6年間の薬学の学びを、希望する仕事へつなぐ
北海道医療大学薬学部は薬学科を設置し、6年間の学びを案内しています。薬剤師の養成に加え、研究や多様な医療・福祉の場に関心を広げる教育が紹介されています。[1] [2]
病院と薬局のどちらかを先に決めきる必要はありません。実習で関心を持った業務、もっと学びたい分野、働く地域や生活の希望を書き出し、候補ごとの仕事内容と照らし合わせましょう。
大学名だけを自分の評価として受け止めず、薬学の授業や研究で何に取り組んだかを具体化します。学んだ専門が幅広くても、応募書類では一つの経験を丁寧に説明することで、自分の行動が伝わりやすくなります。
2025年度は病院・薬局・製薬企業などへの実績
薬学科の進路資料は2024年度と2025年度を分けています。2025年度の病院欄にはJCHO札幌北辰病院、JCHO北海道病院、JR札幌病院、北海道がんセンター、北海道大学病院、市立函館病院、函館五稜郭病院などが掲載されています。[3]
北海道外の病院欄には弘前総合医療センター、東京北医療センター、横浜市立大学附属市民総合医療センター、龍ヶ崎済生会病院があります。これらは2025年度の欄から挙げた例で、2024年度と合算したリストではありません。[3]
保険薬局・ドラッグストア欄には、アインファーマシーズ、さくら薬局、サンドラッグ、ナカジマ薬局、なの花薬局、日本調剤、総合メディカル、富士薬品などが掲載されています。製薬・卸の欄には東和薬品、その他団体の欄には北海道庁、シミックホールディングスが確認できます。[3]
この表から個別の採用人数、職種、部署までは分かりません。製薬企業への就職を研究職の採用実績と決めたり、行政機関への就職を特定の採用区分と推定したりせず、気になる仕事の募集要項を確認してください。
地域分類には主な勤務地を基にし、不明の場合は本社所在地を使うという注記があります。会社名と道内外の区分だけから配属先を確定せず、初任地や異動の条件を調べましょう。[3]
病院・薬局・企業は、役割と教育体制で比べる
| 候補 | 確かめたい内容 |
|---|---|
| 病院 | 募集職種、担当業務、研修、他職種と関わる機会 |
| 薬局・ドラッグストア | 配属店舗、業務の範囲、教育制度、勤務地の決め方 |
| 製薬企業など | 採用職種、必要な専門、仕事内容、配属条件 |
| 行政機関 | 採用区分、受験条件、試験科目、担当する仕事 |
同じ分類の職場でも、最初に担当する業務や学び方は異なります。企業の規模や知名度だけでなく、分からないことを相談できる体制、自分が伸ばしたい専門との接点、生活上の条件を並べて比較してください。
説明会や見学を利用するときは、「入職後にどのように業務を学びますか」「配属希望はどの段階で確認されますか」など、自分の判断に必要な質問を用意しましょう。就職先一覧への掲載は、現在の募集や採用を保証するものではありません。
国家試験合格率98.7%を、就職率に置き換えない
受験生向け学科案内は、2026年卒の国家試験合格率を98.7%と掲載しています。確認した掲載箇所には受験者数・合格者数が併記されておらず、率から人数を逆算して確定していません。[2]
この合格率は、薬学科の就職希望者に対する就職者の割合ではありません。また、入学した学生全員が同じ年に卒業して合格した割合としても扱えません。今回確認した就職先一覧からは就職希望者数や就職率までは把握できませんでした。
学科ページには複数年の資格取得率や古い時点の卒業者数を伴う記述もあります。この記事ではそれらを2026年卒の人数・結果に組み合わせず、単年度の国家試験結果と就職実績を分けています。[2]
大学は薬学教育支援室での相談、苦手科目を補う指導、学修状況を振り返る支援などを案内しています。試験の数値だけで安心せず、自分の理解が十分でない点を教員へ相談し、応募準備と学修を調整しましょう。[2]
実務実習では、担当・確認・振り返りを分ける
薬学科は薬学共用試験を経て実務実習へ進む構成を案内しています。実習に備えて調剤技術や医療コミュニケーションを学び、学生同士や地域住民の協力を得た練習を行うとしています。[2]
実習先に行った事実だけでなく、そこで何に関心を持ち、どの知識が不足していると分かったかを書き出しましょう。実習先の一覧は教育への協力先の情報であり、その施設に卒業者が就職したことや採用されることの証明ではありません。
応募書類では、指導のもとで担当したことと見学したことを分けます。医療上の判断を単独で行ったように書かず、自分の確認や相談の行動を中心に説明してください。患者を特定する情報を載せずに、学びを伝えることが大切です。
| 項目 | 整理すること |
|---|---|
| 経験 | どの場面で、何を見学・担当したか |
| 気づき | 理解が足りなかった点や疑問は何か |
| 行動 | 資料や指導者に何を確認したか |
| 学び | その後の学修で何を補ったか |
| 志望理由 | 希望する仕事で何を深めたいか |
研究では、結果だけでなく確かめ方を伝える
学科は2年次に研究活動を体験する薬学基礎研究を設け、4年次から研究室に配属されて卒業研究に取り組む流れを案内しています。6年次にはポスターでの研究発表や論文作成を行うとしています。[2]
研究を就活に使うときは、専門用語を並べるより、問い、方法、自分の担当、結果の限界を短く整理しましょう。研究のテーマが創薬に関わっていても、学生自身が新薬を開発した実績として誇張しないようにします。
編集部の架空の例です。「研究で実験記録の整理を担当しました。結果に違いが出た際、測定値だけで判断せず、手順や条件を確認しました。指導教員と相談し、比較できる条件をそろえて、追加で確かめる点をまとめました。」
これは実在する学生の体験談ではありません。自分が実際に行った作業や相談へ置き換えてください。原因が未解明のときは解決したと言い切らず、何が分かり、何が残ったかを示すことで説明の正確さを保てます。
専門への関心と応募日程を、教員や相談室へ持参する
大学は学部の就職委員、教員、就職相談室のキャリアアドバイザーに相談できる体制を案内しています。履歴書添削、模擬面接、先輩の試験内容報告書などを、応募先と準備段階に合わせて利用できます。[4] [5]
学科独自の医療福祉活動演習では、地域や災害医療など多様な場面における薬剤師の役割を学ぶとされています。こうした学びから関心が広がった場合も、実際に体験したことと授業で知ったことを分けて相談すると、進路を考えやすくなります。[2]
- 2025年度の就職資料から、関心のある職場を分類して選ぶ。
- 募集職種、応募条件、教育体制、勤務地を確かめる。
- 実習か研究を一つ選び、自分の担当と学びを整理する。
- 実習・研究・試験の予定と応募日程を並べて相談する。
薬学部の就活では、専門性を生かしたい場面を具体化し、そのために必要な学びを続けられる職場を探しましょう。大学名や合格率だけに頼らず、仕事の条件と自分の経験を確かめることが準備の土台になります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 北海道医療大学 薬学部薬学科確認日:2026-09-10 / 現名称
- 北海道医療大学 薬学科の学び確認日:2026-09-10 / 6年・2026卒98.7人数なし・研究2/4/6年・実習・医療福祉活動演習。下部2021年卒業人数6180を2026に流用せず
- 北海道医療大学 薬学科就職状況確認日:2026-09-10 / 2025就職欄全文画像確認。院欄2025空欄につき進学ゼロとは断言せず未使用。地域注記
- 北海道医療大学 本学のキャリア支援確認日:2026-09-10 / 相談室教員就職委員
- 北海道医療大学 キャリアサポート確認日:2026-09-10 / 添削模擬面接先輩報告書