2025年度は学部卒業者490人の進路から確認する

大学の2025年度(令和7年度)進路表は9月卒業者を含む確定値です。理工学部は卒業者490人、進学者316人、就職者162人、就職活動・準備中6人、その他6人と掲載されています。[1]‌​​‌​​​​​‌‌‌​‌​​​​​​‌‌​​‌‌​‌‌​‌‌‌‌​​‌​​‌‌​‌​‌​​​​​​‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌‌

2025年度:理工学部卒業者の進路
項目人数・掲載値
卒業者490人
進学者316人
進学者の内訳大学院・専攻科313人、他大学学部等1人、各種専修学校等1人、留学1人
就職者162人(企業等142人、公務員等20人)
就職活動・準備中/その他6人/6人
大学公表の就職率96.4%
[1]

就職率の式は162÷(490-316-6)です。卒業者数から進学者とその他を除いた人数が分母であり、卒業者の96.4%が就職したという意味ではありません。就職者には有期雇用労働者や臨時労働者も含まれます。[1]

大学院の理工学府博士前期課程は別の集計で、修了者335人、進学者16人、就職者313人です。こちらの就職率は99.4%と掲載されていますが、学部の162人や96.4%へ足したり、学部卒の成果へ移したりしません。大学院の表には既修了者を含むとの注記もあります。[1]

2021年からの2類8プログラムと旧学科を区別する

理工学部は2021年4月に従来の5学科を2類へ統合しました。情報科学コースの教育は情報学部へ移っているため、理工学部の現行プログラムと旧コースの実績を同一視しないことが大切です。[2]

現在の2類8プログラム
プログラム主な学び
物質・環境類応用化学物質の合成・構造・性質、生命科学など
物質・環境類食品工学食品機能と食品生産の工学
物質・環境類材料科学物質科学・金属工学を基にした材料開発
物質・環境類化学システム工学物質・エネルギーの利用と生産
物質・環境類土木環境防災、社会基盤の計画・整備・維持管理
電子・機械類機械機械・材料・熱・流体などの基礎と応用
電子・機械類知能制御電気・機械・情報を組み合わせた制御
電子・機械類電子情報通信電子機器・材料、計測・通信など
[2]

物質・環境類は2年次後期から5プログラム、電子・機械類は3年次から3プログラムのいずれかに所属すると案内されています。基礎を幅広く学んだ後、関心に応じて専門性を深める構成です。プログラム名だけで就職する業界が固定されるわけではありません。[2]

編集部提案として、自分の授業や研究を「何を対象とするか」「どんな方法を使うか」「何を改善したいか」に分けます。例えば材料を扱う学びでも、合成、測定、品質管理、製造工程など、関心を持つ仕事によって説明する経験は変わります。

2025年度の就職先は類別に、会社名を正確に読む

大学の2025年度学部卒業者の就職先一覧は、理工学部の物質・環境類、電子・機械類、旧5学科を分けて掲載しています。次は現在の2類の欄から選んだ一部で、大学院修了者の会社を加えていません。[3]

2025年度:類別に掲載された就職先例
掲載区分就職先の一部
物質・環境類・企業等正田醤油、コーセーインダストリーズ、信越化学工業、テーブルマーク、東日本旅客鉄道
物質・環境類・公務群馬県、前橋市、東京都、国土交通省関東地方整備局
電子・機械類・企業等ミツバ、SUBARUテクノ、日産自動車、ルネサス エレクトロニクス、ファナック、SCSK
電子・機械類・公務群馬県、国土交通省関東地方整備局、静岡県三島市
[3]

会社名は親会社や同じグループの別会社へ置き換えずに読みます。例えばSUBARUテクノの掲載を、株式会社SUBARUへの就職と同じに扱うことはできません。また、類別の一覧から個々のプログラム出身者数や配属職種は分かりません。[3]

学部全体の産業別就職者数では、製造業68人、情報通信業25人、公務20人などが掲載されています。これは就職者162人の分類で、卒業者490人全体の業種構成ではありません。類やプログラム別の業種人数でもないため、学部全体の傾向を知る資料として使います。[4]

応募先を探す際は、企業名と募集職種をセットにしましょう。開発、生産技術、品質、設備、システムなど、どの業務を募集するかは企業によって異なります。学部の実績一覧だけで、研究職への配属や特定の勤務地を保証されるわけではありません。

学部就職と大学院進学を、研究内容から比べる

2025年度の進路表で大学院・専攻科へ進む313人は、学部卒業者490人の約63.9%です。本記事の計算値であり、その他の進学を含む316人とは分けています。大学院へ進む学生は多いものの、自分にとって必要な選択かどうかは関心のある研究や仕事から考えます。[1]

編集部提案:就職と進学の比較
確認すること学部卒で就職を考える場合大学院進学を考える場合
取り組みたい内容応募職種の業務と教育体制を確認する研究テーマと指導を受ける環境を確認する
経験の説明授業・実験・卒研の担当範囲を整理する今の研究から何を深めたいかを整理する
必要な準備募集条件、試験、選考日程を確認する募集要項、選抜、研究計画を確認する
生活面勤務地や働き方を調べる学費、生活、学修期間を検討する

「大学院へ行けば大手に入れる」「学部卒では研究に関われない」といった一律の判断は避けます。個々の求人に学位や専門分野の条件があるかを読み、研究室の教員や就職担当者に相談してください。進学を迷っていること自体を隠さず、比較するために不足している情報を尋ねましょう。

研究・PBLでは条件をそろえて確かめた過程を伝える

理工学部は地元企業と連携するPBL(問題解決型授業)を紹介しています。また、受験生向け案内には、卒業研究前の2〜3年次に先端分析機器の活用を学ぶマイスター育成プログラムも掲載されています。経験した内容があれば、課題の発見や測定・検証の過程を説明する材料になります。[5]

編集部提案として、研究の説明は目的、方法、自分の担当、結果、残った課題の順にまとめます。専門外の人に話すときは用語を減らすだけでなく、なぜその測定や実験が必要だったかを添えましょう。研究室全体の成果と自分の貢献を分けることも重要です。

編集部の架空の例:材料の測定結果が安定しなかったため、試料の準備条件を一つずつ確認し、指導を受けながら記録を整理した。すべての原因を特定できたとはせず、どこまで再現性を確かめたかを説明した。これは実在の学生や採用者の事例ではありません。

企業との課題や共同研究を説明する際には、公表できる情報の範囲を教員に確認してください。未公開の設計・数値・企業情報を応募書類へ出さずに、比較した条件や判断の過程を伝えることができます。成果の大きさを誇張するより、検証の仕方を具体的にすることが役立ちます。

メンターとキャリア相談で、次の準備を決める

理工学部の案内では、学生一人ひとりにメンター教員を配置し、学習・進路・大学生活を相談できるとしています。プログラム選択や履修の相談を、将来取り組みたい分野を考える機会としても活用しましょう。[5]

全学のキャリアカウンセリングでは就職と進学の迷い、履歴書・エントリーシートの添削、面接練習を相談できます。桐生キャンパスは原則として所属学生を対象に対面で実施し、「ぐんだい進路」から予約する案内です。利用条件は最新のページを確認してください。[6]

今日できることは、関心のある職種の募集要項を一つ選び、自分の実験・研究経験と照合することです。説明できること、まだ経験していないこと、担当者に尋ねたいことを分けておくと、企業研究と進学相談を具体的に進められます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 群馬大学 令和7年度卒業・修了者進路状況確認日:2026-09-11 / 全5頁本文画像。p1理工490/316/162/6/6、院専313。p3院前335/16/313/2/4、既修了含
  2. 群馬大学 理工学部紹介確認日:2026-09-11 / 本文全文。2021改組2類8プログラム、配属時期。宣伝率/図不採用
  3. 群馬大学 令和7年度学部卒業者の就職先確認日:2026-09-11 / 全4頁本文画像。p4現2類と旧5学科、会社名厳密。院不含
  4. 群馬大学 令和7年度学部産業別就職状況確認日:2026-09-11 / 全1頁本文画像。理工製造68情報25公務20/就162
  5. 群馬大学受験生応援サイト 理工学部について確認日:2026-09-11 / 本文全文。地元PBL/メンター/2-3年マイスター。学生個人体験を一般化せず。65%以上年度不明不採用
  6. 群馬大学 キャリアカウンセリング確認日:2026-09-11 / 全文。桐生原則所属対面/ぐんだい予約

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