観光学部の就活は、旅行が好きな理由から仕事の役割へ進める

城西国際大学観光学部は、観光ビジネス、観光まちづくり、観光メディアの三つの観点で学びを紹介しています。ホテルや旅行会社だけでなく、地域と人をつなぐ活動や情報発信も学びの対象です。[3]

就活では「旅行が好き」「人を喜ばせたい」という気持ちに加えて、誰に何を提供する仕事に関心があるかを考えましょう。大学名への不安があっても、自分が現場で見たこと、調べたこと、改善したことを言葉にする準備はできます。

2025年度の就職率は93.8%。分母まで確認する

観光学科の進路実績(2026年5月1日現在)
項目人数・割合
卒業者数70人
就職希望者数65人
就職者数61人
大学院進学者数0人
就職率93.8%
[2]

大学の就職率は就職希望者に占める就職者の割合です。卒業者全員を分母にした割合でも、観光業界や希望企業に内定した割合でもありません。この数字だけで、特定の会社へ入りやすいと判断することはできません。[2]

実績を確認した後は、自分の候補企業の募集職種と条件を調べます。学部全体の数字は進路の参考とし、応募先選びは仕事内容、勤務地、働く時間、育成の仕組みを比較して進めましょう。

主な掲載就職先はホテル・交通・旅行以外にも広がる

大学公式掲載先から抜粋
分野掲載先の例
ホテルセルリアンタワー東急ホテル、東京ベイヒルトン、東京ドームホテル
交通JR東日本、東急電鉄、スカイマーク
旅行読売旅行、農協観光
金融・飲食等千葉信用金庫、すかいらーく
[1]

社名は公式の主な就職先欄に掲載されたものです。個々の対象年度、採用人数、職種はこの一覧だけでは確認できません。ホテルの社名からフロント配属、航空会社の社名から客室乗務職などを推定せず、現在の採用情報を確かめてください。

観光学部で学んだことを使う道は一つではありません。接客、調整、情報発信など、自分が関心を持つ作業から候補を広げると、観光業界以外の仕事との接点も考えやすくなります。

三つの学びから自己PRの材料を探す

観光ビジネスでは産業の構造、観光まちづくりでは地域住民と訪問者の関わり、観光メディアでは情報発信の知識や表現を扱っています。授業で扱ったことと、自分が実際に担当したことを分けて振り返りましょう。[3]

学びと経験を整理する質問
学び振り返る問い
観光ビジネス顧客は誰で、どんな価値に対価を払うのかを調べたか
観光まちづくり住民と来訪者の異なる希望をどう確認したか
観光メディア誰に何を知ってほしくて、表現や媒体を選んだか

地域を紹介しただけでなく、対象者をどう決めたか、資料の情報をどう確認したかまで説明します。授業に参加した事実だけで終わらせず、自分の判断を一つ取り出すことが大切です。

地域プロジェクトは成果の大きさより担当した行動を整理する

学部は千葉県を舞台とするフィールド調査や地域プロジェクトを重視した教育を紹介しています。実際に取り組んだ人は、調査、企画、案内、発表などのうち、自分の担当を明確にしましょう。[4]

  • 活動の目的と、関わった相手を説明する。
  • 現場で気づいた問題と、根拠になった観察を記録する。
  • 自分が提案・実行したことと、他の人の担当を分ける。
  • 結果として確認できた変化と、まだ分からない効果を分ける。

参加者数や売上を測っていなければ、増加したと書く必要はありません。意見を聞いて案内を修正した、情報を確認して説明を直した、といった事実を具体化しましょう。地域の方や来訪者を、自己PRのために都合よく描かないことも大切です。

自己PRの例:案内の分かりにくさを直した経験

以下は編集部の架空の例です。「地域紹介の課題で、初めて訪れる人には移動経路が分かりにくいと気づきました。現地で目印を確認し、案内の順序と表現を修正しました。メンバーと読み合わせて、説明の抜けを見直しました」。大きな受賞歴がなくても、相手の視点で修正した行動を伝えられます。

実際の面接では、なぜその課題に気づいたか、どの情報を確認したかを聞かれることを想定します。自分の経験にない役割や成果を付け加えず、振り返って次に改善したい点まで話せるようにしましょう。

ホテル・旅行・交通を同じ「観光」でまとめない

ホテルの運営、旅行商品の企画・販売、交通サービスなどは、顧客との関わり方や日々の業務が異なります。業界名より一段具体的な職種の単位で求人を読み、説明会では分からなかった点を質問しましょう。

  • 新人が担当する業務と、その後の異動はどう決まるか。
  • 勤務地、シフト、転勤の条件はどうなっているか。
  • 語学や資格は応募条件か、入社後の学習対象か。
  • 自分が興味を持ったサービスを、実際にどの職種が担っているか。

旅行者として好きな施設と、働く場所として納得できる職場は、別の観点で確かめる必要があります。条件を比較したうえで、有名企業への挑戦と自分に合う候補の確保を並行しましょう。

ゼミとキャリア支援を使い、応募書類を具体化する

学部は低学年のアドバイザー制度に加え、3・4年次のゼミ教員によるキャリア形成・就活支援を案内しています。大学全体でもキャリアカウンセラーによる相談、書類添削、面接指導などがあります。[4] [5]

相談には募集要項と、活動で担当したことのメモ、書類の下書きを持参します。どの業界にするか迷う場合は、やりたい作業と希望する働き方を先に整理すると、比較の観点を相談しやすくなります。予約や開催日時は最新の学内案内を確認してください。

2週間で応募の準備を進める

  • 1〜3日目:授業・地域活動・アルバイトの経験を整理する。
  • 4〜6日目:職種、条件、締切を比較して候補を決める。
  • 7〜10日目:自己PRと志望理由を作り、相談する。
  • 11〜14日目:修正して応募し、試験と面接の準備を進める。

大学名だけで挑戦をあきらめず、応募条件と自分の経験を確認して行動しましょう。うまくいかなかった場合も、業界全体が無理と決めつけず、書類・試験・面接のどこを改善できるかを振り返ります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 城西国際大学 就職・進学実績確認日:2026-09-10 / 観光学科の掲載就職先
  2. 城西国際大学 過去3年間の卒業者数・就職者数・進学者数確認日:2026-09-10 / 2025年度、2026年5月1日現在
  3. 観光学部 3つのコンセプト確認日:2026-09-10 / 観光ビジネス・まちづくり・メディア
  4. 観光学部 つながる教育確認日:2026-09-10 / 地域プロジェクトと学部支援
  5. 城西国際大学 未来とつながる大学確認日:2026-09-10 / 書類・面接等の支援

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