就職85人・進学88人。就職率の分母は希望者88人
| 項目 | 人数・率 |
|---|---|
| 卒業者 | 180人 |
| 就職希望者 | 88人 |
| 就職者 | 85人 |
| 就職率(希望者が分母) | 96.6% |
| 進学者 | 88人 |
| その他 | 7人 |
就職希望者と進学者は、たまたま同じ88人ですが別の区分です。就職率96.6%は就職希望者に対する割合で、卒業者全員の就職率ではありません。就職85人、進学88人、その他7人を合わせると卒業者180人になります。[1]
就職希望で未定の3人は、「その他」7人と独立して足す数字ではありません。その他には進路不明や採用試験準備なども含まれます。進学者まで就職できなかった人として扱わないようにしましょう。[1]
学科別表には現行の理学科178人に加え、旧数理情報科学科1人、旧物理科学科1人の卒業者が掲載されています。学部合計を現在の各プログラムの実績に分けたり、旧学科の小人数の数値を現行プログラムの就職率として使ったりはできません。[2]
理学科の5プログラムは、扱う対象と方法が異なる
| プログラム | 学びの対象・方法 |
|---|---|
| 数理情報科学 | 数学・統計科学・情報科学、理論と応用 |
| 物理・宇宙 | 原子から宇宙までの現象、計測・理論・観測 |
| 化学 | 物質の構造や反応、合成・分析など |
| 生物学 | 分子・細胞から個体・生態系、進化まで |
| 地球科学 | 地震・火山・地層・鉱物などの観察と解釈 |
数理情報科学では、代数や解析に加え、統計、情報理論、計算数学などを学びます。応募書類では「数学が得意」だけでなく、前提を整理し、論理を確かめ、他者に説明した具体的な経験を示せます。[4]
物理・宇宙プログラムでは、基礎物理計測実験や天体観測実習などが紹介されています。化学では、分析、有機、物理、生化学などの実験科目や論文講読、特別研究があります。履修した科目と実際に自分が経験した方法を区別して整理しましょう。[5] [6]
生物学はミクロからマクロまで多様な視点を持ち、実験や地域自然環境実習などを案内しています。地球科学の地質調査法実習は、野外調査のデータをまとめ、各自で地質図を作成する学びとして紹介されています。[7] [8]
情報・電力・半導体・金融・公務などに就職先がある
| 分野(編集部が整理) | 掲載先 |
|---|---|
| 情報・技術関連 | テクノプロ、NTTデータNCB、LINEヤフーコミュニケーションズ |
| 電力・製造等 | 九州電力、Japan Advanced Semiconductor Manufacturing、伊藤忠飼料 |
| 金融・流通等 | 鹿児島銀行、福岡銀行、イオン九州、ヤマト運輸 |
| 公的機関等 | 鹿児島市、気象庁、熊本国税局、九州地方整備局、自衛隊 |
掲載先は主な例であり、企業別・プログラム別人数や採用職種を示していません。半導体企業への就職を全員研究職としたり、情報企業への就職をすべて開発職としたりすることはできません。
中央の業種表には、就職者85人のうち公務員20人、建設・製造14人、情報通信11人、教員10人などが掲載されています。教員10人を正規採用者数や教員採用試験の合格者数に読み替えないでください。[1]
編集部提案として、応募先の比較では「事業分野」と「仕事内容」を別に確認します。同じ業界でも、研究、品質、製造、情報システム、営業などでは求められる役割が違います。自分の専門が直接一致するかだけでなく、使ってきた方法と仕事の接点を考えましょう。
大学院進学は、深めたい問いと条件から判断する
進学者88人という実績は、理学部卒業後に専門を学び続ける選択があることを示します。ただし、進学先や専攻、学位の内訳はこの学部集計だけでは分かりません。全員が同じ研究科へ進学したとは考えないでください。[1]
| 観点 | 学部就職 | 大学院進学 |
|---|---|---|
| 目的 | 希望する職務で経験を積む | 研究課題と方法を深める |
| 確認する条件 | 募集職種、学歴・専攻条件、選考 | 指導分野、出願、試験、費用 |
| 説明の準備 | 専門と自分の行動を仕事に結び付ける | 研究関心と今後の計画を説明する |
| 予定 | 研究と応募・面接の調整 | 研究と入試準備、見学等の調整 |
研究に関わる仕事を希望する場合も、修士や博士などの条件は募集ごとに確認します。「理学部だから進学しなければ就職できない」「進学すれば希望職に就ける」と一律に判断せず、仕事内容と自分が深めたいことを比べてください。
教員や学芸員などを考える場合は、プログラムごとの資格・履修条件も確認しましょう。大学の概要には、測量士補について数理情報科学と地球科学のプログラム卒業者が登録する資格を持つとの注記があります。資格の条件と採用は別です。[3]
研究説明は、目的・方法・担当・分かった範囲の順で作る
| 項目 | 説明すること |
|---|---|
| 目的 | どんな現象や問題を知りたいか |
| 方法 | 何を計算、測定、観察、比較するか |
| 担当 | 自分が実施した範囲 |
| 工夫 | 条件や誤差、資料をどう確かめたか |
| 結果と課題 | 分かったことと、まだ判断できないこと |
専門用語をすべて省く必要はありませんが、最初に何のための研究かを平易に説明します。そのうえで、実際に扱った方法や装置、データを示すと、専門性と自分の行動の両方が伝わります。
編集部の架空の例:計測実験で結果のばらつきが大きかった学生が、班の記録を確認し、測定の順序や条件の違いを整理した。指導者に相談して比較できるデータを選び、誤差を含めて報告した。実在の学生や実験成果ではありません。
この例で伝えられるのは、都合のよい数値だけを選ぶことではなく、条件を確かめて説明する姿勢です。自分の研究でも、何を根拠に判断したか、助言で何を変えたかを整理しましょう。
数学の証明や文献中心の研究なら、計測の話に無理に置き換えず、前提の確認、論理の見直し、別の方法との比較を説明します。研究室全体の成果と自分が担った部分を分けることも大切です。
専門の相談と、応募書類の点検を早めに進める
鹿児島大学のキャリア相談は学年・学部を問わず利用でき、進路相談、書類添削、面接練習に対応しています。kadaiなびで登録・情報更新を行って予約し、添削用書類は紙で持参するよう案内されています。[10]
編集部提案として、研究室や学部では専門分野の進路と進学条件を相談し、全学相談では専門外の相手に経験が伝わるかを確認します。応募予定の職種と、研究概要の短い下書きを用意すると相談が具体的になります。
まだ研究結果が出ていなくても、取り組んでいる問い、今試している方法、困っている点は説明できます。結果を誇張せず、現時点で話せることを整理し、学修と応募の予定を調整して進めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 鹿児島大学 就職・進路データ確認日:2026-09-11 / 2025卒180希望88就8596.6進88他7
- 鹿児島大学 令和7年度学部卒業者の就職状況内訳確認日:2026-09-11 / 理学科178旧数理1旧物理1
- 鹿児島大学 理学部確認日:2026-09-11 / 全文。5PGと資格注記
- 鹿児島大学 数理情報科学プログラム確認日:2026-09-11 / 全文
- 鹿児島大学 物理・宇宙プログラム確認日:2026-09-11 / 全文
- 鹿児島大学 化学プログラム確認日:2026-09-11 / 全文
- 鹿児島大学 生物学プログラム確認日:2026-09-11 / 全文。個人与論体験全員化せず
- 鹿児島大学 地球科学プログラム確認日:2026-09-11 / 全文。地質調査から地質図
- 鹿児島大学 令和7年度卒業者 主な就職先確認日:2026-09-11 / 全文。職種推測なし
- 鹿児島大学 キャリア相談について確認日:2026-09-11 / 全文