どの大学の卒業生が、東洋大学の職員になっているのか
企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。
他大学の進路資料では確認できなかった
他大学が公表している進路資料では、就職先として東洋大学(学校法人東洋大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
東洋大学が公開している「採用実績校」[1]
東洋大学は、新卒職員の採用情報のページに「採用実績校」を大学院と大学に分けて載せています。そのまま並べます。いつからいつまでの採用かは書かれていません。[1]
- 大学院:東洋大学、国際基督教大学、大東文化大学、法政大学、明治学院大学、立教大学、早稲田大学、筑波大学、東京大学、東京学芸大学
- 大学:東洋大学、青山学院大学、亜細亜大学、学習院大学、神田外語大学、慶應義塾大学、國學院大學、国際基督教大学、国士舘大学、駒澤大学、実践女子大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、清泉女子大学、専修大学、大東文化大学、中央大学、津田塾大学、帝京大学、東京学芸大学、東京経済大学、東京農業大学、東京理科大学、同志社大学、獨協大学、日本大学、白鴎大学、フェリス女学院大学、文教大学、法政大学、明治大学、立教大学、立正大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、龍谷大学、早稲田大学、埼玉大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、名古屋大学、新潟大学、一橋大学、三重大学、横浜国立大学、横浜市立大学
大学院の欄にも大学の欄にも、東洋大学のほかに、私立・国立・公立の大学が並んでいます。東京の大学が多いものの、同志社大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、龍谷大学、名古屋大学、新潟大学、三重大学の名前もあります。大学の欄には東京学芸大学が2回載っています。[1]
内定者インタビューに出てくる出身大学[2]
採用ページの「内定者インタビュー」には、2025年卒の内定者4人が出ています(掲載内容は2025年3月現在)。名前はA〜Dで、出身大学が添えられています。[2]
- Aさん:「~Aさん(東洋大学出身)~」
- Bさん:「~Bさん(明治学院大学出身)~」
- Cさん:「~Cさん(東洋大学出身)~」
- Dさん:「~Dさん(東洋大学出身)~」
4人のうち3人が東洋大学、1人が明治学院大学の出身です。明治学院大学出身の内定者には「Q.出身大学ではない東洋大学に興味を持った理由はありますか?」という質問が立てられ、東洋大学のインターンシップや説明会を通して、学生ファーストで業務に取り組んでいる点に魅力を感じたと答えています。[2]
採用ページが求める人物と、学歴について書いていること(引用)
東洋大学は、採用ページの「東洋大学のビジョン」で、求める職員像を3つ挙げています。「職員人材育成ビジョン」に描かれた目指す職員像が、新たな仲間に求める資質そのものだと書かれています。[3]
- 誠実な人:「全ての取り組みを、最終的に学生の成長につなげようと考え行動できる人。物事を学生目線で捉える人。」
- 自己を磨く人:「日々の取り組みに挑戦と創意工夫を持ち込むことができ、それを積み重ねて成長し続ける人。困難な状況であっても前向きに取り組み、自己の成長の糧であると考える人。」
- 挑戦する人:「行動しない理由を考えるのではなく、実現するための方法を考えられる人。変化する時代に柔軟に対応しながら、先を見据え主体的に行動する人。」
職員人材育成ビジョンは、東洋大学職員の心を「他者のために自己を磨き、挑戦する」と表しています。挑戦する人の具体例には「従来のやり方にとらわれず、新たなサービスや施策を自ら発意・推進する。」が挙がっています。[4]
学歴・学部・国籍についてのFAQ[1]
| 質問 | 大学の答え(原文) |
|---|---|
| 出身大学は重視していますか? | 採用選考では、出身大学による有利・不利はありません。(もちろん、採用後も同様です。) |
| 出身学部学科は重視していますか? | 学部学科は問いません。 |
| 外国籍ですが、応募することはできますか? | 国籍は問いませんので、ぜひ、ご応募してください。 |
応募の動画では大学名を言わない[1]
2027年度の募集要項では、エントリーフォームで審査用動画を出します。テーマは「私が塗り替えた『当たり前』」。1分以内で作り、冒頭で自分の名前を言ってからスタートし、「大学名は不要です。」と指定されています。最初の審査の段階から、大学名ではなく中身を見る組み立てになっているということです。[1]
ただし、1次試験に進む人は卒業(見込)証明書と成績証明書を出すことになっています。大学名を伏せたまま最後まで進む選考ではありません。[1]
採用の仕組み。動画審査・適性検査のあと、面接は3回
東洋大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人東洋大学が、自分で学校職員(総合職)を選考します。2027年度採用の選考は、募集要項に次のとおり書かれていました。[1]
| 段階 | 内容と日程 |
|---|---|
| エントリー | 就職情報サイトからエントリー(締切2026年4月30日23:59) |
| 動画審査・適性検査 | エントリーフォーム(応募情報と審査用動画)と適性検査の結果送信。締切はどちらも2026年5月11日23:59。結果通知は2026年5月22日予定 |
| 1次試験 | 集団面接・作文。実施日は2026年5月30日予定 |
| 2次試験 | 個人面接。実施日は2026年6月5日~7日予定 |
| 3次試験 | 役員面接。実施日は2026年6月12日予定。内々定通知は2026年6月12日以降 |
エントリーフォームに書くこと[1]
エントリーフォームで出すのは、応募情報(基本情報、学歴、資格・経験、自己PR(200字以内)、志望動機(200字以内)等)と審査用動画の2点です。自己PRも志望動機も200字以内なので、長く書く力より、短く言い切る力が問われます。[1]
適性検査はSPI[1]
適性検査は「SPI3-U」です。すでに他社等の選考でSPIを受けていれば、その結果を送れます。過去1年以内に受検したことがあれば、受検せずに前回の結果を送ることもできると書かれています。[1]
2次試験だけは日時の相談ができる[1]
募集要項には「※2次試験に限り、授業等による試験日時の変更相談が可能です。」と書かれています。その場合も3日間のいずれかでの面接になります。1次試験と3次試験は日程の相談ができる、とは書かれていません。[1]
内定者が選考に向けて準備したこと[2]
内定者インタビューでは、Aさん(東洋大学出身)が「『なぜ東洋大学で働きたいのか』を徹底的に考え」たと話し、Cさん(東洋大学出身)は中期計画に特に注目したと答えています。Bさん(明治学院大学出身)は、集団面接で優れた経歴を持つ学生と出会い、緊張や不安を感じる瞬間もあったと振り返っています。[2]
職員の仕事。5年に1度の異動と、東京・埼玉・附属校への配属
採用ページの「仕事内容/キャリア/研修制度」には、事務組織表と主な業務(2026年2月時点)がPDFで載っています。ビジョンのページでは、大学職員の仕事を、学生のチャレンジやキャンパスライフのサポート、教員の研究支援などと説明しています。[5] [3]
配属と異動[1]
FAQによると、最初の配属について希望は聞かれません。「本人の資質等を総合的に判断して配属先を決定致します。」とあり、入職後は年に1回、自己申告の機会があります。人事異動は「主に5年に1度、10年で3部署を目安に異動があります。」と書かれています。[1]
配属先は、白山キャンパス・赤羽台キャンパス(東京都)、川越キャンパス・朝霞キャンパス(埼玉県)のほか、附属中学・高校(東京都、茨城県、兵庫県)等で、原則そのすべてが対象です。特定の部署やキャンパスを勤務先として指定することはできません。[1]
| 入職年度 | 配属先 |
|---|---|
| 2025年度入職 | 東京(白山4、赤羽台1)、埼玉(朝霞1) |
| 2024年度入職 | 東京(白山9、赤羽台1)、埼玉(川越2) |
| 2023年度入職 | 東京(白山8)、埼玉(川越1) |
新入職員の多くは白山キャンパスに配属されていますが、赤羽台・川越・朝霞に配属された年もあります。[1]
研修[5]
研修は、一般研修と特別研修に分かれています(2025年度実績。2026年度から新しい研修体系に移る予定と書かれています)。一般研修には、内定者事前研修から1年目・2年目・3年目研修、4年目・5年目・7年目・9年目・10年目研修と、年数に合わせた研修が並びます。特別研修には、国際化研修・外部機関研修・自己啓発補助などがあります。[5]
内定者が楽しみにしていること[2]
Bさん(明治学院大学出身)は、東洋大学には多くの部署があり、ジョブローテーション制度があるため多面的な視点で支援できる点が魅力だと話しています。Aさん(東洋大学出身)は、東洋大学がほかの大学や企業と違う点として「大規模な夜間部を有していること」を挙げています。[2]
応募できる条件と待遇
2027年度採用の募集要項に書かれている条件を並べます。年度によって変わるので、応募の前には必ず最新の募集要項を見てください。[1]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種 | 学校職員(総合職) |
| 応募資格 | 2024年4月~2027年3月までに国内外の4年制大学を卒業または卒業見込の方/2025年4月~2027年3月までに国内外の大学院修士課程を修了または修了見込の方 |
| 採用人数 | 若干名 |
| 勤務時間(昼間勤務者) | 月曜日~金曜日9:00~17:00(実働7時間 休憩1時間)、土曜日9:00~13:00(実働4時間) |
| 勤務時間(夜間勤務者) | 部署により交代制で夜間勤務あり。月曜日~金曜日15:00~21:00、土曜日17:00~20:30 |
| 勤務地 | 東洋大学の各キャンパス(東京2・埼玉2)、附属校(東京1、茨城1、兵庫1)、その他学校法人東洋大学の所属機関 |
| 休日 | 日曜・祝日・土曜日(5・6・7・10・11・12月は月2回、4月は月1回)、夏季特別休暇(23日)、年末年始休暇(9日)など。2024年度実績で計119日 |
| 採用形態 | 試用期間(4月1日~6月30日の3ヶ月間)の勤務状況により、7月1日付で正規職員 |
| 初任給 | 総額(月額)204,900円以上(最低保証額)※2025年度実績 |
| モデル賃金 | 30才:年収600万円、35才:年収750万円(残業代含む) |
| 昇給・賞与 | 昇給は年1回(4月)。賞与は年2回(夏季手当6月・年末手当12月) |
| 定年 | 65才(到達年令の年度末) |
土曜日も勤務日[1]
昼間勤務者の所定労働時間は、月曜日から金曜日が9時から17時、土曜日が9時から13時です。休日の欄を見ると、土曜日が休みになるのは5・6・7・10・11・12月は月2回、4月は月1回です。夏季特別休暇が23日あるのも特徴で、年間の休日は2024年度実績で計119日と書かれています。[1]
残業は月20時間程度[1]
FAQでは、残業は部署や業務で繁忙期が違うとしたうえで「概ね月20時間程度です。」と答えています。平日の所定労働時間が7時間なので、1日8時間の一般企業より1時間短く、日にならすと1日30分程度の残業になると説明しています。[1]
募集の時期。2027年度採用の選考は2026年6月に内々定
直近に公表された募集は、2027年度採用(2027年4月入職)の学校職員(総合職)です。エントリーの締切は2026年4月30日、エントリーフォームと適性検査の締切は5月11日、3次試験(役員面接)は6月12日予定でした。この募集の選考は、日程のうえではすでに終わっています。[1]
内定者インタビューでDさん(東洋大学出身)は、「大学職員の選考はほかの企業に比べて少し遅めのスタートとなるので、モチベーション維持が大変かと思いますが」と話しています。3月にエントリーを受け付け、6月に内々定という流れは、2027年度採用の日程とも合っています。[2] [1]
2028年卒向けのインターンシップ[6]
説明会/インターンシップ情報のページでは、2026年4月1日に2028年卒向けの「大学業界研究&東洋大学オンラインセミナー」の受付開始が告知されています。対象は学部3年生と大学院修士課程1年生で、大学業界に興味をもつ人です。[6]
| イベント | 日程 |
|---|---|
| 大学業界研究&東洋大学オンラインセミナー(導入編) | 2026年7月22日(水)、7月25日(土)、7月29日(水)。以降はオンデマンド動画を配信 |
| 1day仕事体験プログラム(対面形式)<基礎編> | 2026年9月8日(火)、9月9日(水)、10月22日(木)(予定) |
| 1day仕事体験プログラム<応用編> | 10月・11月開催(対面形式) |
オンラインセミナーは「今後の対面イベント等のご参加には、本セミナ―への参加が必須となります。」とされています。基礎編は、オンラインセミナーへの参加か事後の動画視聴をして、期日までに示される課題に答えた人がエントリーの扱いになり、応募が多い場合は課題の内容で選ぶことがあると書かれています。次の募集の日程は、この記事では推測で書きません。採用ページで確かめてください。[6]
公開されている数字。内定者は年に4名〜13名
数字は、東洋大学が採用ページなどで公開しているものだけを並べます。[1] [7]
| 年 | 内定者 |
|---|---|
| 2021年 | 13名 |
| 2022年 | 4名 |
| 2023年 | 9名 |
| 2024年 | 12名 |
| 2025年 | 6名 |
| 2026年 | 9名 |
内定者は多い年で13名、少ない年で4名です。募集要項の採用人数も「若干名」で、毎年の採用は1桁から十数名という規模です。[1]
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 総合満足度 | 90.8%(2025年調査。嘱託・派遣スタッフを含む) |
| 職員離職率(2022年3月卒のデータ) | 職員1年目 0%、職員2年目 0%、職員3年目 0% |
| 平均年齢 | 41.5歳(2024年度実績) |
| 平均勤続年数 | 17.1年(2024年度実績) |
| 年間休日 | 計119日(2024年度実績) |
大学の規模については、教育・国際のページで「14学部51学科専攻を有する」総合大学と書かれています。[7]
公開されていないものもはっきりさせておきます。応募者数、選考の倍率、採用実績校ごとの人数は、東洋大学の公式サイトには見当たりませんでした。[1]
30日でやること。200字と1分で言い切る練習から
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:採用ページの説明会/インターンシップ情報を開き、オンラインセミナーの動画視聴や課題の締切がないかを確かめる
- 4〜7日目:求める職員像の3つ(誠実な人・自己を磨く人・挑戦する人)に当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
- 8〜14日目:自己PRと志望動機を、それぞれ200字以内で書く。募集要項の字数に合わせて削る
- 15〜21日目:「私が塗り替えた『当たり前』」をテーマに、大学名を言わずに1分以内で話す練習をする
- 22〜30日目:中期計画「TOYO GRAND DESIGN 2025-2029」と職員人材育成ビジョンを読み、なぜ東洋大学なのかを自分の言葉で話せるようにする
内定者4人のアドバイスには、共通点があります。Aさん(東洋大学出身)は「それぞれの大学の特色やその大学で働きたい理由を自分の言葉で話せることが大事だと思います。」と話し、Cさん(東洋大学出身)は「根気よくパンフレットと中期計画に注目すると大学のことが少しでも見えてくると思います!」と書いています。[2]
他大学の学生は、Bさん(明治学院大学出身)の組み立て方が参考になります。大学1年生からオープンキャンパススタッフとして活動した経験から大学職員に興味を持ち、東洋大学のインターンシップや説明会で職員の話を聞いて志望を固めています。自分の大学での体験で「なぜ大学職員か」を話し、東洋大学が公開している事実で「なぜ東洋か」を話す、という順番です。[2]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東洋大学 新卒職員 採用情報確認日:2026-09-27 / 2027年度職員採用情報(募集要項:職種、資格、採用人数、応募方法、審査用動画、採用スケジュール)、勤務条件等、採用実績(内定者数・過去3年の新入職員の配属先・採用実績校)、福利厚生、数字でみる東洋大学職員、よくある質問
- 東洋大学 内定者インタビュー確認日:2026-09-27 / 2025年度内定者(2025年卒)4人の出身大学、大学職員に興味を持ったきっかけ、選考の準備、アドバイス。掲載内容は2025年3月現在
- 東洋大学のビジョン(新卒職員採用サイト)確認日:2026-09-27 / 大学職員の必要性、求める職員像(誠実な人・自己を磨く人・挑戦する人)
- 学校法人東洋大学 職員人材育成ビジョン確認日:2026-09-27 / 東洋大学職員の心、目指す3つの職員像と具体例、育成方針、中期計画「TOYO GRAND DESIGN 2025-2029」
- 東洋大学 仕事内容/キャリア/研修制度確認日:2026-09-27 / 事務組織表と主な業務(2026年2月時点)への案内、研修体系(2025年度実績)
- 東洋大学 説明会/インターンシップ情報確認日:2026-09-27 / 2028年卒向けの大学業界研究&東洋大学オンラインセミナー、1day仕事体験プログラム(基礎編・応用編)の概要・日程・応募方法
- 東洋大学 教育・国際確認日:2026-09-27 / 14学部51学科専攻、学部・研究科の一覧