体育学部と大学院の進路は分けて確認する
鹿屋体育大学は体育学部と大学院を設けており、公式の進路状況でも学部、修士課程、博士課程を分けています。大学名で就職先を調べるときは、まず自分が学部卒業後の進路を考えているのか、大学院修了後を考えているのかをそろえましょう。[1] [6]
2025年度の体育学部は卒業者187人に対し、就職者156人、進学者24人、その他7人です。修士課程は修了者20人、就職者12人、進学者4人、その他4人で、博士後期課程・3年制博士課程は修了者10人、就職者1人、その他9人です。いずれも2026年5月1日現在の表です。[1]
大学院の人数を学部の人数に足して、学部の就職率と説明することはできません。また、その他の内訳はこの表だけでは分かりません。博士課程のその他を全員未就職とするなど、記載のない状態を推測しないでください。
この記事では、主に体育学部からの進路を中心に確認します。大学院を検討する人は、希望する研究テーマや専攻の案内と、修了者の進路を合わせて読み、進学の目的を具体的にしていきましょう。
83.4%は卒業者のうち就職した人の割合
| 区分 | 人数 | 卒業者187人に対する割合 |
|---|---|---|
| 就職者 | 156人 | 83.4% |
| 進学者 | 24人 | 12.8% |
| その他 | 7人 | 3.7% |
表の83.4%は、就職者156人を卒業者187人で割った割合です。就職希望者だけを分母とした就職率ではありません。他大学の就職率と比較する場合は、分母が同じかを確かめてください。進学者を含む卒業者全体を分母とした値を、希望者に対する割合と並べても同条件の比較にはなりません。[1]
体育学部にはスポーツ総合課程と武道課程があります。2025年度はスポーツ総合課程が卒業者134人、就職者110人、進学者20人、その他4人、武道課程が卒業者53人、就職者46人、進学者4人、その他3人です。課程の規模や進路の構成も確認しましょう。[1]
数字を見た後は、自分がどの進路を希望するかを考えることが必要です。大学の実績は候補を知る手がかりにはなりますが、本人の内定可能性や将来の配属を表すものではありません。
教員、公務員、選手、企業という選択肢を比べる
| 進路区分 | 人数 | 準備で確認したいこと |
|---|---|---|
| 教員 | 34人 | 免許・採用選考・授業についての準備 |
| 公務員等 | 36人 | 職種と試験区分・日程 |
| スポーツ健康関連企業 | 7人 | 担当業務や求められる資格 |
| プロ・実業団選手 | 20人 | 競技活動と仕事の関係 |
| その他一般企業 | 59人 | 募集職種・配属・選考内容 |
公務員等36人は、一般行政・団体等9人と、警察・消防・自衛隊・刑務官等27人を合わせた人数です。教員34人は中学校15人、高等学校11人、特別支援学校7人、その他1人です。進路の種類によって必要な準備が異なるため、公務員や教員を一括りにせず、希望職種を確認してください。[1]
スポーツ総合課程では競技スポーツ、生涯スポーツ、健康づくりなどを理論と実践から学び、武道課程では特に柔道・剣道を通じた学びを案内しています。競技を続けるだけでなく、人を指導する、活動を支える、別の業界で働くなど、自分の関心を広げて考えられます。[2]
一般企業への応募では、体育大学での経験を相手の仕事に合わせて説明することが大切です。体力や根性という言葉だけでなく、課題の分析、協力、準備や改善など、本人が実際に行ったことを具体化してみましょう。
九州以外への就職や企業の実績も確認できる
公式の2025年度地域別進路状況の図は、就職者156人を分母としています。九州72人、関東43人、中部12人、近畿10人、中国9人、四国5人、北海道・東北4人、海外1人です。九州だけでなく、複数の地域への進路が掲載されています。[1]
地域別の割合を見る場合、九州46.2%、関東27.6%は就職者156人に対する値です。進路全体の図の187人とは分母が違います。進学者を含む全卒業者の居住地域や、出身地別の就職状況を示すものとして扱わないでください。[1]
主な就職先・進路先は2023~2025年度の3年間をまとめて掲載されています。その他一般企業の例には積水ハウス、キーエンス、森永乳業、ソフトバンク、鹿児島銀行、星野リゾートなど、スポーツ健康関連企業にはアルペン、ルネサンスなどがあります。すべてが2025年度一年度の就職先という意味ではありません。[1]
会社名の一覧だけでは、職種や社別人数、大手企業の割合は分かりません。知っている会社を見つけたら、実際の募集を読み、何を担当する採用なのかを確認しましょう。希望地域で探す場合も、勤務地や異動に関する企業の説明を確認して候補を比べます。
競技・教員・企業の準備を一枚の予定表にする
鹿屋体育大学での活動と就活を両立するため、まず動かせない予定を整理することを勧めます。以下は編集部による準備方法です。競技の大会や合宿、研究・実習、採用試験、応募書類の締切を同じ表に書き、準備が重なる期間を確認してみましょう。
| 項目 | 記入する内容 |
|---|---|
| 希望 | 第一候補と比較したい別の進路 |
| 条件 | 資格・学位・募集対象 |
| 予定 | 試験・締切・学業・競技の時期 |
| 経験 | 本人が説明できる行動と学び |
| 相談 | 確認したいことと相談先 |
複数の進路を検討するときは、それぞれの準備で共通することと固有のことを分けます。自分の経験の整理は複数の応募で使えますが、試験科目、提出物、志望理由は進路ごとに確認する必要があります。応募数を増やす前に、準備時間が確保できるかを見てください。
資格の案内では、教員免許状と、スポーツ関連資格の受験・講習免除などが区別されています。資格の名前だけで応募できると判断せず、取得条件と実際の募集条件を照合しましょう。履修については大学の担当係に確認すると、計画を具体化できます。[3]
キャリア形成支援センターで経験の伝わり方を確認する
大学のキャリア形成支援センターには就職相談員が常駐し、進路相談、履歴書やエントリーシートの添削、面接指導を行っています。ジョブカフェには、教員・公務員や一般企業の選考に向けた資料や書籍があり、貸出も行っています。[5]
大学は就職ガイダンスや就活セミナー、教員・公務員採用模擬試験も案内しています。2026年度セミナーには適性検査や就活の軸、直前準備などの予定が掲載されています。開催予定は変更の可能性もあるため、利用時に最新の学内案内を確認してください。[4]
相談に持ち込む経験は、競技で優勝した話だけでなくて構いません。役割を果たすために考えたこと、結果を確かめたこと、失敗して方法を変えたことなど、本人が説明できる経験を選びましょう。チーム全体の成果と本人の貢献を分け、専門外の人にも分かる表現へ整えます。
まず希望進路を二つ選び、それぞれの募集や出願案内を確認し、経験を一つ書き出してください。体育・スポーツの学びを自分の将来につなげるために、大学の実績と学内支援を具体的な準備に使っていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 鹿屋体育大学 卒業・修了後の進路状況等確認日:2026-09-11 / 2025年度2026年5月1日現在、就職先例2023–2025年度
- スポーツ総合課程及び武道課程の目標確認日:2026-09-11 / 2課程と3系の構造図
- 取得可能な免許・資格確認日:2026-09-11 / 所定科目・卒業条件、免許/受験・講習免除区別
- 就職支援について確認日:2026-09-11 / 2026年度予定と就職支援行事
- 教育研究紹介確認日:2026-09-11 / キャリア形成支援センターの個別指導・ジョブカフェ
- 学部・研究科確認日:2026-09-11 / 体育学部と大学院を区別