2025年度の就職率と業種別人数を確認する

2025年度・経済学部の就職・進路状況
項目人数・率
卒業者694人
就職活動者631人
就職決定者620人
大学院進学者23人
就職率98.3%
[1]

就職率の分母は631人の就職活動者です。卒業者全員の就職割合や、金融業界への内定率ではありません。進学者などもいるため、数字を読むときは誰を分母にした指標なのかを確認しましょう。[1]‌​‌​​‌​​‌‌​‌‌‌‌‌​​​​‌‌​‌‌‌‌‌‌​​​​‌‌​‌​​​‌‌‌​‌‌​​‌​‌​​‌‌​​​‌‌​​​​

就職者620人の主な業種(2026年5月1日現在)
業種人数
金融業・保険業111人
教育・広告・その他サービス業109人
情報通信業102人
製造業101人
卸売業・小売業66人
公務員・公立学校教員32人
[2]

金融・保険は主要な進路の一つですが、そこだけに集中しているわけではありません。また、業種表にはコース別の割合や職種別の人数は示されていません。経済政策コースの学生が全員公務員、国際経済コースの学生が全員海外勤務といった読み方はできません。

2025年度の就職先を、職種を調べるために使う

経済学部の公式ページには2025年度実績として、次のような就職先が掲載されています。過去に卒業生が就職した例であり、自分の入社や希望部署への配属を保証するものではありません。[3]

2025年度就職先の例
分野掲載企業・機関の例
金融・保険日本銀行、日本政策金融公庫、農林中央金庫、三井住友銀行
サービス業などアクセンチュア、オリエンタルランド、大和総研、マイナビ
情報通信伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、NTTデータ、楽天グループ
製造キッコーマン、京セラ、スズキ、三菱重工業
卸売・小売岩谷産業、阪和興業、マクニカ、ローソン
公務員など国家公務員一般職、国税専門官、大阪府職員、大阪市職員
[3]

金融機関への就職を全員エコノミストや市場分析担当、コンサルティング会社への就職を全員同じ職種の実績と扱わないようにします。募集する法人、採用区分、業務内容を確認し、研究で扱った分野との接点を探してください。

編集部提案として、企業を比べるときは「顧客」「提供する商品・サービス」「募集職種」「初期配属や育成」を並べます。経済学の知識を使う場面が想像できなければ、現場でどんな情報を集め、どう判断する仕事なのかを説明会で聞いてみましょう。

3年次からの4コースを、関心の言葉に置き換える

経済学部は導入・基本・展開・実践と段階を踏むカリキュラムです。1・2年次に基礎を学び、3年次から経済政策、歴史・思想、産業・企業経済、国際経済の4コースに分かれて専門を深めます。[4]

4コースと、編集部提案の経験の振り返り
コース公式案内に示された学び振り返りの問い
経済政策財政、社会保障、雇用、地域などの政策制度や政策を、誰への影響から比較したか
歴史・思想経済や社会思想が発展した過程異なる時代の資料を、どんな背景とともに読んだか
産業・企業経済企業行動やビジネスデータの分析企業や地域の動きを、どんな情報から考えたか
国際経済貿易・金融や国・地域を越える経済活動国や時期の違いを踏まえ、どう比較したか
[4]

どのコースも、その名称と同じ業界へ進むためだけの学びではありません。編集部提案として、授業で気になった問いを一つ選び、使用した理論、資料やデータ、自分の考察を簡潔に書きます。科目名を並べるより、自分の取り組みが伝わります。

統計や計量経済学を学んだ場合も、手法の名称だけで分析力を示そうとせず、何を知りたくて使ったかを説明します。歴史・思想を学ぶ人なら、資料の時代背景や見方の違いを確かめた作業が、考え方を伝える材料になります。

実際の観察調査から、問いとデータの関係を学ぶ

学部は片山ゼミの2026年度の活動として、キャンパス内店舗付近で購買行動を観察・記録した調査を報告しています。6月下旬から7月にかけて、昼休みの時間帯を中心に実施し、店舗と自動販売機の利用の違いなどを検討しました。[5]

報告では、収集データの分析やレポート作成に触れたうえで、店舗運営へのフィードバックは予定として記されています。店舗の売上を改善した成果や、学部全員が参加する活動として紹介することはできません。[5]

編集部提案として、こうした調査経験を話す際は、観察した場所・時間帯・対象と、自分が記録や分析で担当したことを分けます。調査の結果から言えることと、まだ確かめていないことを示すと、情報を慎重に扱う姿勢も伝えられます。

編集部の架空の例:学生が商品の売れ方を比較したところ、時期によって違いがあった。学生は価格だけが原因だと決めず、営業日や品ぞろえなど、ほかに変わった条件も調べた。比較できない点をレポートに残し、追加調査の案をまとめた。これは片山ゼミの実際の分析結果ではなく、編集部が考えた説明例です。

グラフや表を作った場合は、単位、期間、対象、使った資料を確認します。二つの数値が一緒に動いたことだけで原因と結果を決めないこと、自分の予想と違う結果を除かないことも、学修経験を正確に話すうえで大切です。

自己PRと志望理由は、学びの説明から一歩進める

編集部提案:経験を応募準備へつなぐメモ
段階書くこと
学びの説明どんな経済の問いを、何を使って考えたか
自己PRの材料資料の確認、役割分担、分析、発表の改善で取った行動
仕事研究募集職種が誰の、どんな課題を扱うか
志望理由自分の関心と、その仕事への理解がどこでつながるか

「経済を学んだので金融を志望します」だけでは、数ある企業の中から選ぶ理由が伝わりにくくなります。編集部提案として、関心を持ったきっかけに加え、説明会や募集情報で確かめた具体的な仕事を挙げましょう。まだ未確認なら、想像した仕事内容を事実として書かず、確認する質問に変えます。

ゼミの共同研究なら、自分が担当した集計、議論の整理、発表の修正などを説明します。チームの成果をすべて自分の実績にする必要はありません。課題を解決しきれなかった場合でも、何を試し、何が分かり、次に何を確かめたいかを話せます。

経済学部のカリキュラムは、フィールドワーク、ビジネスプラン、政策提言などの多様な実践も案内しています。応募先に合わせて実際の経験を選び、全員が外部への提案や受賞を経験するかのような表現は避けましょう。[4]

公務・民間・進学を比較し、相談で準備の順番を決める

学部の就職ページは、企業・業界研究や選考準備のためのセミナーを案内しています。大学のキャリアセンターでは低年次の学生を含め、就職や面接、大学院進学などの相談もできます。[3] [6]

編集部提案:進路別に確認すること
進路準備する材料
民間企業募集職種、事業や顧客、選考条件、話せる経験
公務員志望機関の仕事、受験区分、当年度の日程と選考方法
大学院研究したい問い、指導分野、入試と修了後の希望

公務員を目指す人も、学部で財政や政策を学んだことだけで準備が終わるわけではありません。志望先の募集に合わせ、必要な学習と経験の説明を整理します。大学院なら、就活への不安だけで決めず、研究を深めたい内容と進学先の学修を教員に相談しましょう。

まず授業やゼミでの経験を一つ書き、関心のある職種と比べてみてください。研究成果の大きさだけでなく、情報を確かめて判断した過程を言葉にすることが、経済学部での学びを応募準備へつなぐ一歩になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 関西大学 2025年度・2024年度 就職・進路状況確認日:2026-09-11 / PDF全頁、経694卒631活動620就23院98.3
  2. 関西大学 業種別就職状況確認日:2026-09-11 / 画像全頁、620分母
  3. 関西大学 経済学部 就職実績確認日:2026-09-11 / 本文1408全文、2025企業例。画像は不採用
  4. 関西大学 経済学部 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 本文3255全文、3年次4コースと段階学修。資格/単位詳細不採用
  5. 関西大学 片山ゼミ 購買行動の観察・統計調査確認日:2026-09-11 / 本文全文、2026-06下旬〜07観察、フィードバック予定。性別別の観察結論は記事不採用
  6. 関西大学 キャリアセンター 在学生の方確認日:2026-09-11 / 全文。低年次・進学含む相談

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