97.6%は就職希望者に対する割合
| 学類 | 卒業者 | 進学者 | 就職希望者 | 就職決定者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 人文学類 | 138人 | 15人 | 121人 | 118人 | 97.5% |
| 法学類 | 157人 | 10人 | 141人 | 136人 | 96.5% |
| 経済学類 | 123人 | 4人 | 116人 | 112人 | 96.6% |
| 学校教育学類 | 92人 | 5人 | 84人 | 83人 | 98.8% |
| 地域創造学類 | 82人 | 4人 | 77人 | 76人 | 98.7% |
| 国際学類 | 84人 | 3人 | 77人 | 76人 | 98.7% |
| 学域合計 | 676人 | 41人 | 616人 | 601人 | 97.6% |
公式資料の就職率は、就職決定者を就職希望者で割った数値です。卒業者676人の97.6%が就職したという意味ではありません。就職希望者には就職活動中の人も含み、進学と就職の双方が決まった人は就職として扱う集計です。[1]
学域の就職決定者601人の内訳は、産業界399人、官公庁134人、教員65人、医療関係2人、自営業1人です。民間企業だけの就職率や、いわゆる大手企業への就職率として読むことはできません。進学や試験準備なども含め、自分が目指す経路に近い区分を確認してください。[1]
金融・メーカー・情報通信などに就職実績がある
| 分野 | 掲載先 |
|---|---|
| 金融 | 三菱UFJ銀行、北陸銀行、北國フィナンシャルホールディングス |
| メーカー | サントリーホールディングス、TOPPAN、小松製作所 |
| 情報通信・メディア | 日本アイ・ビー・エム、PFU、北國新聞社 |
| 電力・交通 | 北陸電力、西日本旅客鉄道 |
| 自治体 | 石川県庁、金沢市役所、富山県庁 |
この一覧は、大学院修了者を除いた人間社会学域の欄から選んでいます。資料では個々の企業の就職者を6学類に分けていないため、銀行は経済学類、新聞社は国際学類の実績だと推定しないようにしましょう。採用された職種や配属先も、この表だけでは分かりません。[1]
有名企業への就職例があることと、大学名で採用されることは別の話です。希望する会社が見つかったら、今年度の募集職種、応募条件、選考日程を確認し、自分が担当したい仕事を言葉にします。企業名の知名度だけでなく、顧客、提供するサービス、働く場所の違いも比較しましょう。
公務員と教員は学類別の実績を確かめる
法学類の就職決定者136人のうち、官公庁は61人、産業界は75人です。法律を学ぶ人の進路が公務員だけに限られるわけではありません。一方、学校教育学類の就職決定者83人のうち、教員は58人です。同学類でも産業界20人、官公庁3人、医療関係2人という内訳が掲載されています。[1]
人文学類では官公庁32人、教員6人、経済学類では官公庁16人、地域創造学類では官公庁19人、国際学類では官公庁3人、教員1人が確認できます。官公庁を目指す人は法学類だけ、教員は学校教育学類だけという読み方をせず、自分の履修や応募資格を踏まえて検討してください。[1]
試験を受ける先が決まったら、職種区分、日程、試験科目、必要な免許等を募集要項で確認します。民間企業との併願を考える場合は、試験勉強と企業への応募準備を一つの予定表にまとめましょう。合格者数と実際の就職者数は異なるため、過去の合格実績だけで就職先を判断しないことも大切です。
6学類の学びを応募書類の材料にする
| 学類 | 学びの特徴 | 振り返る問い(編集部の提案) |
|---|---|---|
| 人文 | 文献読解、実験・調査、フィールドワークなど | 資料の解釈をどの根拠で確かめたか |
| 法 | 法律・政治、討論、規範の適用や政策 | 利害が異なる立場をどう整理したか |
| 経済 | 理論・政策、経営・情報、地域・比較の学習 | 現象を説明するために何を比較したか |
| 学校教育 | 教科の専門性と教授法、子どもの理解 | 相手の理解に合わせて説明をどう変えたか |
| 地域創造 | 地域の調査や体験、資源の分析、計画・政策 | 現地の声と資料の違いをどう捉えたか |
| 国際 | 地域の知識、言語、異文化理解と共生 | 背景の違う相手との理解をどう確かめたか |
教育目的に書かれた力が、在学するだけで本人の強みになるわけではありません。実際に履修した授業、ゼミ、調査から一つ選び、課題、自分の行動、結果や考えの変化を整理します。共同発表なら、他のメンバーの担当と自分の担当を分けて説明しましょう。
人文・法・経済の学生は、結論だけでなく、資料を選び、別の解釈と比べた過程が説明の材料になります。学校教育では、授業案や説明を改善した理由を振り返れます。地域創造・国際では、調査先や異なる背景の相手と接した経験から、事前の想定をどう修正したかを考えてみてください。これは応募準備の提案であり、各学類の採用職種を限定するものではありません。
専攻と直接同じ名前の業界でなくても、学んだことを使う場面は検討できます。例えば調査結果を整理して相手に説明する仕事に関心があるなら、応募先で扱う情報と大学で扱った情報の違いまで確認します。「コミュニケーション力がある」という一言より、相手に応じて何を工夫したのかを示す方が、経験の内容が伝わります。
キャリア支援を具体的な相談に使う
大学のキャリア支援では、専門の相談員による相談、エントリーシートの添削、面接練習などを案内しています。仕事選びの段階でも、民間企業と公務員のどちらに迷っているか、希望する地域はどこかを整理して持参すると、相談事項が明確になります。[4]
就職体験記は、アカンサスポータルから学務情報サービス、ポートフォリオ、就職システムへ進む方法が案内されています。OB・OGの在職者名簿はキャリア支援のカウンターでの確認を案内しています。閲覧・利用の手順を守り、体験記の選考年度と今回の募集条件が同じかは別途確認しましょう。[4]
オンライン面接用には中央図書館や自然科学系図書館の部屋が案内され、予約して利用する形です。また、公務員向けのガイダンス等も紹介されています。日程や利用条件は更新されるため、必要な時点で大学の案内を確かめてください。[4]
今日の準備は進路と経験を一つずつ具体化する
最初に、気になる進路を民間企業、官公庁、教員、進学から選び、その理由を短く書きます。複数あっても構いません。そのうえで、募集情報や進学要項を一つ読み、締切と準備が必要な項目を予定表へ入れましょう。
次に、ゼミや実習で自分が取り組んだ経験を一つ選びます。資料の比較、説明の改善、聞き取りなど、具体的に行ったことを記録し、仕事とのつながりがまだ分からない部分は相談員や教員に聞きましょう。学域の高い就職率を安心材料にするだけで終わらせず、自分の判断と準備に使うことが大切です。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 金沢大学 令和6年度卒業・修了者の進路状況確認日:2026-09-11 / 全70頁本文・画像確認。印刷p2–3学類別、p33–62学士人間社会列
- 金沢大学 学域・学類確認日:2026-09-11 / 現行6学類
- 金沢大学 教育目的(学士課程)確認日:2026-09-11 / 学類別の教育目的
- 金沢大学 キャリア支援 FAQ確認日:2026-09-11 / 相談、体験記、OB・OG、面接部屋