2025年度新設の3学科と、旧工学部の実績を区別する
大学は情報理工学部を2025年度新設と案内し、情報工学科、知能情報システム学科、ロボティクス学科の3学科を掲載しています。令和6年度以前の学部一覧では、情報工学科とロボティクス学科は工学部に属しています。[1] [2]
現行の情報工学科と知能情報システム学科のページは、どちらも過去3年間の情報工学科の就職実績を掲載しています。ロボティクス学科は過去3年間の同名学科の実績を載せています。2025年度に新設された学部の4年間を終えた卒業者の実績としては扱えません。[3] [4] [5]
編集部提案として、実績を調べる際は、旧学科名、学部卒か大学院修了か、資料の表示年度をメモします。旧工学部の在学生は、自分の所属を新学部名へ変更せず、履修した内容から専門性を説明しましょう。新学部の在学生も、今後履修する予定の科目と実際に取り組んだ科目を分けます。
企業名は学位別に読み、職種は募集情報で確かめる
| 実績の対象 | 学部卒の例 | 大学院修了の例 |
|---|---|---|
| 旧情報工学科 | NTTドコモ、ソフトバンク、野村総合研究所、富士通、LINEヤフー | ソニーグループ、日本アイ・ビー・エム、任天堂、日立製作所 |
| 旧ロボティクス学科 | キヤノン、セイコーエプソン、不二越、富士電機、ニデック | 川崎重工業、トヨタ自動車、パナソニック、三菱電機 |
情報工学科の実績を載せた二つのページを、別々の学科の卒業実績として足し合わせないことが必要です。また、過去3年間の具体的な3年度は採用したページでは特定できません。この記事では大学の表示に合わせ、単年度の採用実績とはしません。[3] [4]
一覧は企業別の採用人数やすべての職種を示していません。IT企業への就職がすべて同じ種類の開発職とは限らず、メーカーへの就職がすべてロボットの設計職とも限りません。学部卒の一覧に院修了者の企業名を加えて、自分の進路を判断しないようにします。[3] [4] [5]
編集部提案として、興味を持った企業では、募集職種、必要な経験や学位、技術課題の有無、配属方法を確認します。事業内容と自分の制作物が近いだけでなく、どの工程を担当したいかまで考えると、企業を選ぶ理由が具体的になります。
情報工学科では、動くものを作った後の検証まで伝える
情報工学科は、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなど、コンピュータを成り立たせる基盤を学びます。プログラミングに加え、OS、組込みシステム、データベース、クラウドや情報セキュリティなどを扱う科目が紹介されています。[3]
コンピュータアーキテクチャ設計では、回路シミュレーターでプロセッサの構成を学ぶとしています。画面やアプリを作る学びだけでなく、その裏側で処理や通信がどう行われるかを考える内容です。情報工学科でも機械学習などを学べるため、学科名だけで学べる範囲を極端に区切らないようにします。[3]
編集部提案として、制作物は目的、利用者、構成、自分の担当、動作確認の方法をセットで説明します。使用言語を並べるより、入力が不正な場合や通信がうまくいかない場合など、どこまで確認したかを整理すると、取り組みの深さを伝えられます。
編集部の架空の例:班で作ったアプリが、特定の入力で停止した。担当学生は起きる条件を絞り、記録を確認して修正したうえで、同じ入力を再度試した。面接では「アプリを完成させた」に加え、不具合を再現して確かめた手順を説明した。実在の学生・サービスの事例ではありません。
知能情報システム学科では、データと評価条件を説明する
知能情報システム学科は、AI、データサイエンス、XR、量子コンピューティングなどを学ぶ構成です。確率・統計、アルゴリズム、データベースなどの基礎に加え、人工知能や学習理論、視覚情報処理の科目が紹介されています。[4]
データサイエンスの科目説明は、異常値や欠測値の扱い、統計や線形代数に基づく手法、分析結果の可視化を扱います。知能情報システムデザインでは、利用者と開発者が要求を共有し、システムを設計・評価する学びが示されています。[4]
編集部提案として、AIを使った課題や研究では、何を予測・分類したいか、どのデータを使ったか、何と比較して評価したかを整理します。精度などの数値を話す場合は、評価に使ったデータや条件も添え、自分が試していない環境でも同じ結果になると断定しないようにします。
生成されたコードや既存のモデルを利用した場合も、どこを自分で理解・変更・検証したかを説明できるようにします。これは編集部による応募準備の提案です。「AIを使える」という一言だけにせず、目的に合わせて方法を選び、結果を確かめた経験として伝えましょう。
ロボティクス学科では、機械・回路・制御の担当を分ける
ロボティクス学科は、計測・自動制御、プログラミングやAI、機械・回路の設計、システムを統合する学びを紹介しています。情報だけ、機械だけの一分野で完結せず、それぞれを連動させて実際に動くものを作る内容です。[5]
ロボット設計演習では、自律走行するマイコンカーをチームで設計・製作するとしています。信号処理やロボット制御の科目もあり、センサーから得る情報の処理や、位置・力などの制御を学びます。[5]
編集部提案として、チームでロボットを作った経験は、機構、回路、プログラム、測定、統合確認などに分けて自分の担当を示します。動かなかったときに、どの部分に原因があると考え、どの順序で確かめたかも説明できる材料です。大会の順位やチーム全体の成果だけで、自分の貢献を表さないようにしましょう。
| 主な経験 | 整理する説明 | 募集で確認すること |
|---|---|---|
| ソフトウェア実装 | 機能、構成、不具合の確認 | 開発分野・技術選考・配属 |
| データ・AI | データ条件、手法、評価の限界 | 分析業務・学位・必要経験 |
| 機構・回路・制御 | 担当箇所、測定、統合時の調整 | 担当工程・製品・職種条件 |
授業や研究で使う専門技術が、そのまま求人の必須条件と一致するとは限りません。編集部提案として、経験と募集条件の共通点だけでなく、これから学ぶ必要がある点も書き出すと、面接や説明会で確認する質問が具体化します。
資格・大学院・全学支援を、希望職種に合わせて使う
学科ページは情報処理技術者やネットワークなどの資格、ロボティクスではCADや機械設計などの資格を推奨しています。推奨はすべての学生や企業で必須という意味ではありません。取得済み、学習中、これから検討する資格を分け、希望する募集条件に照らして準備します。[3] [4] [5]
全学の2026年3月卒業生は、就職希望者1,145人、内定者1,144人、内定率99.9%です。2026年3月31日現在の希望者を分母とした割合で、新設の情報理工学部の率ではありません。大学院への進学も、院の企業一覧だけで決めず、研究したい問いと希望職種の学位条件、期間・費用を比べます。[6]
進路開発センターでは履歴書添削や模擬面接、学科担当教員による相談を案内しています。まず制作・研究を一つ選んで目的、担当、工夫、結果を一枚にまとめ、興味のある募集と一緒に持参しましょう。専門内容が初めて聞く相手に伝わるかも確認できます。[7]
学部名やAIの流行だけで採用結果を予測するより、自分がどこまで実装し、どの条件で検証したかを伝える準備ができます。応募する仕事を具体化し、足りない情報を相談で埋めながら、提出物と面接の説明を整えましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 金沢工業大学 情報理工学部確認日:2026-09-11 / 全文。2025新設3学科
- 金沢工業大学 令和6年度以前の学部学科確認日:2026-09-11 / 全文。旧工学部情報/ロボ
- 金沢工業大学 情報工学科確認日:2026-09-11 / 全文。現科目・旧情報企業学部/院
- 金沢工業大学 知能情報システム学科確認日:2026-09-11 / 全文。現科目・旧情報実績共通
- 金沢工業大学 ロボティクス学科確認日:2026-09-11 / 全文。現科目・旧ロボ学部/院企業
- 金沢工業大学 学部卒業生 就職実績確認日:2026-09-11 / 全文。全学2026希望1145内定1144
- 金沢工業大学 就職支援確認日:2026-09-11 / 全文。個別相談