2025年度の就職率と大学院進学者を学科別に見る

2025年度・環境都市工学部の進路
学科卒業者就職活動者就職決定者大学院進学者就職率
建築108人78人78人28人100.0%
都市システム工134人102人102人30人100.0%
エネルギー環境・化学工87人47人47人35人100.0%
[1]

就職率100.0%は各学科の就職活動者が就職を決定した割合です。全卒業者が就職したことや、希望職種への就職を保証する数値ではありません。進学者がいるため、就職活動者だけの率と卒業後の進路全体を分けて読みましょう。[1]‌‌‌​​​‌​​‌​‌‌‌​‌​‌​‌​​​​​​‌​​‌​​‌​​‌​​‌‌​‌‌​‌‌‌​​​‌​​​​​‌​‌‌‌‌‌‌

2026年5月1日現在の業種別表では、学部の就職者227人のうち建設業85人、教育・広告・その他サービス業44人、製造業30人、情報通信業27人などとなっています。建設コンサルタントや設計事務所などが含まれる進路もあるため、建設業の人数だけで専門に関わる就職の全体を捉えないようにします。[2] [3]

3学科で、扱う対象と経験の見せ方を変える

学科の学びと、編集部提案の振り返り項目
学科公式案内に示された学び振り返りの問い
建築計画・構造・環境、設計製図や実験空間の使われ方と技術上の条件をどう両立させたか
都市システム工社会基盤、都市計画、交通、防災、情報対象範囲や前提条件をどう定め、案を比較したか
エネルギー環境・化学工化学工学、エネルギー、環境、プロセス実験条件や測定結果をどう整理し、改善したか
[4] [5] [6]

都市システム工学科では3年次から都市インフラ設計コースと社会システム計画コースに分かれます。前者は社会基盤施設の設計・建設・維持管理、後者は社会の仕組みを計画し、管理・運用する学びが案内されています。コース名だけで応募職種を決めず、自分の履修と募集内容を照合してください。[5]

エネルギー環境・化学工学科は、化学工学を主軸に実験・演習を重ねる学科です。同じ大学の化学・物質工学科などと名称を混同せず、エネルギーや環境をどんな技術・プロセスから考えたかを説明しましょう。[6]

建築学科では造形的な表現だけでなく、構造や光・熱・音などの環境、人が空間を使う視点も学びます。設計課題を紹介するときは見た目の特徴と、根拠にした条件を両方伝えられると、自分の判断を説明しやすくなります。[4]

2024年度の就職先は、学部と大学院を分けて確認

理工系の進路ページは、2024年度の学科別実績として「学部 進路先」と「大学院 進路先」を別に掲載しています。2025年度の人数表と年度を分けたうえで、次のような例を仕事研究の入口にできます。[3]

2024年度の学部卒業者の就職先例
学科掲載された企業・機関
建築大林組、積水ハウス、竹中工務店、日立システムズ、大阪市職員
都市システム工中央復建コンサルタンツ、八千代エンジニヤリング、TIS、JR西日本、大阪府職員
エネルギー環境・化学工栗田工業、ダイキン工業、日揮グローバル、NEC、大阪市職員
[3]

大学院修了者の欄には、建築分野の日本設計・三菱地所設計、都市システム分野のJFEエンジニアリング・ニュージェック、エネルギー環境・化学工学分野の信越化学工業・三菱ケミカルなどが掲載されています。これらを学部卒の実績へ混ぜないようにします。[3]

就職先の企業名だけでは、設計、施工管理、開発、生産、情報システムなど、どの職種へ配属されたかは分かりません。また公務員の掲載も、職種や受験区分をそのまま証明するものではありません。現在の募集で希望する仕事や応募条件を確認しましょう。

業界名より、計画・設計・施工・運用の役割を比べる

編集部提案:説明会で確認する仕事内容
観点質問の例
担当する範囲計画、設計、施工、維持管理、運用のどこを担当しますか
対象と規模建物、都市施設、設備、製造工程など何を扱いますか
働く場所現場・拠点・研究開発施設などでの仕事はどう分かれますか
学位・専門応募職種で求められる学位、履修、専門の条件は何ですか
育成配属後に身に付ける知識や、資格取得の支援は何ですか

同じ建設分野でも、発注する側、設計する側、施工する側、運営・維持管理する側で役割が変わります。編集部提案として、自分が関わりたい段階を一つ仮置きし、複数の企業・機関の仕事内容を調べると、比較する軸ができます。

エネルギーや環境に関心がある場合も、研究テーマの名前と企業の看板が似ていることだけで決めないようにします。製造工程や設備、環境対策のどの部分に関わる職種なのかを聞き、自分が学んだ実験や解析との接点を探しましょう。

学科ページは建築士や測量などに関する資格も案内していますが、所定の履修、受験、実務経験など、条件は資格ごとに異なります。卒業すれば希望する資格がすべて得られるとは考えず、自分の入学年度と希望職種に関わる条件を窓口で確認してください。[4] [5] [6]

設計や実験の経験は、条件と修正の過程で伝える

編集部提案として、作品や研究を紹介する際は、目的、制約、担当、比較した案、修正、残る課題の順にまとめます。完成図や良い測定結果だけでなく、なぜその判断をしたかを話せるようにしましょう。グループ作品なら、自分が行った部分を明記します。

編集部の架空の例:建築の設計課題で、学生が最初に考えた配置を、利用者の動線と採光の条件から見直した。比較図を作って変更理由を説明し、まだ十分に検討できていない設備の条件も示した。これは実在の学生や受賞作品の事例ではありません。

都市の計画や解析なら、どの場所・時間帯・データを対象にしたかを整理します。実験なら、比較のために変えた条件とそろえた条件、再測定や確認を行った理由を記録します。測っていない安全性や環境改善の効果まで、成果として広げないことが大切です。

編集部提案として、専門外の人に短く説明したうえで、質問されたときに図や数値で補足できるよう準備します。提出資料に作品集や研究概要が必要かは応募先ごとに確認し、求められた形式と分量に合わせてください。

学科の相談とキャリア支援を使い、就職・進学を比較する

大学は千里山キャンパスの理工系の就職支援で、各学科の教員・事務室との連携や学校推薦求人などを案内しています。推薦の利用条件や応募の扱いは学科で確認し、自由応募と同じ感覚で進めないようにします。[7]

キャリアセンターでは就職・面接対策や大学院進学などの相談もできます。就職と進学に迷う人は、希望職種の募集条件と、今後研究したい問いを持参すると、必要な情報を整理しやすくなります。[8]

編集部提案:相談に持参する三つの材料
材料書く内容
仕事の比較扱う対象、担当する段階、職種、学位条件
学修の経験設計・解析・実験での担当と判断、残る課題
今後の計画就職・進学の候補、応募や入試、研究との日程調整

まず自分の学科の経験を一つ選び、どの仕事につなげて考えたいかを仮に書いてみましょう。就職率だけで安心したり、院へ進めば必ず希望職に就けると決めたりせず、具体的な仕事と必要な準備から進路を選んでいきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 関西大学 2025年度・2024年度 就職・進路状況確認日:2026-09-11 / PDF全頁、建108/78/78/28、都134/102/102/30、エ87/47/47/35
  2. 関西大学 業種別就職状況確認日:2026-09-11 / 画像全頁、環都227分母85建44サービス30製27情報
  3. 関西大学 理工系 進路就職情報確認日:2026-09-11 / 2024年度全文確認、学部/院別。対象3学科企業欄再照合
  4. 関西大学 建築学科確認日:2026-09-11 / 本文全文、設計・構造・環境。資格条件は個別確認へ
  5. 関西大学 都市システム工学科確認日:2026-09-11 / 本文全文、3年次2コース。院生紹介を学部実績にしない
  6. 関西大学 エネルギー環境・化学工学科確認日:2026-09-11 / 本文全文、化学工学・実験重視。院生研究を学部生にしない
  7. 関西大学 千里山 理工系就職支援確認日:2026-09-11 / 全文。学科教員事務連携/推薦案内
  8. 関西大学 キャリアセンター 在学生の方確認日:2026-09-11 / 全文。就職面接/進学相談

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