臨床検査学科の実績で、進路を具体化する
北海道医療大学の医療技術学部は臨床検査学科を設置しています。学科案内では検体検査と生理機能検査を幅広く学び、学内の演習と学外実習を通して知識と技術を深める構成が示されています。[1] [2]
大学の進路資料は学科ごとに分かれています。看護、リハビリテーション、薬学など他学科の就職先や国家試験の数値を混ぜず、臨床検査学科の表を確認してください。学科の専門を生かす方向と、自分が関心を持った仕事の役割を並べて考えます。
大学名から採用が有利か不利かを決めつけるのではなく、応募する職種の条件と、自分が説明できる実習・研究の経験を確認しましょう。求人の名称が似ていても、働く対象や担当業務は異なることがあります。
2025年度は病院・検査センター・医療関連企業へ
2025年度の就職先には、札幌医科大学附属病院、市立札幌病院、手稲渓仁会病院、釧路労災病院、函館五稜郭病院などが掲載されています。北海道外では青森県立中央病院、十和田市立中央病院、東京女子医科大学病院などが確認できます。[3]
医療関連企業の欄には札幌臨床検査センター、第一岸本臨床検査センター、エスアールエル、栄研化学、ユニバレオ、江東微生物研究所などがあります。大学の表は2024年度と2025年度を分けており、ここで挙げたのは2025年度の欄です。[3]
企業や病院の名前だけでは、個別の採用人数、所属部署、担当した検査・業務までは分かりません。企業への就職を全員が研究職や開発職として採用された実績と扱わないことが大切です。
地域分類には、就職者の主な勤務地を基にし、勤務地が分からない場合は本社所在地を用いるという注記があります。自分の勤務地を考えるときは、この一覧だけで決めず、募集要項で初任地や配属・異動の条件を確認しましょう。[3]
国家試験合格率98.4%と就職率を分ける
受験生向け学科案内は、2026年卒の国家試験合格率を98.4%と掲載しています。別に2023~2026年の取得率99.1%も載っていますが、こちらは複数年の指標であり、2026年卒の合格率とは対象期間が異なります。[2]
| 指標 | 大学掲載値 | 意味の違い |
|---|---|---|
| 国家試験合格率 | 2026年卒98.4% | 単年度の試験結果。就職先の決定率ではない |
| 複数年の取得率 | 2023~2026年99.1% | 対象期間が異なるため単年度と置き換えない |
| 就職率 | この記事の確認資料では未確認 | 国家試験の数値を代わりに使わない |
確認したページでは受験者数・合格者数が併記されていないため、率から人数を逆算して確定することはできません。合格率が高いことと、自分の試験合格や希望先への採用が保証されることも別です。
就活の準備は、実習や卒業研究、国家試験対策と時期が重なります。応募先が求める条件、提出日、試験日を確認し、学内の予定と合わせて見通しを立てましょう。
実習先一覧と就職先一覧を混同しない
学科は3年次後期に10週間の臨地実習を行う流れを案内しています。実習前には知識・検査技術やコミュニケーションを確認する技能修得到達度評価があり、実習では指導者のもとで総合的に学ぶ構成です。[2]
学科紹介に掲載される実習先は教育への協力先であり、2025年度の就職先一覧とは別です。実習に行ける施設すべてに卒業者が就職したと捉えたり、実習に参加すれば採用されると考えたりしないようにしましょう。
実習を応募書類に使う際は、見学・担当したこと、指導者へ確認したこと、振り返りから学んだことを分けます。医療者としての判断を独立して行ったように表現せず、実習生としての担当と指導の範囲を示してください。
| 項目 | 書き出すこと |
|---|---|
| 関心 | どの検査や業務に関心を持ち、その理由は何か |
| 行動 | 自分が観察・確認・記録したこと |
| 相談 | 分からなかったことを誰に、どのように確認したか |
| 振り返り | 次の学修で補う必要があると考えたこと |
| 進路との接点 | 希望先でどのように学びを深めたいか |
研究は測定結果だけでなく、確かめ方を説明する
4年次の研究セミナーでは、研究室に所属し、研究の実践、データの分析と解釈、成果の整理・発表まで指導を受けると案内されています。遺伝子検査や微生物などに関する研究例も掲載されていますが、全学生が同じ研究を行うわけではありません。[2]
就活では、何を問いにし、どの方法で確かめ、結果をどこまで解釈できるかを説明します。専門用語を並べるより、対象と方法を短く示し、自分が工夫・確認したことを具体化すると専門外の相手にも伝わりやすくなります。
編集部の架空の例です。「研究では測定条件の記録を担当しました。結果にばらつきがあったため、すぐに結論を出さず、準備や測定の条件を確認しました。指導教員へ相談し、比較できる条件を整理したうえで、追加で確かめる点をまとめました。」
これは実在する学生の体験談ではありません。実際の担当と確認内容に置き換え、原因が分からなかったものを解決済みと書かないでください。研究上の結果を、そのまま臨床効果や患者の改善に結び付けることも避けます。
大学院への進学と就職を、目的から比較する
2025年度の大学院等進学先には、北海道医療大学大学院、北海道大学大学院、筑波大学大学院が掲載されています。進学先の名称は確認できますが、個別の人数や研究分野はこの一覧から分かりません。[3]
研究を深めたい人は、取り組みたいテーマ、指導体制、学費・生活、卒業後の希望を整理して教員へ相談しましょう。大学院へ進めば必ず研究職になれるという考え方ではなく、どの専門を深めたいかを出発点にします。
就職を選ぶ場合も、入職後の研修や研究に関する支援など、学び続ける環境を確認できます。今すぐの採用条件と、将来の学修の希望を分けて比べると、進路選択の理由を考えやすくなります。
教員と就職相談室へ、候補を持って相談する
大学は就職相談室のキャリアアドバイザー、学部の就職委員、担任教員へ相談できる体制を案内しています。履歴書添削や模擬面接、先輩の試験内容報告書、卒業生・内定者講話などを準備に使えます。[4] [5]
- 2025年度の就職資料から、病院や企業など関心のある候補を選ぶ。
- 募集職種、仕事内容、教育体制、勤務地、採用条件を調べる。
- 実習や研究一つを、目的・担当・確認・振り返りに整理する。
- 学内予定と応募日程を並べ、教員や就職相談室へ相談する。
医療技術学部の就活では、臨床検査の学びを具体的な行動として示し、希望先でどのように力を伸ばしたいかを考えましょう。大学名や試験合格率だけで判断せず、仕事の条件と自分の学びを確かめながら準備を進めることが大切です。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 北海道医療大学 医療技術学部臨床検査学科確認日:2026-09-10 / 現学部学科名称
- 北海道医療大学 臨床検査学科の学び確認日:2026-09-10 / 2026卒国試98.4、2023–26取得99.1、人数なし。3後期10週実習・技能評価、4研究。資格名称見出し誤記臨床検査技術師はコピーせず本文の臨床検査技師
- 北海道医療大学 臨床検査学科就職状況確認日:2026-09-10 / 2025就職/院進学欄、全文と画像確認。地域主勤務地不明本社。公務分類やその他団体の解釈は本文に未使用
- 北海道医療大学 本学のキャリア支援確認日:2026-09-10 / 相談室教員就職委員、試験記録
- 北海道医療大学 キャリアサポート確認日:2026-09-10 / 添削模擬面接、卒業生内定者講話