現行6学科と、令和6年度以前の所属を確認する

現行の工学部には6学科があります。一方、令和6年度以前の学部一覧には、機械工学科、航空システム工学科、ロボティクス学科、電気電子工学科、情報工学科、環境土木工学科が掲載されています。現在の情報工学科・ロボティクス学科は情報理工学部の案内に載っているため、旧在学生の所属まで新しい学部名へ置き換えないようにします。[1] [2] [3]‌​​‌‌‌​​​‌‌‌​‌‌‌​​​​‌‌‌​‌​‌‌‌​​​‌​​‌​​​​​​‌‌​‌​‌​​​​​​​‌‌​‌‌​​​‌

現在の学科ページと、掲載就職先の対象
現行学科主な就職先一覧の対象学科
機械工学科/先進機械システム工学科機械工学科
航空宇宙工学科航空システム工学科
電気エネルギーシステム工学科/電子情報システム工学科電気電子工学科
環境土木工学科環境土木工学科
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各一覧は「入学案内2027」からの過去3年間の実績です。具体的な3年度をページだけで確定できないため、この記事では単年度の実績に読み替えません。とくに、同じ旧学科の実績が複数の現行学科ページにある場合、別々の卒業者集団として人数を足し合わせることはできません。[4] [5] [6] [7] [8] [9]

機械・先進機械・航空では、対象と設計判断を具体化する

機械工学科は材料、機械、熱、流体の力学を基礎に、設計・加工や材料、環境・エネルギーを学びます。製図やCAD、機械設計、3Dのモデル化・解析などが紹介されています。先進機械システム工学科では、加工や生産の仕組みに加え、センサーで得たデータやデジタルツインを活用する学びを扱います。[4] [5]

航空宇宙工学科では、空力、構造、制御、材料、エンジンなどを学びます。風洞、ジェットエンジン、実機、フライトシミュレーターなどに触れる学習環境や、人力飛行機・小型無人飛行機・人工衛星の学生プロジェクトも紹介されています。施設があることと、自分がそこで何を担当したかは分けて説明しましょう。[6]

過去3年間の主な就職先例(学部卒と大学院修了を分離)
対象学科学部卒の例大学院修了の例
機械工学科アイシン、ダイキン工業、テルモ、不二越川崎重工業、小松製作所、東レ、マツダ
航空システム工学科全日本空輸、日本航空、日本飛行機、本田技研工業MHIエアロスペースシステムズ、SUBARU、トヨタ自動車
[4] [6]

編集部提案として、設計経験は「何を作ったか」に加え、強度、重さ、加工のしやすさなど、どの条件を考えたかを整理します。解析と実測が一致しなかった場合は、差をどう確認したかを説明できます。航空会社の掲載実績から全員が操縦士や特定の技術職として採用されたと推定することは避け、応募する募集区分を確認してください。

電気エネルギーと電子情報では、扱う対象の違いを伝える

電気エネルギーシステム工学科は発電・送電、電気機器、電力の変換や制御、蓄電などを学びます。電子情報システム工学科は半導体、通信・電波、音響・映像などを中心に、回路を作って測る技術も扱います。同じ「電気系」でも、自分が取り組んだ対象や測定方法を具体的に説明することが大切です。[7] [8]

電気エネルギーシステム工学科のページには、旧電気電子工学科の学部卒実績として関西電力、GSユアサ、東京電力ホールディングス、北陸電力などが掲載されています。電子情報システム工学科のページでは、同じ旧学科の学部卒実績としてNTT東日本、キオクシア、セイコーエプソン、明電舎などを掲載しています。二つの現行学科がそれぞれ出した卒業実績とは扱いません。[7] [8]

大学院修了者の実績も別欄にあり、電気エネルギー側では富士電機や横河電機、電子情報側では浜松ホトニクスや村田製作所などが掲載されています。いずれも企業ごとの人数や配属の保証を示す一覧ではありません。[7] [8]

編集部提案として、面接用の研究説明は「目的→回路や測定の方法→自分が変えた点→結果と限界」の順に作ります。電力や半導体といった大きな分野名だけで終わらず、何を測り、どの条件で比較したかまで伝えましょう。図を使う場合も、研究室の情報を外部に出せる範囲を確認してください。

電気系の2学科は、対象となる国家資格の合格などによって一部専門科目の単位を認定する制度を紹介しています。入学前の合格も対象とする案内がありますが、資格名を示せばすべての単位が認定される制度ではありません。自分の所属・合格科目・申請手続を大学に確認します。[7] [8]

環境土木では、建設・調査設計・インフラ運用を比較する

環境土木工学科は、道路や橋などの計画・設計・施工だけでなく、維持管理、防災、地理空間情報を学ぶ構成です。測量、構造力学、水理、材料、建設マネジメントに加え、電子地図や3次元の空間情報を扱う学びも紹介されています。[9]

学科の進路説明は、建設会社、調査や測量・設計を担う建設コンサルタント、公共機関やインフラの運用に関わる進路を挙げています。学部卒の掲載例には清水建設、大成建設、オリエンタルコンサルタンツ、中日本高速道路、国土交通省、石川県庁などがあります。大学院修了の欄には鹿島建設、NIPPOなどが別に載っています。[9]

編集部提案として、「地域の暮らしを支えたい」という関心を、計画する、調べて設計する、現場で造る、維持管理するという仕事の違いへ分けます。そのうえで求人を読み、募集区分、配属、勤務場所、必要な試験や資格を比較します。公務員の掲載実績がある場合も、採用試験の区分や条件は別途確認してください。

編集部の架空の例:測量実習で複数回の値がそろわず、担当学生が機器の設定と記録の手順を班員と確認した。再測定の結果と最初の記録を比較し、差が残る理由を報告書に記した。面接では「協力した」だけでなく、精度を確かめるために自分がした行動を説明した。実在の学生や採用事例ではありません。

全学の99.9%と75.7%は、別の指標として読む

2026年3月卒業生の全学実績は、卒業者1,436人、進学者262人、就職希望者1,145人、就職内定者1,144人です。2026年3月31日現在の内定率99.9%は、就職希望者を分母とします。工学部だけの率、技術職だけの率、卒業者全員の率ではありません。[10]

同じページは、就職者全体の75.7%が上場企業・大手企業・公務員・教員へ就職したとしています。大学の大手企業の定義は資本金3億円以上、または従業員300人以上です。75.7%を大手企業だけの割合や、自分の採用確率に読み替えないようにしましょう。[10]

編集部提案として、学部就職か大学院進学かで迷う場合は、深めたい研究、希望職種の学位条件、学費・期間、研究室での相談内容を並べます。企業一覧に有名な会社が多いことだけを進学理由にせず、どの専門性を深めたいかと、具体的な募集条件を結び付けて考えます。

設計・実験の説明と、求人の疑問をセットで相談する

大学は、進路開発センターによる履歴書添削や模擬面接、学科担当教員の相談などを案内しています。専門の研究内容は教員へ、初めて聞く採用担当者に伝わるかは個別面接の練習へ、と相談の目的を整理すると活用しやすくなります。[11]

編集部提案として、最初に設計・実験・実習を一つ選び、目的、自分の担当、判断した条件、結果、次に改善したい点を一枚にまとめます。次に二つの募集を選び、仕事内容、学位条件、配属の決まり方を比べます。研究の説明が長くなる場合は、専門外の相手へ一分程度で伝える版も用意しましょう。

学校推薦などを検討する場合は、自分の学科で利用できる求人、応募の手順、承諾後の扱いを学内で確認します。この記事の企業一覧は制度の利用条件を示すものではありません。大学名や内定率への不安だけで判断せず、自分が学んだ内容を説明し、条件を確認したうえで応募先を選びましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 金沢工業大学 工学部確認日:2026-09-11 / 全文。現行6学科
  2. 金沢工業大学 令和6年度以前の学部学科確認日:2026-09-11 / 全文。旧工学部6学科
  3. 金沢工業大学 情報理工学部確認日:2026-09-11 / 全文。現所属
  4. 金沢工業大学 機械工学科確認日:2026-09-11 / 全文。製図力学設計、学部/院企業
  5. 金沢工業大学 先進機械システム工学科確認日:2026-09-11 / 全文。デジタル生産、旧機械企業を掲載
  6. 金沢工業大学 航空宇宙工学科確認日:2026-09-11 / 全文。施設/学び、旧航空システム企業
  7. 金沢工業大学 電気エネルギーシステム工学科確認日:2026-09-11 / 全文。学び、旧電気電子企業、資格単位
  8. 金沢工業大学 電子情報システム工学科確認日:2026-09-11 / 全文。学び、旧電気電子企業、資格単位
  9. 金沢工業大学 環境土木工学科確認日:2026-09-11 / 全文。測量維持管理、進路、学部/院企業
  10. 金沢工業大学 学部卒業生 就職実績確認日:2026-09-11 / 全文。2026年全学、2指標の分母と大手定義
  11. 金沢工業大学 就職支援確認日:2026-09-11 / 全文。個別支援

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