問いに変える

経済学科は理論・実証・IT・心理・歴史などの分析手法を扱い、国際経済学科は国際経済の知識と語学を重視しています。総合経済政策学科は地域の現場を訪ねるフィールドワークなどを通じて、課題の把握と解決策の検討を行います。[2] [3] [4]

学びと仕事選びを結ぶ問い(編集部の提案)
学びの材料仕事を調べる視点持参できる経験
経済データを比較した企業は需要や費用の変化をどう判断するかデータの出所、比較方法、結論
国や地域の経済を調べた取引相手や市場の違いにどう対応するか調べた地域、比較軸、予想と違った点
地域の課題を現地調査した現場の声を施策・提案へどう反映するか聞き取り、整理、意見が分かれた点

学科の名前を強みとするのではなく、自分がどこまで取り組んだかを示すための表です。国際経済を学んでいても海外勤務を希望しない人はいますし、地域政策の経験を民間企業の提案業務へ結び付けて考えることもできます。募集内容を読み、関心が持てる役割を二つ比較してみましょう。

一つの経済ニュースから、企業研究を深める

授業で関心を持ったテーマを使い、候補企業を同じ問いで比較する方法があります。例えば物流を調べた人なら、扱う荷物、顧客、配送網、効率化の取り組みを比べます。企業の説明資料で確認できる事実と、自分が考えた課題を分けてメモすると、説明会で聞くことが明確になります。

「人手不足に関心がある」だけでなく、その企業のどの業務に影響し、どの部署が対策を進めているかを調べます。公開情報で分からない場合は、「この仕事では現場の課題をどのように集めていますか」と、担当者が答えられる業務の問いにします。

企業研究は、専門用語で会社を評価する場ではありません。面接では、確認した取り組み、自分が関心を持った理由、募集職種で学びたいことの順に説明できれば十分です。企業の課題を外から断定するより、どこをもっと知りたいかを伝えましょう。

地域調査は、見聞きした情報をどう扱ったかで伝える

総合経済政策学科のフィールドワークは、企業、自治体、商店街、NPOなど地域の人との議論を通じて課題を把握し、分析・考察・発表へ進むと案内されています。成果物だけでなく、調査前の見方が現地でどう変わったかも就活の材料になります。[4]

編集部の架空の例です。「地域調査で、私は利用者への聞き取りを担当しました。最初は施設の数が課題だと思っていましたが、利用する時間帯によって困りごとが違うと分かりました。そこで意見を利用場面ごとに整理し、班の発表では一つの要望で全体を代表させないようにしました。」これは本学学生の実話ではありません。

自分の調査へ置き換える際は、対象者の範囲、聞いたこと、自分の担当を説明します。「地域の課題を解決した」と広げるより、課題の理解や提案のどこまで進んだかを示す方が正確です。まだフィールドワーク経験がなければ、授業で複数の資料を比較した場面でも同じ整理ができます。

データの得意不得意を、準備の手順にする

データを扱った自己PRでは、難しい手法名より、何を比べたかったかを先に話します。グラフを作ったなら期間や対象をどうそろえたか、差が見えたならほかの要因を考えたかを振り返ります。結論を言い切るだけでなく、判断の過程を短く伝える練習になります。

数字が苦手な人は、筆記対策と自己PRを一度に解決しようとせず、別の予定にします。筆記は自分が間違える分野を確認し、経験の整理は調査や議論の一場面から始めます。学歴への不安があっても、現在つまずいている課題を小さく分ければ、今日の作業を決められます。

学部独自の講座とゼミを活用する

経済学部はTACと連携し、1・2年生対象の就活スタート講座を無料のWeb通信講座として案内しています。民間企業と公務員の両方に対応する内容とされているため、低学年で進路が定まっていない人も、受付や受講条件を学内の最新案内で確認できます。[5]

ゼミ教員による支援や先輩からの助言の機会、キャリアセンターの書類添削・面接指導も紹介されています。ゼミでは調査・研究の内容が伝わるかを相談し、キャリアセンターでは応募先の募集と自分の説明が合っているかを確認すると、相談の目的を分けられます。[6]

  • 候補企業を二つ選び、同じ三つの項目で比較する。
  • 授業の資料から、自分が判断した場面を一つ選ぶ。
  • 経験を1分で説明し、専門外の相手にも分かるか確かめる。
  • ゼミやキャリアセンターへ、比較表と応募原稿を持参する。

公務員と民間を両方考えている人は、業務への関心に加え、試験や応募の期限を並べて相談しましょう。経済学で身につけた比較の視点を、自分自身の進路選びにも使うことができます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 近畿大学 経済学部 卒業生の進路・就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度学部全体企業・公務員・大学院、図の率非採用
  2. 近畿大学 経済学部 経済学科確認日:2026-09-10 / 理論・実証・IT・心理・歴史の分析、コースの選抜条件は全員保証としない
  3. 近畿大学 経済学部 国際経済学科確認日:2026-09-10 / 国際経済・語学。留学ページ内キャンパス表記不一致のため詳細は採用せず
  4. 近畿大学 経済学部 総合経済政策学科確認日:2026-09-10 / 地域の人と議論するフィールドワーク、課題把握・分析・発表
  5. 近畿大学 経済学部独自の資格・キャリア支援講座確認日:2026-09-10 / TAC連携、1/2年就活スタート、無料Web、民間公務員向け。受付日は要最新確認
  6. 近畿大学 経済学部 キャリアサポート体制確認日:2026-09-10 / ゼミ教員・先輩助言・全学書類面接支援

次の選考準備に役立つ記事