どの大学の卒業生が、東京工科大学の職員になっているのか
企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。
他大学の進路資料では確認できなかった
他大学が公表している進路資料では、就職先として東京工科大学(学校法人片柳学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
片柳学園は職員の出身大学を公表していない[1]
学校法人片柳学園の「片柳学園職員採用のご案内」には、採用した職員の出身大学や、職員の紹介・インタビューは載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、法人の側の資料で確かめることはできませんでした。[1]
公開されているのは、職員の人数です。令和7年度の事業報告書によると、令和7年5月1日現在、法人本部の職員は117名、東京工科大学の職員は91名でした。[5]
採用ページが書いていること(引用)
学校法人片柳学園の採用情報のページは、「片柳学園職員採用のご案内」と「教員・講師募集のご案内」の2つに分かれています。職員の採用のご案内は、人事担当部長からのメッセージとFAQでできています。[2] [1]
人事担当部長のメッセージ[1]
メッセージは「~人事担当部長からのメッセージ 学生のみなさんへ~」という題で、就職活動中の学生に向けて書かれています。学校の事務職員には「縁の下の力持ち、裏方」というイメージを持つ人も多いが、事実は違う、と書いたうえで、次のような人にこそ挑戦してほしいとしています。[1]
- 「民間企業でハードなビジネスに取り組みたい人」
- 「官庁や団体で社会的貢献を直接実感したい人」
- 「我こそはビジネスセンスありと自信のある人」
事務職員と教育職員の関係については、「「事務職員」と「教育職員」はまさに車の両輪です。」と書いています。人を育てる仕事は直接的に社会に貢献する仕事だとして、「今最も大事な「人作り」にチャレンジしませんか。」と呼びかけています。[1]
FAQの「求める人材」[1]
FAQの「片柳学園では、どのような人材を求めているのですか?」には、民間企業でハードなビジネスに取り組みたい人、官庁や団体で社会的貢献を実感したい人、ビジネスセンスに自信のある人など、「従来の学校法人のイメージにとらわれない幅広い人材を求めています。」と答えています。学歴や出身大学についての書き方はありません。[1]
東京工科大学の基本理念[5]
事業報告書には、東京工科大学の基本理念として「生活の質の向上、技術の発展と持続可能な社会に貢献する人材を育成する」が書かれています。基本理念を実現するための具体的理念には、実社会に役立つ専門の学理と技術の教育や、理想的な教育と研究を行うための理想的な環境整備などが並んでいます。[5]
採用の仕組み。学校法人片柳学園の独自採用
東京工科大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。事務職員は、東京工科大学を設置する学校法人片柳学園が採用します。[1] [3]
片柳学園は、東京工科大学、片柳研究所、日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校、日本工学院北海道専門学校、東京工科大学附属日本語学校を持つ法人です。事務職員は大学だけの職員ではなく、法人の職員として採用されます。[3]
募集要項は公式サイトに出ていない[1]
2026年9月27日時点で、「片柳学園職員採用のご案内」のページには、応募資格、初任給、選考の段階、募集の日程は書かれていません。ページには、マイナビ2027の法人のページへのリンク(バナー画像)が1つ置かれています。この記事では就職情報サイトの中身は使わないので、選考の流れは推測で書きません。[1]
FAQに「新卒採用者の北海道キャンパス勤務はありません。」とあるので、法人が新卒で職員を採っていることは、公式サイトからも読み取れます。[1]
職員の仕事。法人本部・大学・専門学校のあいだのローテーション
FAQの「配置転換(ローテーション)はありますか?」には、職員の能力開発等の観点から、ローテーションを行っていると答えています。配置転換は、法人本部・各法人設置校(大学・各専門学校)の組織単位、または法人本部・各法人設置校間で行われている、と書かれています。[1]
つまり、東京工科大学の職員として入っても、専門学校や法人本部に異動する可能性があります。FAQには「できればローテーションの機会は増やしたいと考えています。」とも書かれています。[1]
勤務地になりうる学校[5] [1]
| 学校 | 所在地 |
|---|---|
| 東京工科大学 蒲田キャンパス | 東京都大田区西蒲田 |
| 東京工科大学 八王子キャンパス | 東京都八王子市片倉町 |
| 日本工学院専門学校 | 東京都大田区西蒲田 |
| 日本工学院八王子専門学校 | 東京都八王子市片倉町 |
| 日本工学院北海道専門学校 | 北海道登別市札内町 |
| 東京工科大学附属日本語学校 | 東京都大田区西蒲田 |
日本工学院北海道専門学校は北海道登別市にありますが、FAQでは「新卒採用者の北海道キャンパス勤務はありません。」と答えています。新卒で入った場合の勤務地は、蒲田と八王子の2か所のキャンパスになると読めます。[5] [1]
職員研修[1]
FAQによると、職員研修には、法人が主催する階層別研修、職場研修、海外研修と、各人が業務上必要な能力を高めるための学外研修・講習会があります。[1]
応募できる条件と待遇
公開されている情報から分かることを並べます。条件として確定した情報ではないので、応募の前には必ず募集要項で確かめてください。[1] [5]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用する法人 | 学校法人片柳学園(東京工科大学・専門学校3校などを設置) |
| 配置転換 | 法人本部・大学・各専門学校の組織単位、または法人本部・各設置校間でローテーション |
| 新卒採用者の北海道キャンパス勤務 | 「新卒採用者の北海道キャンパス勤務はありません。」 |
| 職員研修 | 階層別研修、職場研修、海外研修、学外研修・講習会 |
| 東京工科大学の職員数 | 91名(令和7年5月1日現在) |
募集の時期。日程は公式サイトに出ていない
2026年9月27日時点で、学校法人片柳学園の公式サイトに、事務職員の新卒募集の日程は載っていません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]
「片柳学園職員採用のご案内」のメッセージは、企業情報を集めたり、エントリーシートの下書きをしたりする季節を迎えた学生に向けて書かれています。ページにはマイナビ2027のページへのリンクがあるので、2027年春に卒業する人に向けた募集の窓口がそちらにあると読めますが、日程は公式サイトでは確かめられません。[1]
募集を見逃さないためには、学校法人片柳学園の採用情報のページを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。[2]
公開されている数字。東京工科大学の職員91名、法人本部117名
数字は、学校法人片柳学園が公式サイトで公表しているものだけを並べます。教職員数と学生数は、情報公開のページに載っている令和7年度の事業報告書から取っています。[4] [5]
| 区分 | 教員 | 職員 |
|---|---|---|
| 法人本部 | ― | 117名 |
| 東京工科大学 | 291名 | 91名 |
| 日本工学院専門学校 | 139名 | 37名 |
| 日本工学院北海道専門学校 | 24名 | 5名 |
| 日本工学院八王子専門学校 | 152名 | 40名 |
| 東京工科大学附属日本語学校 | 6名 | 2名 |
教職員の合計は904名です。職員の数は、法人本部の117名がいちばん多くなっています。法人の職員として採用されると、この法人本部も異動先の1つになります。[5] [1]
| キャンパス | 学部 | 学生数 |
|---|---|---|
| 蒲田キャンパス | 医療保健学部、デザイン学部、大学院 | 2,528 |
| 八王子キャンパス | 応用生物学部、コンピュータサイエンス学部、メディア学部、工学部、大学院 | 5,454 |
| 合計 | 7,982 |
東京工科大学は昭和61年(1986年)に開学し、工学部の電子工学科・情報工学科・機械制御工学科から始まりました。いまは蒲田と八王子の2キャンパスに学部と大学院があります。[5]
公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、初任給、採用した職員の出身大学ごとの人数は、片柳学園の公式サイトには見当たりませんでした。[1] [5]
30日でやること。法人の職員として働く準備
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:学校法人片柳学園の「片柳学園職員採用のご案内」を開き、人事担当部長のメッセージとFAQを読む
- 4〜7日目:メッセージの「車の両輪」「人作り」という言葉に対して、自分の経験で答えられることを書き出す
- 8〜14日目:東京工科大学と日本工学院の専門学校の違いを調べ、大学だけでなく専門学校でも働く理由を考える
- 15〜21日目:蒲田と八王子の2キャンパス、6学部の構成と学生数を、自分の言葉で説明できるようにする
- 22〜30日目:公式サイトで募集要項が確かめられない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる
片柳学園は、従来の学校法人のイメージにとらわれない幅広い人材を求めていると書いています。民間企業に行くか大学職員になるかで迷っている人ほど、なぜ学校法人で働きたいのかを、このメッセージに答える形で言葉にしておくと準備になります。[1]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 学校法人片柳学園 片柳学園職員採用のご案内確認日:2026-09-27 / 人事担当部長からのメッセージ、FAQ(ローテーション、新卒採用者の北海道キャンパス勤務、求める人材、職員研修)、マイナビ2027へのバナーリンク(ページ本文に大学の名前は無い)
- 学校法人片柳学園 採用情報確認日:2026-09-27 / 片柳学園職員採用のご案内と教員・講師募集のご案内(ページ本文に大学の名前は無い)
- 学校法人片柳学園 片柳学園について確認日:2026-09-27 / 法人が持つ学校・研究所(東京工科大学、片柳研究所、日本工学院専門学校ほか)
- 学校法人片柳学園 情報公開確認日:2026-09-27 / 令和7年度片柳学園財務情報の事業報告書へのリンク(ページ本文に大学の名前は無い)
- 学校法人片柳学園 令和7年度事業報告書確認日:2026-09-27 / 情報公開ページからリンク。法人の概要、東京工科大学の基本理念、沿革、設置する学校の所在地、学部・学科の学生数(令和7年5月1日現在)、教職員数(令和7年5月1日現在)