教員養成を軸に、教職・企業・公務員・進学を考える

岐阜大学教育学部は、学校教育教員養成課程で教員の養成を目指す学部です。教科の専門だけでなく、4年間を通した学校現場での実習を組み合わせています。就活では、教職への思いと実習で学んだことを結びつけ、目指す校種・教科や働く地域を具体化しましょう。[3] [4]‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌​​‌​​‌‌​​​​​​‌​‌​‌‌​​​‌​‌‌​​‌‌​‌​​‌​​​‌​​‌​‌‌‌‌​​‌​‌​

卒業後には教員に加えて企業等、公務員、進学の実績もあります。進路に迷っている場合は、教える仕事のどこに関心があるのか、授業や実習で何を経験したのかを振り返り、各選択肢の仕事と必要な準備を比較してください。[1]

進路ごとに整理すること
選択肢最初に確認すること
教員校種・教科、免許の取得見込み、志望先の選考
企業等希望する仕事内容、実習などの経験とのつながり
教員以外の公務員募集職種と業務、受験条件・日程
進学深めたい教育課題や専門、入試、費用

周囲と同じ進路を選ぶことより、何を調べた上で選んだかを説明できることが大切です。教職と民間を併願する場合も、それぞれの志望理由と選考予定を整理しましょう。

2026年3月卒220人のうち、教員136人

大学の公式進路表によると、2026年3月(2025年度)の教育学部卒業者は220人です。教員136人、企業等31人、公務員24人、進学26人、その他3人と掲載されています。企業等・教員・公務員を合わせると191人です。[1]

2026年3月卒・学校教育教員養成課程の進路
区分人数
教員136人
企業等31人
公務員24人
進学26人
その他3人
卒業者合計220人
[1]

教員として進路を決めた人数と、教員採用試験の合格者数は同じではありません。公式就職先リストの教員欄には臨時採用を含むと明記されています。この136人をすべて正規採用としたり、採用試験合格率に読み替えたりしないようにしましょう。[2]

また、学部卒と大学院修了の実績も別です。進路表には就職希望者や教員採用試験受験者の人数がないため、就職率や採用試験合格率を独自に計算しません。まずは卒業後の進路の構成を知る資料として使ってください。

教員以外にも、企業・行政の掲載例がある

令和7年度の就職先リストには、学部と教育学研究科の欄が分かれて掲載されています。下の例は学校教育教員養成課程から抜き出しており、大学院の就職先を加えていません。[2]

2025年度リストに掲載された学部の例
区分掲載例
教員(臨時採用を含む)公立学校教員、私立学校教員、私立幼稚園教員、その他の学校教員
公務員岐阜県、岐阜市、名古屋市、愛知県、財務省、名古屋家庭裁判所
企業・団体さなる、イビデン、伊藤忠テクノソリューションズ、三菱UFJ銀行、名古屋鉄道、敷島製パン
[2]

リストだけでは、各企業でどの職種に採用されたかは分かりません。教育学部の経験が評価される職種を一律に決めつけず、仕事の内容、応募資格、研修、勤務地を募集ごとに調べます。

教育関連の企業を志望するときも、教える業務なのか、運営や企画、営業などを含むのかを確かめましょう。行政についても、子どもや教育に関わる配属が保証されると考えず、組織の幅広い業務と採用条件を確認してください。

ACTプラン・プラスを、4年間の学びの変化として説明する

教育学部のACTプラン・プラスは、1年次から4年次まで学校現場と結びついた実習を行う仕組みです。経験を並べるだけでなく、年次が進むにつれて何を見られるようになり、どう行動が変わったかを振り返ると、志望理由や面接の材料になります。[4]

公式案内に基づく実習と振り返りの視点
年次・実習主な内容振り返る問い
1年・教職トライアル附属小中学校での観察型実習子どもや教師の行動から何に気づいたか
2年・教職リサーチ小学校・中学校で各1週間の参加型実習活動に参加して見方がどう変わったか
3年・教職プラクティス小学校・中学校で各4週間の教育実習教材研究や授業で何を考え改善したか
4年・教職インターン学校でのインターンシップ型実習学校全体の仕事への理解がどう深まったか
[4]

公式案内では2年次と3年次は同じ小中学校で実習するとされ、特別支援学校、高等学校・幼稚園の実習については4年次という注記もあります。自分の履修内容を確認し、経験していない実習を一律に語らないようにしてください。[4]

学部の方針には、1年次からの実習などを記録した学修録を4年次の教職実践演習で活用するとあります。面接の前にその記録を読み返し、当時の気づきと今の考えを比べてみましょう。[5]

教員志望理由は、子どもの反応と自分の改善を具体的にする

「子どもが好き」「恩師に憧れた」は出発点になりますが、それだけでは自分の経験が伝わりません。実習で子どもをどう理解し、教材や説明をどう工夫したか、教員の助言をどう取り入れたかを整理してください。

編集部の架空の例では、「説明後も手が止まる子どもがいたため、私は課題の手順を短く区切って示しました。指導教員の助言を受け、答えだけでなく考え方を聞くようにし、次の授業の問い方を見直しました」と話せます。実際の場面と自分が行った対応に置き換えましょう。

実習中の一つの出来事だけで子どもの特性を断定せず、観察した事実と自分の解釈を分けます。児童生徒や家庭を特定できる情報を応募書類や面接で出さないよう配慮してください。

受験先が決まったら、募集要項で校種・教科、必要免許、試験方式、締切を確認します。筆記、面接、模擬授業などの有無や内容は受験先によって確かめ、前年の準備だけで今年度も同じと考えないようにしましょう。

企業志望でも、実習の経験を仕事内容に結びつける

教育学部の方針には、子どもを理解する力、教育の方法、教科の専門に加えて、社会人としての基本的な能力とコミュニケーション能力が挙げられています。企業に応募する際は、その名称だけを自己PRにせず、実際の行動で示しましょう。[5]

相手の理解に合わせて説明した経験、準備を計画した経験、他の人の助言を取り入れた経験などを振り返ります。顧客への説明やチームでの業務など、希望する仕事で求められる行動と、どこがつながるかを考えてください。

「なぜ教員ではなくこの仕事か」と聞かれた場合は、教育への否定から始める必要はありません。学ぶ中で関心を持ったこと、調べて分かった仕事内容、そこで取り組みたいことの順に説明します。進路変更を考えたきっかけも、事実に沿って整理しましょう。

併願するなら応募書類をそのまま使い回さず、教員として働きたい理由と企業でその職務を選ぶ理由をそれぞれ書き出します。試験と実習の日程が重なる時期は早めに予定表へ入れてください。

経験メモを持って、学部とキャリア支援へ相談する

今週は学修録から実習の場面を一つ選び、状況、自分の行動、相手の反応、改善した点を短くまとめましょう。次に、志望する学校・自治体や企業の募集を確認し、足りない準備を洗い出します。

教育学部は教学委員や指導教員などによるアドバイザー制を案内しています。免許取得に必要な履修や実習、学修上の疑問は学部の担当に確認してください。[5]

キャリア・学生支援センターは、窓口相談は予約不要、相談室でのES・履歴書添削や面接指導は要予約です。求人・インターンシップはキャリタスUC、行事はCam-Gで確認する案内になっています。[6]

2026年度のガイダンスには企業研究、自己分析・ES、筆記、面接などがあります。企業との併願も検討するなら、自分が必要なテーマの最新予定を確認しましょう。相談には募集資料と経験メモを持参し、志望理由が仕事の理解に結びついているかを確かめてください。[7]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 卒業後の進路状況確認日:2026-09-11 / 2026年3月卒(2025年度)各学部・学科。全文とHTML表セルを実読、空欄位置照合。進学は院のみとは断定しない。医は臨床研修医独立区分
  2. 令和7年度就職先リスト確認日:2026-09-11 / p2文字画像全文確認。学部左欄、院右欄。教員は臨採含む。学部の正規内訳と校種別人数は不明
  3. 教育学部確認日:2026-09-11 / 学校教育教員養成課程と12講座・ACT本文実読。教員志望ほぼ全員は年度分母不明で不使用
  4. ACTプラン・プラス確認日:2026-09-11 / 本文全読。1年観察、2年各1週参加、3年小中各4週、4年インターン。特支高校幼稚園は4年の注記確認
  5. 教育における3つの方針確認日:2026-09-11 / 本文全読。ACT、学修録、実践演習、アドバイザー、教員専門性。入試条件は記事不使用
  6. 就職相談・就職情報確認日:2026-09-11 / 現行本文実読。大学会館1F窓口予約不要、相談室ES面接予約必要、オンライン室要予約端末持参、求人キャリタスUC、Cam-Gは行事
  7. 就職活動支援ガイダンス確認日:2026-09-11 / 2026年度前後期予定本文全読。企業自己分析ES面接求人票公務員等。詳細Cam-G確認

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