どの大学の卒業生が宇都宮大学の職員になっているか
他大学が公表している進路資料では、就職先として宇都宮大学(国立大学法人宇都宮大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学が公表している新規採用職員の数字
宇都宮大学は、採用情報のページで「数字から見る!宇都宮大学若手職員の実態(2026.07)」という資料を公開しています。過去3年に採用した事務職員について、出身や採用のされ方を比率で示したものです。[1] [5]
- 過去3年の新規採用事務職員:27人(2026年4月1日時点)
- 宇都宮大学出身とそれ以外:2:8
- 新卒とそれ以外:2:8
- 栃木県出身とそれ以外:2:1
- 男性と女性:6:4
- 採用された試験:宇都宮大学独自採用試験が78%、国立大学法人採用試験が22%
職員インタビューに出てくる経歴
職員募集案内(2026年度版)のインタビューには、前職を持つ職員が多く登場します。社会共創・研究推進課の係員は県内のメディア系の民間企業で4年ほど働いてから入職し、学生支援課の係員は県外の金融機関、陽東学務課の係員は人材サービス業界からの転職です。インタビューには出身大学は書かれていません。[4]
宇都宮大学が職員に求めていること
宇都宮大学の事務職員人事管理運営方針(令和7年11月26日 学長裁定)は、新規採用について、専門的能力に加えて幅広い視野を持ち、大学を取り巻く状況の変化に対応できる人材の確保に努めると書いています。選考には関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験または宇都宮大学独自採用試験という競争的試験を用い、性別、年齢、国籍、障がい等を問わず、多様で優れた人材を雇用することを原則とするとしています。[6]
職員募集案内の管理職インタビューでは、学生支援課の課長が一緒に働きたい人材について「間違いや失敗をしたとしても、その原因は何だったのかを反省し、きちんと謝罪し、その後はすぐに気持ちを切り替えて前向きに取り組んでいける人と働けるといいなと思います。」と答えています。[4]
小さめの国立大学だからこその裁量
修学支援課の係長は、宇都宮大学の魅力について「職員数も少ないので仕事の裁量が広く、若手職員でもいろいろと担当させてもらえます。」と書いています。人事課の課長補佐も、中規模大学ならではの魅力として、学長や執行部と距離が近く、日々の業務で直接関わる機会が多いことを挙げています。[4]
学歴の条件
独自採用試験の受験資格は、1991年4月2日以降に生まれたことに加え、大学(修業年限4年以上)の卒業または卒業見込み、修士・博士の学位または専門職学位の取得または取得見込み、短期大学または高等専門学校の卒業または卒業見込みなどのいずれかに当てはまることです。学部・学科の指定はありません。[2]
採用の仕組み。入口は2つある
採用情報のページには、事務職員について「宇都宮大学独自採用試験案内」と「宇都宮大学法人採用試験案内」の2つが並んでいます。[1]
入口1:一般職員独自採用試験
独自採用試験の案内は「宇都宮大学では、事務業務に従事する一般職員を採用するための試験を以下のとおり実施します。」と始まります。令和8年度は、応募フォームで事前申込(7月21日〜8月21日17時)をし、大学指定の履歴書などの応募書類を8月27日17時までに提出する形でした。選考は、書類選考、オンライン適性検査(書類選考の合格者)、第一次選考の面接(10月5日〜9日のいずれか1日・予定)、第二次選考の面接(10月16日〜20日のいずれか1日・予定、土日を除く)の順で、最終合格は電話で連絡したうえで書面で通知すると書かれています。[2]
応募の前、7月18日にはオンラインの業務説明会も開かれました。案内には、説明会への参加の有無は選考には一切関係しないと書かれています。[2]
入口2:法人採用試験(関東甲信越地区の統一試験ルート)
関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の第一次試験に合格した人が対象の試験です。令和8年度の統一試験は、受験申込が5月8日〜5月22日、第一次試験(教養試験、40題・120分)が6月28日、合格発表が7月16日で、関東甲信越地区の試験地には宇都宮市も含まれていました。[8]
宇都宮大学の法人採用試験は、独自採用試験と同じく書類選考、オンライン適性検査、2回の面接で選ぶ流れで、事前申込と応募書類の受付期間、面接の日程も独自採用試験と同じでした。[3] [2]
令和8年度は併願できなかった
独自採用試験の案内には「なお、今年度に実施する独自採用試験については、令和8年度一般職員法人採用試験と同一の日程で選考を実施するため、両方の採用試験に併願することはできません。」と書かれています。統一試験の第一次試験に合格した人で宇都宮大学を希望する場合は、法人採用試験の案内から応募するよう案内されていました。[2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入口1 名称 | 国立大学法人宇都宮大学一般職員独自採用試験 |
| 入口1 対象 | 受験資格(年齢と学歴)を満たす人 |
| 入口1 筆記 | 教養試験は無し(オンライン適性検査) |
| 入口2 名称 | 宇都宮大学職員法人採用試験 |
| 入口2 対象 | 令和8年度国立大学法人等職員採用試験の第一次試験の合格者 |
| 入口2 筆記 | 統一試験の第一次試験(教養試験)あり |
| 選考の流れ(共通) | 書類選考→オンライン適性検査→第一次選考(面接)→第二次選考(面接) |
| 採用予定数 | どちらも事務職員3名程度 |
| 併願 | 同一日程のため不可 |
職員の仕事
独自採用試験の案内は、主な職務内容を「学生支援、企画・評価、広報・社会連携、財務、研究支援、国際交流、総務・人事等の業務」としています。[2]
職員募集案内では、仕事を7つの系統に分けて説明しています。大学全体の事務の総括や広報を担う総務・広報・企画系(企画総務課)、教職員の人事労務や給与を担う人事系(人事課)、予算・資金を管理する財務・経理系(財務課)、入学から卒業までを支える学生支援系(修学支援課、学生支援課、陽東学務課、入試課)、研究推進や産学官連携を担う研究支援系、図書館や情報化を担う図書・情報系、各学部の教授会や行事を運営する学部系です。[4]
インタビューに出てくる仕事の中身
職員募集案内のインタビューからは、同じ事務職員でも仕事の中身が大きく違うことが分かります。社会共創・研究推進課の係員は、民間企業や自治体からの受託研究・共同研究について、契約書の取り交わしや研究費の管理、相手方への経理報告を担当しています。学生支援課の就職・キャリア支援室の職員は、就職ガイダンスの企画運営や進路状況調査・集計を担当し、学生のエントリーシートを基に質問を考えて模擬面接を行っていると書いています。[4]
財務課の係長は、学内予算の編成、外部資金を含めた予算執行の管理、文部科学省に対する予算要求(概算要求)資料の準備などを担当しています。修学支援課の係長は、学生が授業や履修登録で使うシステム・ツールの管理を担当し、最初の配属は大学全体の活動や実績を取りまとめて分析する「戦略企画室」だったと振り返っています。[4]
2〜3年ごとに異動する
職員募集案内には「若手職員は概ね2~3年で人事異動を行い、幅広く経験を積めるようにしています。」とあります。事務職員人事管理運営方針でも、若手職員は2〜3年を目途に異なる分野に異動させると書かれています。陽東学務課の係員は、入職3年目で2つの部署を経験したと書いています。[4] [6]
昇任の流れは、係員から主任(30代前半)、係長・専門職員(30代後半)、課長補佐・専門員(40代中頃)、課長・事務長(50代前半)、部長という最短の例が示されています。文部科学省、国立大学協会、日本学術振興会、大学改革支援・学位授与機構等との人事交流(出向)の機会もあります。[4]
研修
研修は、新任職員研修・係員研修・係長級研修などの階層別研修、スキルアップ研修・英会話研修などの能力育成研修、宇大未来塾・若手職員SD・放送大学(科目等履修)などの自己啓発支援研修に分かれています。宇大未来塾は、栃木県を代表するリーダーの講義を受け、県内の若手と交流できる研修と紹介されています。[4]
応募できる条件と待遇
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 受験資格(独自採用試験) | 1991年4月2日以降に生まれた者で、大学(修業年限4年以上)の卒業(見込み)、修士・博士・専門職学位の取得(見込み)、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)などのいずれかに当てはまる者 |
| 採用予定数 | 独自採用試験・法人採用試験ともに事務職員3名程度 |
| 採用予定日 | 令和9年1月1日又は令和9年4月1日 |
| 雇用期間 | 任期の定めなし(試用期間6か月、試用期間中の処遇に変更なし) |
| 給与(令和8年4月1日現在) | 大学卒業後1年未満の経験年数の場合 232,000円(基本給)+9,280円(地域手当)=241,280円 |
| 諸手当 | 扶養手当、住居手当、通勤手当等(支給要件該当者のみ) |
| 賞与・昇給 | 賞与 年2回(6月、12月)約4.65月分(令和8年度予定)/昇給 年1回(原則として各年の1月1日) |
| 勤務時間 | 8時30分〜17時15分(うち休憩1時間)。配属部署により異なる場合あり |
| 休日・休暇 | 土曜日、日曜日、祝日、年末年始、その他学長が指定した日/年次有給休暇、特別休暇、病気休暇 |
| 福利厚生 | 文部科学省共済組合(健康保険及び年金)、労災保険、雇用保険、職員宿舎あり |
募集の時期
令和8年度の独自採用試験と法人採用試験は、事前申込が2026年7月21日〜8月21日、応募書類の受付が8月27日までで、応募の受付は締め切られています。面接は第一次選考が10月5日〜9日、第二次選考が10月16日〜20日の予定です。採用予定日は令和9年1月1日又は令和9年4月1日です。[2] [3]
法人採用試験の前提となる令和8年度の関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験は、受験申込が5月8日〜22日、第一次試験が6月28日で、こちらも日程を過ぎています。[8]
2025年4月の合同説明会資料には、令和6年度を基にしたスケジュールとして、独自採用試験は7月中旬に応募書類を受け付け、8月下旬に第一次面接、9月上旬に第二次面接(役員)、9月中旬に最終合格という流れが示されていました。令和8年度は面接が10月で、年度によって時期が動いています。[7] [2]
公開されている数字
2025年4月の合同説明会資料によると、令和7年4月1日現在の常勤職員は合計628人で、そのうち事務系職員は155人、技術系職員は52人、教授・准教授・講師・助教・助手は330人です。学部学生は約5,000人と紹介されています。[7]
キャンパスは峰キャンパスと陽東キャンパスの2つで、学部はデータサイエンス経営学部、国際学部、共同教育学部、農学部(峰キャンパス)と、地域デザイン科学部、工学部(陽東キャンパス)の6つです。大学院には地域創生科学研究科と教育学研究科(教職大学院)があります。[7]
関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の採用予定数のページでは、令和8年度の宇都宮大学は事務3と載っています。大学の試験案内でも、独自採用試験と法人採用試験の採用予定数はそれぞれ3名程度です。[9] [2] [3]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:宇都宮大学の採用情報ページを開き、独自採用試験と法人採用試験の案内を読み、どちらの入口で応募するかを考える(令和8年度は併願不可だった)
- 4〜7日目:「数字から見る!宇都宮大学若手職員の実態」を読み、新卒2割・他大学出身8割という職場で自分がどう見られるかを考える
- 8〜12日目:職員募集案内の7つの系統から関心のある仕事を2つ選び、なぜその仕事をしたいかを書き出す
- 13〜17日目:管理職インタビューの「間違いや失敗」への向き合い方の話を読み、自分がつまずいたときの経験を1つ整理する
- 18〜22日目:栃木で働きたい理由と、宇都宮大学でなければならない理由を分けて書き出す
- 23〜26日目:自分の大学の就職課で、国立大学法人の職員を受けた先輩の話や統一試験の対策資料があるか聞く
- 27〜30日目:次の年度の募集が出たときにすぐ動けるよう、大学指定の履歴書の項目を確かめて下書きを作っておく
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、宇都宮大学の採用情報ページ・試験案内・職員募集案内・公表資料、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験のページで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の試験案内を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 宇都宮大学 採用情報(事務・技術職員採用案内)確認日:2026-09-27 / 事務・技術職員の採用案内の入口。宇都宮大学独自採用試験案内(事務職員)、宇都宮大学法人採用試験案内(事務職員)、職員募集案内(2026年度版)、事務職員人事管理運営方針、「数字から見る!宇都宮大学若手職員の実態(2026.07)」、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験事務室へのリンク
- 宇都宮大学 令和8年度 一般職員独自採用試験案内(事務職員)確認日:2026-09-27 / 採用予定数3名程度、主な職務内容、雇用期間(任期の定めなし・試用期間6か月)、採用予定日(令和9年1月1日又は令和9年4月1日)、受験資格(1991年4月2日以降に生まれ、大学卒業(見込み)・修士等の学位取得(見込み)、または短期大学・高等専門学校卒業(見込み)など)、選考方法(書類選考→オンライン適性検査→第一次選考 面接→第二次選考 面接)、試験日(第一次選考 令和8年10月5日〜9日、第二次選考 10月16日〜20日、いずれも予定)、事前申込期間(7月21日〜8月21日)、応募書類受付期間(7月21日〜8月27日)、業務説明会(7月18日・オンライン)、勤務形態、給与(令和8年4月1日現在)、賞与、昇給、福利厚生。法人採用試験と同一日程のため併願不可
- 宇都宮大学 令和8年度 職員法人採用試験案内(事務職員)確認日:2026-09-27 / 令和8年度国立大学法人等職員採用試験第一次試験合格者が対象。採用予定数3名程度、採用予定日、選考方法(書類選考→オンライン適性検査→第一次選考 面接→第二次選考 面接)、試験日(独自採用試験と同じ日程)、事前申込期間、応募書類受付期間、勤務形態、給与(大学卒業後1年未満の経験年数の場合 232,000円+地域手当9,280円=241,280円)、賞与(年2回・約4.65月分、令和8年度予定)、昇給、福利厚生。独自採用試験と同一日程のため併願不可
- 宇都宮大学 職員募集案内(2026年度版)確認日:2026-09-27 / 学長からのメッセージ、主な職務内容(総務・広報・企画系、人事系、財務・経理系、学生支援系、研究支援系、図書・情報系、学部系と担当課)、キャリアパス(若手職員は概ね2〜3年で人事異動、昇任の流れ、文部科学省・国立大学協会・日本学術振興会・大学改革支援・学位授与機構等との人事交流)、研修(階層別研修、能力育成研修、自己啓発支援研修)、管理職・事務職員・技術職員のインタビュー
- 宇都宮大学 数字から見る!宇都宮大学若手職員の実態(2026.07)確認日:2026-09-27 / 過去3年の新規採用事務職員27人(R8.4.1時点)、男性:女性 6:4、新卒:それ以外 2:8、宇都宮大学出身:それ以外 2:8、栃木県出身:それ以外 2:1、採用された試験(国立大学法人採用試験22%、宇都宮大学独自採用試験78%)、通常の退勤時間(17:15〜18:00が79%)。画像だけのPDFのため、1〜10ページの見出しと数値を書き写した取得記録
- 国立大学法人宇都宮大学 事務職員人事管理運営方針確認日:2026-09-27 / 令和7年11月26日 学長裁定。新規採用は競争的試験(関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験または宇都宮大学独自採用試験)を用い、性別、年齢、国籍、障がい等を問わず多様で優れた人材を雇用することを原則とすること、人事交流(期間は3年以内)、研修制度、人事評価、昇任、若手職員は2〜3年を目途に異なる分野に異動させること
- 宇都宮大学 関東甲信越地区国立大学法人等職員合同説明会資料(2025年4月12日)確認日:2026-09-27 / 大学の概要(峰キャンパス・陽東キャンパス、6学部、学部学生約5,000人、大学院)、職員数(令和7年4月1日現在の常勤職員:事務系職員155、技術系職員52、教授・准教授・講師・助教・助手330、合計628)、宿舎(独身用1DK 家賃7,800円程度)、勤務条件、人事交流、法人採用試験と独自採用試験のスケジュール(R6ベース)
- 令和8年度 国立大学法人等職員統一採用試験案内確認日:2026-09-27 / 受付期間(5月8日〜5月22日)、第一次試験日(6月28日)、第一次試験合格発表日(7月16日)、受験資格(平成3年4月2日以降に生まれた者)、第一次試験の内容(教養試験40題・120分)、第二次試験は各国立大学法人等で面接、関東甲信越地区の試験地(水戸市、つくば市、宇都宮市ほか)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度の機関別の採用予定数。宇都宮大学は事務3