就職率100%と、教員への就職は分けて見る

2026年5月1日現在の進路調査では、教育学部の2025年度卒業者は165人、就職希望者149人、就職者149人、進学者8人です。就職率100%は就職者を就職希望者で割った値であり、卒業者全員が教員になったことを示すものではありません。[1]‌​​​​​​​​‌‌‌‌‌​​‌​‌​​​‌‌‌‌‌‌​‌​​​‌​​​‌​‌​‌​‌​‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌‌‌‌‌​‌​

課程別の進路
課程卒業者就職希望者就職者進学者
学校教育教員養成142人129人129人8人
養護教諭養成23人20人20人0人
[1]

同年度の就職先一覧では、学校教育教員養成課程は国公立教員101人・私立教員3人・企業等21人・地方公務員4人、養護教諭養成課程は国公立教員18人・企業等2人です。正規・臨時などの任用形態は、この一覧からは判別できません。教員採用試験の合格率に置き換えないでください。[2]

学校教育と養護で、目指す役割を具体化する

課程・専攻から見る学び
区分学びの焦点面接準備で振り返ること
初等中等教育専攻・小学校コース幅広い教科と学校生活全般の指導子どもの理解に合わせた伝え方
初等中等教育専攻・中学校コース教科の専門と実践的な指導専門内容を授業に組み立てた過程
特別支援教育専攻特別支援学校・学級等に関わる知識と技術一人ひとりに応じて工夫した経験
養護教諭養成課程学校での健康教育・健康管理健康課題の把握と、他の教職員との連携
[3] [5] [6]

小学校・中学校コースでは、1年生の12月にサブコースを選び、2年生から専門を深める案内があります。就活では「教育学を学びました」から一歩進め、選んだ専門と実際の活動を結び付けて説明しましょう。[5]

養護教諭養成課程は、学校の保健室を中心に子どもの健康を支える教育職員を目指す課程です。養護教諭一種免許状は卒業所要単位で取得可能とされ、中学校・高等学校の保健の免許は追加履修が必要です。医学部保健学科の看護職養成とは区別して、取得する免許を確かめてください。[6]

青森県内だけでなく、各地の学校・企業へ

2025年度の就職先一覧からの抜粋
課程掲載先人数
学校教育教員養成青森県公立学校42人
学校教育教員養成北海道公立学校7人
学校教育教員養成栃木県公立学校7人
学校教育教員養成富士ソフト1人
学校教育教員養成トヨタ自動車東日本1人
養護教諭養成青森県公立学校7人
養護教諭養成秋田県公立学校3人
[2]

これは現職者を除く単年度の実績です。公立学校の掲載名だけでは、校種・担当教科・任用形態のすべては分かりません。志望する自治体の選考区分と、自分が取得見込みの免許が合うかを確認する必要があります。

企業就職の実績もあるため、進路に迷っている段階で選択肢を閉じる必要はありません。一方で、掲載企業に教育学部の特定枠があることや、先輩と同じ配属になることまでは示していません。募集職種と、自分がなぜその仕事を選ぶのかを別に整理しましょう。

教員採用試験と民間選考を並行する準備

併願を考える場合、最初に試験・実習・企業選考の日程を一枚にまとめます。教員向けには校種や教科に応じた準備、企業向けには仕事内容を理解した志望理由が必要です。同じ自己PRをそのまま使うより、経験のどの部分が相手の仕事と関わるかを考えて書き分けましょう。

準備を分けるための表
進路調べること用意する材料
学校教員自治体・学校の選考区分、試験内容、免許条件目指す教員像、授業や指導を振り返った記録
養護教諭養護の採用区分、必要免許、選考内容健康教育と学校内連携についての考え
民間企業等募集職種、勤務地、応募資格、選考日程活動での課題・工夫・成果と志望職種の接点
大学院研究・実践課題、選抜、学修計画さらに学びたいことと修了後の方向

免許取得と採用は別の手続きです。履修の確認は教務担当、採用試験の準備は教職支援室、民間選考との併願はキャリアセンターなど、相談内容を分けると必要な助言にたどり着きやすくなります。[3] [4] [7]

実習での気付きを、指導案や自己PRの改善に使う

実習経験を話すときは、「子どもと関わるのが好き」だけで終わらず、どのような反応を観察し、どこを変えたかを示します。うまくいかなかった場面も、指導を受けて考え直した点があれば、学び続ける姿勢を説明できます。子どもの個人情報は出さずに、行動と学びを整理してください。

編集部の架空の例:模擬授業で説明を詰め込み過ぎ、聞き手が要点をつかめないと分かった学生が、問いを一つに絞り、説明と確認の時間を分けた。修正後の反応と、なお残った課題を述べる。この形なら、教員志望では授業改善、企業志望では相手に合わせた説明として経験を振り返れます。実際の学生の体験ではありません。

学歴の評価が気になる場合も、大学名で自分を説明し切ろうとする必要はありません。どんな相手に、何を考え、どう関わったかを具体的にすることが、面接練習で改善できる材料になります。

教職支援室とキャリアセンターを使い分ける

教職支援室では、小・中学校長経験者のコーディネーターが、小論文・願書・自己PRの添削、個人・集団面接、集団討論、模擬授業、場面指導、進路相談に対応しています。文章を整える相談と、実際に話す・教える練習を組み合わせられます。[7]

全学のキャリア相談は学年制限がなく、履歴書・ES添削や模擬面接にも対応します。キャリコムの予約は前営業日12時までで、当日は電話または窓口から申し込む案内です。対面とTeamsを選べます。[4]

今日できることは、志望する校種・地域または企業を記し、実習や活動で改善した場面を一つ書くことです。そのメモと選考日程を持って相談すれば、教員・企業・進学のどれに向けて何を補うかを決めやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度進路状況調査確認日:2026-09-11 / 全6頁中1〜2頁の全文・画像確認。2025年度卒業、2026/5/1現在。就職者B/希望者A。医学臨床研修112別。3〜6頁不使用。
  2. 令和7年度就職先一覧確認日:2026-09-11 / 全17頁中1〜11頁の学部部分を全文・画像確認。現職者除く単年度、学科課程別人数、配属不明。この記事使用箇所:3〜4頁教育学部。大学院12〜17頁不使用。
  3. 学部・学科の紹介確認日:2026-09-11 / 全文確認。現行構成・学び。就職数値は進路調査PDFを採用、HTML図表不使用。
  4. 就職・進路相談確認日:2026-09-11 / 全文確認。全学年、40分、キャリコム前営業日正午、当日電話窓口、対面/Teams、保健出張は対面のみ。
  5. 学校教育教員養成課程確認日:2026-09-11 / 全文確認。初等中等小中コース・特別支援、1年12月サブコース選択。
  6. 養護教諭養成課程確認日:2026-09-11 / 全文確認。養護一種卒業所要、中高保健は追加履修。学びと研究、年代不明進路不採用。
  7. 教職支援室確認日:2026-09-11 / 全文確認。校長経験者コーディネーター、小論文・願書・自己PR・面接・討論・模擬授業・場面指導。

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