どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

会社が並べた採用実績校ではなく、大学の側が自分で公表している進路資料を1件ずつ開いて、社名が載っている行を集めました。[1] [2] [3] [4]‌‌‌​‌‌​​​‌‌​‌​‌‌​‌​‌​‌‌‌‌​​‌​‌​‌‌​​‌‌​​‌‌​‌​​​​​​​​‌‌​‌​‌​‌​​‌‌‌

タウンニュース社の名前で就職先として掲載している大学(大学公式資料・確認日は出典欄のとおり)
大学・学部掲載されている資料人数と対象年度
名桜大学(学部の区分なし・全学の業種別一覧)就職実績の情報通信業の欄に「株式会社タウンニュース社」人数の記載なし/令和7年度
神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科学部・学科別主な就職先一覧の日本文化学科の主な就職先企業に「株式会社タウンニュース社」人数の記載なし/2025年度
東海大学 文学部 歴史学科 日本史専攻歴史学科 日本史専攻の主な就職先に「タウンニュース社」人数の記載なし/2024年3月卒〜2026年3月卒の3か年分
専修大学(学部の区分なし・全学の業種別一覧)主な就職先のマスコミの欄に「タウンニュース社」人数の記載なし/2025年3月卒業生(2025年3月31日時点判明分)
[1] [2] [3] [4]

社名の似た関連会社があるので、末尾まで見る

この会社には、タウンニュース・ヒューマンキャピタル、タウンニュース・ロコ、タウンニュースホールといった関連会社があります。いずれも別の法人です。上の4行はすべて「タウンニュース社」と、末尾の「社」まで一致しており、関連会社の名前ではありません。[1] [2] [3] [4] [7]

また4件とも、業種の欄が情報通信業やマスコミ、あるいは新聞社と並ぶ位置にあります。地域情報紙を発行する会社として噛み合います。[1] [2] [3] [4]

表に入れなかった行と、その理由

大正大学の表現学部 表現文化学科の一覧にも社名がありますが、載っているのは2022年3月卒業者の区画で、2021年度卒業生にあたります。2022年度より前なので行にしていません。同じページの新しい年度の区画には社名が出てきませんでした。

専修大学の資料は、左右2つの表が同じ行に混ざって取り込まれるPDFです。桁を突き合わせたところ、社名はマスコミの欄にあり、右側の学科別の表とは別の位置でした。そのため学部の欄は付けず、全学の業種別一覧として扱っています。

会社が募集要項に書いていること

新卒の募集は2本あります。1本目は「タウンニュース記者(編集記者・広告営業)正社員」で、主な仕事内容は「地域情報紙「タウンニュース」の記事取材、原稿執筆、編集業務および広告の企画提案営業」です。取材して書く仕事と、広告の営業の両方を担います。[5]

2本目は「DTP・エディトリアルデザイナー 正社員」(アドコミ制作部門)で、紙面やWebサイトのレイアウトデザインを行う仕事です。こちらの資格は「専門学校卒業以上」です。[5]

記者職の資格は2つだけ

記者職の資格の欄は「四年制大学卒業以上、要普通自動車運転免許(AT限定可)」です。学部・学科の指定はありません。大学の資料でも、日本文化学科や日本史専攻のほか、学部の区分がない全学の一覧から社名が出てきました。[5] [1] [2] [3] [4]

運転免許については、よくある質問に具体的な答えがあります。「いわゆるペーパードライバーで入社する社員も毎年いますが、入社後すぐは部署長や先輩社員と同行し、段々と運転に慣れていくことがほとんどです。」と書かれています。ただし「単独運転は所属先の部署長による見極めの合格が必須です。」とも書かれています。[5]

入社までに必要なスキルも書かれている

よくある質問の答えはこうです。「普通運転免許(AT限定可)は入社までに必須です。記事作成にはパソコンを使用するため、基本作業ができることが望ましいです。記事や取材の仕方、カメラの使い方などは、入社後に行う研修で学べます。」。取材や撮影の技術は入社後に学ぶ前提です。[5]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では5つある

大学名を変えることはできません。変えられないものを気にするより、大学名が関係しない部分で差をつけるほうが早い。この会社の公開情報から、そういう土俵を5つ挙げます。

土俵1:学部・学科の指定がない

記者職の資格は四年制大学卒業以上と普通自動車運転免許の2つだけです。マスコミ系の学科である必要も、文系である必要も書かれていません。[5]

土俵2:取材と撮影の技術は入社後に学ぶ

記事や取材の仕方、カメラの使い方は入社後の研修で学べる、と会社が書いています。学生のうちに新聞部やメディア系のサークルに入っていなくても、それが不利になる前提ではありません。[5]

土俵3:運転免許は入社までに取ればよい

必須なのは入社までです。いま持っていなくても応募できます。ペーパードライバーで入社する社員も毎年いる、とも書かれています。[5]

土俵4:地元出身でなくてよい

発行地域外の出身者も毎年入社していると書かれ、むしろ知らないからこそ気づける話題がある、という説明が続きます。神奈川や東京多摩に縁がないことは、応募しない理由になりません。[5]

土俵5:選考で作文と一般常識を見る

選考フローの4段目は「二次筆記試験」で、中身は「一般常識と時事問題試験(30分)、作文(60分)」です。作文は、大学名ではなく当日書いたものだけで判断される場面です。ここは準備が直接きく土俵です。[5]

公開されている条件と待遇

募集要項に書かれている条件を並べます。金額や日数は、会社が自分のサイトで公開しているものです。[5]

新卒採用の募集要項に書かれている条件
項目公開されている内容
職種(記者職)タウンニュース記者(編集記者・広告営業)正社員
資格(記者職)四年制大学卒業以上、要普通自動車運転免許(AT限定可)
給与(記者職)基本給203,000円 裁量手当64,596円 計267,596円 ※2026年4月入社(四年制大学卒)
勤務地(記者職)神奈川県内各支社(県内11拠点)
職種(アドコミ制作部門)DTP・エディトリアルデザイナー 正社員
資格(アドコミ制作部門)専門学校卒業以上
給与(アドコミ制作部門)基本給212,000円 残業調整手当35,000円 計247,000円 ※2027年4月入社
勤務時間9:00〜18:00(休憩1時間)を標準時間とする専門業務型裁量労働制
諸手当役職手当、職位手当、特別手当、家族手当、通信手当、通勤手当
賞与・昇給賞与は年2回(6月、12月)、昇給は年1回(4月)
休日休暇完全週休2日制(日曜、他週1日)、長期休暇(5月、8月、年末年始に各6日間)、有給休暇(1年目は10日付与)、慶弔休暇
諸制度褒賞金制度、社員持株制度、退職金制度、財形貯蓄制度、厚生貸付金制度、定期健康診断およびストレスチェック
福利厚生各種社会保険完備、社員互助会、福利厚生倶楽部(リロクラブ)加入、健康相談、社用車通勤可、クラブ活動(野山を歩く会、走友会、温泉同好会など)
[5]

選考は7段階で公開されている

選考フローは、エントリー、書類選考(エントリーシート)、一次面接(現場社員のグループ面接)、二次筆記試験(一般常識と時事問題試験30分、作文60分)、三次面接(管理職・採用担当のグループ面接)、最終役員面接(個人面接)、内定通知の順です。誰が面接を担当するかまで書かれています。[5]

何をしている会社なのか

会社概要によると、商号は株式会社タウンニュース社、本社は神奈川県横浜市青葉区荏田西、設立は1980年8月1日、資本金は5億137万5,900円、従業員数は191名(パートタイマーは含まない)です。業務内容はタウンニュースの発行、各種印刷物の企画・制作・印刷、Webサイトの企画・運営、地域プロデュース・PPP(公民連携)事業です。[7]

採用ページには、会社の成り立ちが書かれています。「当社は、1977年7月「いつの日か全国のまちにタウン号を走らせたい」との夢を持って、発行部数3万部の秦野版を、わずか5名でスタートさせました。」という一文から始まります。[6]

その後の歩みも数字で書かれています。2006年6月に神奈川県全域を網羅し、同年4月に当時のジャスダック証券取引所(現在は東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。いまは従業員約200名、版数は東京多摩地域3版を加えて全36版、総発行部数は157万部を超えると書かれています。[6]

地域情報紙というのは、その地域のできごとを伝える無料の新聞のことです。神奈川県内11拠点に記者が配置され、担当する地域を回って取材します。勤務地が県内11拠点になっているのは、この仕組みのためです。[5] [6]

会社の姿勢も書かれています。「『地域新聞社として社会正義を尊び、報道を通してオピニオンリーダーたる社会貢献を果たしたい』『生活情報紙としての広告の伝達を通して地域の利便性と企業の発展に寄与したい』との思いは、創刊以来変わることなく」と続きます。記者職が取材と広告営業の両方を担うのは、この2つの思いの両方を持っているからだと読めます。[6] [5]

応募する前に知っておいたほうがいいこと

都合のいいことだけを書いても役に立たないので、条件として重いものと、この記事で確かめられなかったことを並べます。

  • 記者職は普通自動車運転免許が入社までに必須である
  • 記者職の仕事は取材と原稿執筆だけでなく、広告の企画提案営業も含む
  • 勤務地は神奈川県内11拠点で、配属は入社前の2〜3月に通知される
  • 専門業務型裁量労働制で、給与には裁量手当64,596円が含まれている
  • 休日は完全週休2日制だが、日曜と週1日という書き方である
  • 採用人数は公開されていない
[5]

学部の指定がなく、取材の技術も運転も入社後に身につける前提の会社です。その一方で、免許は必須で、仕事には広告営業が含まれ、働き方は裁量労働制です。募集要項とよくある質問は同じページにまとまっているので、応募の前に自分で最後まで読んでください。[5]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜3日目:記者職とアドコミ制作部門の募集要項を読み比べ、どちらで受けるかを決める
  2. 4〜7日目:普通自動車運転免許を持っていなければ、入社までに取る計画を立てる。記者職は必須である
  3. 8〜12日目:タウンニュースの紙面をWebで読む。どんな記事が載っているか、広告がどう入っているかを見る
  4. 13〜17日目:作文の練習を始める。選考の二次筆記試験は作文60分である
  5. 18〜22日目:一般常識と時事問題の対策をする。作文と同じ試験に入っている
  6. 23〜26日目:エントリーして会社説明会に申し込む
  7. 27〜30日目:一次面接に備える。現場社員のグループ面接だと公開されている
[5]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。1977年に秦野版3万部から始まり、いまは全36版・157万部を超える地域情報紙を出している会社です。記者になりたいから、では他の誰が書いても同じ文章になります。実際に紙面を読んで、どの記事が良かったか、自分の住む町ならどんな記事が読みたいかを書けるなら、それは自分の言葉になります。[6] [5]

学部が何であっても、記者職の資格は四年制大学卒業以上と運転免許だけです。発行地域の出身でなくてよいとも書かれています。学部や出身地で自分を外す前に、資格の欄の1行を読んでから決めてください。[5] [1] [2] [3] [4]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。職種の選び方に迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 名桜大学 就職実績確認日:2026-09-10 / 令和7年度 就職実績の情報通信業の欄に株式会社タウンニュース社。学部の区分はない
  2. 神奈川大学 学部・学科別主な就職先一覧確認日:2026-09-12 / 2025年度の一覧。国際日本学部 日本文化学科の主な就職先企業に株式会社タウンニュース社
  3. 東海大学 文学部 キャリア就職確認日:2026-09-10 / 2024年3月卒〜2026年3月卒の3か年分の学科別就職実績。歴史学科 日本史専攻の主な就職先にタウンニュース社
  4. 専修大学 内定者の主な就職先確認日:2026-09-11 / 2025年3月卒業生(2025年3月31日時点判明分)の主な就職先。マスコミの欄にタウンニュース社。学科の区分はない
  5. タウンニュース社 募集要項確認日:2026-09-12 / 新卒採用の2本(タウンニュース記者、アドコミ制作部門)の職種、仕事内容、勤務地、資格、勤務時間、給与、諸手当、賞与、昇給、休日休暇、諸制度、福利厚生、選考方法、選考フロー7段階、よくある質問
  6. タウンニュース社 採用情報確認日:2026-09-12 / 会社の成り立ち(1977年7月の秦野版3万部から)、神奈川県全域の網羅と上場、全36版・総発行部数157万部、会社の姿勢
  7. タウンニュース社 会社概要確認日:2026-09-12 / 商号、本社、設立、決算期、資本金、代表者、従業員数、業務内容

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