どの大学の卒業生が東京外国語大学の職員になっているか
企業の記事と同じように、まず、どこの卒業生がここで働いているのかから見ていきます。
他大学の進路資料では確認できなかった
他大学が公表している進路資料では、就職先として東京外国語大学(国立大学法人東京外国語大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
東京外国語大学が紹介している職員の経歴[1] [2]
東京外国語大学の教職員募集のページと、令和8年度の第二次試験の募集要項には、職員インタビューや先輩職員の紹介は載っていません。そのため、どこの大学を出た人が職員になっているのかを、大学自身の資料から読むことはできません。載っているのは、募集の区分、選考の流れ、就業条件です。[1] [2]
新卒と転職の割合について大学が公表していること
教職員募集のページでは、労働施策総合推進法に基づいて、直近3事業年度に採用した正規雇用労働者の中途採用比率を公表しています。2022年度、2023年度、2024年度とも100%です。ここでの中途採用比率は「新卒を条件とする募集以外の募集による採用者数/全採用者数」と定義されています。[1]
同じ欄には「本学では新卒・既卒といった要件を設けず、採用活動を行っています。」と書かれています。東京外国語大学は「新卒に限る」という条件の付いた募集をしていないので、この比率は定義のうえで100%になります。新卒で採用された人がいないという意味ではありません。統一採用試験の第二次試験の募集要項でも、採用予定日の幅に令和9年4月1日が入っています。[1] [2]
採用ページに書かれていること。求める人物像は載っていない
東京外国語大学の教職員募集のページと第二次試験の募集要項には、民間企業の採用ページのような求める人物像の箇条書きはありません。書かれているのは、応募資格、選考の方法、就業条件です。ここでは、その中から職員に期待されていることが読み取れる部分を拾います。[1] [2]
応募資格:第一次試験の合格者であること
第二次試験の応募資格は、令和8年度関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の合格者(試験区分:事務)で、採用予定日から勤務できる人です。第一次試験の受験資格は、平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた人で、学歴や学部・学科の条件はありません。日本国籍以外の人は、日本国内での活動に制限のない在留資格を持っていることが条件です。[2] [8]
第二次試験に出す書類は、東京外国語大学指定の様式の履歴書、第一次試験合格通知メールの画面のデータ、成績証明書の写し、職歴のある人だけ職務経歴書です。成績証明書の写しは、間に合わない場合は第一次選考の当日に持参するよう書かれています。[2]
研修に語学研修が組み込まれている
募集要項の研修制度には、階層別研修(初任職員は例年6月頃、採用後3~5年目の中堅職員は例年10月頃)と並んで、分野別・目的別研修の例として国際研修(語学研修)が挙げられています。第1段階が学内の英語研修で、語学学校の講師とマンツーマンのレッスンを受けます。第2段階は国際業務担当者向けの実践英語研修で、英語でのビジネス対応力を高めます。第3段階として海外出張等が書かれています。[2]
採用の時点で高い語学力が条件になっているわけではありませんが、入職後に英語を使う仕事に向けて段階的に力をつける仕組みがあることは、募集要項から読み取れます。[2]
大学が掲げている使命
大学の概要のページには「本学の現在の使命は、地球社会における人々の共生に貢献することにあります。」と書かれています。研究、教育、社会貢献のそれぞれで、異なる背景を持つ人々の共生に力を尽くすとしています。事務職員はこの使命を支える側の仕事で、面接でなぜ東京外国語大学なのかを話すときの手がかりになります。[3]
採用の仕組み。統一採用試験の第一次試験 → 東京外国語大学の第二次試験
東京外国語大学の常勤の事務職員の募集として教職員募集のページに載っているのは、令和8年度の統一採用試験の第二次試験だけです。第一次試験は関東甲信越地区の採用試験事務室が、第二次試験は東京外国語大学が行います。[1] [2]
第一次試験:関東甲信越地区の統一採用試験
第一次試験は教養試験(120分、40題全問必須解答、多肢選択式、大学卒業程度)です。受験の申込は国立大学法人等グループ会員サービスへの会員登録をしたうえで、インターネットで行います。第一次試験の試験地には、東京外国語大学(府中キャンパス)も入っています。第一次試験に合格すると「第一次試験合格者名簿」に載り、各機関はこの名簿をもとに第二次試験を行います。[8] [7]
第二次試験:東京外国語大学の面接2回
| 段階 | 内容と日程 |
|---|---|
| 受験申込 | 2026年5月8日〜5月22日(インターネット受付のみ) |
| 第一次試験 | 2026年6月28日。教養試験 |
| 第一次試験合格者発表 | 2026年7月16日 |
| 東京外国語大学の説明会 | 7月18日(土)。面接の予約を希望する人は参加が必須 |
| 面接の予約 | 予約フォームで受付。7月18日(土)16時30分〜7月22日(水)17時00分。一人につき予約は一回のみ |
| 応募書類の提出 | 7月22日(水)17時までにアップロード。提出が完了した予約者には7月24日(金)にメールで通知 |
| 第一次選考(面接) | 7月28日(火)・29日(水) |
| 第二次選考(面接) | 8月5日(水)・6日(木) |
| 採用予定日 | 令和8年10月1日~令和9年4月1日(応相談) |
面接会場は、東京外国語大学府中キャンパスの本部管理棟2階の会議室です。選考の際の交通費は支給されません。キャンセル待ちの予約をした人には、面接枠に空きが出しだい書類選考のうえ、7月27日の17時までに連絡すると書かれています。[2]
試験事務室の採用予定数のページでも、令和8年度の東京外国語大学の行は事務4で、図書や技術系の区分は空欄です。採用予定数は各機関の事情で変わることがあり、ページは随時更新されます。[6]
統一採用試験で気をつけること
- 第二次試験は、日程が重なっていなければ複数の機関を受けられる
- 第二次試験の合格(いわゆる内定)に応諾できるのは1つの機関だけ。応諾したら、ほかに受けている機関へ辞退の連絡をし、試験事務室へ第二次試験合格届を出す
- 10月以降も第二次試験を受けたい人は「希望届」を出す。10月以降は希望届を出した人から優先して第二次試験が行われる
- 第一次試験合格者名簿は、原則として翌年度の合格発表日の前日まで保管される
大学独自の採用試験は載っていない
国立大学の中には、統一採用試験とは別に独自の職員採用試験を開く大学もありますが、2026年9月27日時点の東京外国語大学の教職員募集のページには、常勤の事務職員を独自に募集する試験は載っていません。特定有期雇用職員や非常勤職員・パート職員の欄は「現在募集はありません。」となっています。時間給職員の登録募集は、高校卒業以上を条件とする時間給の職員向けで、新卒の正規職員の入口ではありません。[1]
職員の仕事。事務系業務を2~3年程度で異動しながら経験する
第二次試験の募集要項は、事務の区分の主な職務を、国立大学法人東京外国語大学における事務系業務としています。具体的に挙げられているのは次の分野です。[2]
- 学生・留学生支援
- 教務
- 入試
- 広報・社会連携
- 総務企画
- 人事労務
- 財務会計
- 研究協力
- 学術情報
- 国際交流
- 情報企画
ジョブローテーションで、2~3年程度で他の事務系業務へ配置換えがあります。はじめの部署で国際交流を担当しても、次は財務会計や入試に移ることがある、という働き方です。語学を生かせる国際交流や留学生支援の仕事だけを続けるわけではない点は、事前に知っておくべきです。[2]
勤務地は府中キャンパス
勤務地は府中キャンパス(東京都府中市)です。面接会場の案内では、西武多摩川線の多磨駅から徒歩5分、京王線の飛田給駅北口から京王バスで約10分と書かれています。[2]
大学の規模から見える仕事の中身
東京外国語大学の学部は、言語文化学部、国際社会学部、国際日本学部の3つです。2026年5月1日現在、留学生は正規生、研究生、交換留学生などを合わせて624名います。留学生の受け入れが多い大学なので、事務職員の仕事にも留学生支援や国際交流といった国際的な業務が含まれることが、募集要項の職務の一覧と大学の数字の両方から分かります。[4] [2]
応募できる条件と待遇
第二次試験の募集要項の就業条件と、試験事務室の第一次試験の受験資格を並べます。年度によって変わるので、応募の前に最新のページを確かめてください。[2] [8]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 応募資格(第一次試験) | 平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた者 |
| 応募資格(第二次試験) | 令和8年度関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験合格者(試験区分:事務)で、採用予定日から勤務することが可能な者 |
| 採用予定数 | 事務:4名 |
| 初任給 | 大卒(月給)26.9万円~29.8万円。基本給232,000円~257,500円と、基本給の16%の地域手当。給与は経歴に応じて決定 |
| 昇給・賞与 | 昇給は年1回。賞与は年2回(6月・12月) |
| 諸手当 | 扶養手当、住居手当、通勤手当等(支給要件に該当する場合) |
| 勤務地 | 府中キャンパス(東京都府中市) |
| 勤務時間 | 8:30~17:15(休憩時間:12:00~13:00) |
| 休日 | 土、日、祝日、年末年始 |
| 休暇・休業 | 年次有給休暇、夏季休暇、特別休暇(結婚、出産、看護等)。育児・介護等の休業 |
| 研修 | 階層別研修、分野別・目的別研修(国際研修(語学研修)など)、メンター制度、e-ラーニング等 |
| 福利厚生 | 文部科学省共済組合に加入。国家公務員共済組合連合会の直営病院や宿泊施設、学内の体育館・テニスコート・グラウンド、附属図書館を利用できる |
| 試用期間・定年 | 試用期間は採用の日から6ヶ月間。定年は満65歳 |
募集の時期。令和8年度の第二次試験の面接は8月6日まで
統一採用試験は、令和8年度の受験申込が2026年5月8日から5月22日まで、第一次試験が6月28日、合格者発表が7月16日でした。東京外国語大学の第二次試験は、7月18日の本学の説明会のあとに面接の予約を受け付け、第一次選考が7月28日・29日、第二次選考が8月5日・6日という日程でした。[7] [8] [2]
| 募集 | 状況 |
|---|---|
| 令和8年度 統一採用試験(事務・採用予定4名) | 第一次試験は2026年6月28日に終了。東京外国語大学の第二次選考(面接)の日程は8月5日・6日 |
| 令和8年度 第二次試験の採用予定日 | 令和8年10月1日~令和9年4月1日(応相談) |
| 大学独自の事務職員の採用試験 | 教職員募集のページに掲載なし |
| 令和9年度 統一採用試験 | 試験事務室が2026年8月18日に会員登録の受付を開始 |
統一採用試験では、10月以降も第二次試験を受けたい第一次試験の合格者が「希望届」を出す仕組みがあり、欠員が出た機関は合格者名簿をもとに第二次試験を行います。令和8年度の第一次試験に合格していない人にとっては、次の入口は令和9年度の統一採用試験です。[9] [8] [11]
公開されている数字。職員151名、学部生3,766人
大学のホームページの「数字で見る東京外国語大学」から、職員の仕事の規模感が分かる数字を拾います。[4]
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 教職員数 | 教員248名(役員5名を含む)、職員151名(役員4名を含む)、計399名 |
| 学部 | 言語文化学部、国際社会学部、国際日本学部の3学部 |
| 学部の在籍者数 | 言語文化学部1,661、国際社会学部1,718、国際日本学部387、計3,766 |
| 大学院の在籍者数 | 博士前期課程288、博士後期課程214、計502 |
| 留学生数 | 計624名(正規生368名、研究生22名、交換留学生212名、その他22名) |
| 令和8年度の事務職員の採用予定数 | 事務:4名(第二次試験の募集要項) |
教職員数の詳細の表では、事務局の欄に118が載っています。職員151名には、役員や事務局以外の部署の職員も含まれています。[5] [4]
統一採用試験の倍率
関東甲信越地区の令和8年度の第一次試験の実施結果では、事務の申込者数が4,195、受験者数が2,704、第一次試験合格者数が1,631で、倍率は1.66でした。これは関東甲信越地区の事務の区分全体の数で、東京外国語大学の第二次試験の倍率ではありません。東京外国語大学の採用予定は事務4名なので、第一次試験に合格したあとの面接で選ばれる必要があります。[10] [2]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:関東甲信越地区の試験事務室のページで令和9年度試験の会員登録の案内を確かめ、東京外国語大学の教職員募集のページをブックマークする
- 4〜7日目:令和8年度の第二次試験の募集要項を通して読み、選考の流れ、提出書類、就業条件を自分のメモにまとめる
- 8〜12日目:統一採用試験の教養試験の例題を試験事務室のページで確かめ、文章理解・判断推理・数的推理の問題集を1冊決める
- 13〜17日目:募集要項に並ぶ事務系業務から関心のある分野を2つ選び、2~3年程度でほかの分野に移ることも含めて納得できるかを考える
- 18〜22日目:大学の使命(地球社会における人々の共生への貢献)と自分の経験がつながる具体例を書き出す
- 23〜26日目:府中キャンパスを訪ね、通勤の経路と大学の雰囲気を自分の目で確かめる
- 27〜30日目:履歴書と志望理由(なぜ国立大学の中でも東京外国語大学の事務職員なのか)の下書きを作り、成績証明書の取り寄せ方を確認しておく
令和8年度の東京外国語大学の第二次試験は、第一次試験の合格発表(7月16日)のあと、7月28日には面接が始まり、面接の予約には大学の説明会への参加が条件になっていました。第一次試験の勉強と並行して、合格発表のあとすぐに動けるよう、書類と志望理由を先に準備しておくことが大事です。[2] [7]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、東京外国語大学の教職員募集のページと第二次試験の募集要項、大学の概要と数字のページ、関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験の試験事務室のページで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京外国語大学 教職員の募集確認日:2026-09-27 / 教職員の募集ページ。常勤職員募集の欄に「令和8年度国立大学法人東京外国語大学職員採用試験第二次試験について(対象区分:事務)」の募集要項(2026/7/10更新)と履歴書、労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表(2022〜2024年度・公表日 令和7年6月2日)、時間給職員の登録募集
- 東京外国語大学 令和8年度 職員採用試験 第二次試験について(対象区分:事務)確認日:2026-09-27 / 教職員の募集ページからリンク。応募資格(令和8年度関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験合格者・試験区分:事務)、採用予定数(事務:4名)、採用予定日、選考方法(第一次選考・第二次選考とも面接)、選考日、申込方法(予約受付 7月18日〜22日、7月18日の本学の説明会への参加が必須)、応募書類、面接会場(府中キャンパス 本部管理棟)、就業条件(主な業務内容、勤務地、初任給、勤務時間・休暇、研修制度、福利厚生、試用期間、定年)
- 東京外国語大学 本学の概要確認日:2026-09-27 / 大学の使命(地球社会における人々の共生への貢献)と、数字で見る東京外国語大学へのリンク
- 東京外国語大学 数字で見る東京外国語大学確認日:2026-09-27 / TUFSファクトブック。収容定員・学生在籍者数(2026年5月1日現在:学部 3,766、大学院 502)、入学者数、留学生数(計624名)、教職員数(2026年5月1日現在:教員248名、職員151名、計399名)
- 東京外国語大学 教職員数詳細(2026年5月1日現在)確認日:2026-09-27 / 「数字で見る東京外国語大学」のページからリンク。部局ごとの教職員数の内訳(事務局 118 など)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度の機関別の採用予定数(東京外国語大学の行は事務4、図書・技術系は空欄)。採用予定数は各機関の事情により変更の可能性(ブラウザで表を開いて確認)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 採用までの流れ確認日:2026-09-27 / 令和8年度 採用までの流れ(会員登録、受験申込 5月8日〜5月22日、第一次試験 6月28日、合格者発表 7月16日、第二次試験 7月19日以降、応諾できる機関はひとつだけ、採用予定時期)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第一次試験(概要)確認日:2026-09-27 / 令和8年度第一次試験の受験資格(平成3年4月2日以降に生まれた者)、試験日程、試験区分と職務内容、試験地(東京外国語大学(府中キャンパス)ほか)、教養試験(120分・40題)、合格者名簿、採用予定時期
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第二次試験確認日:2026-09-27 / 第二次試験は各機関が第一次試験合格者に個別に面接考査等を実施、複数機関の受験、第二次試験合格(いわゆる内定)の応諾は1機関のみ、意向届(10月以降の希望届)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 第一次試験(合格発表・実施結果等)確認日:2026-09-27 / 令和8年度実施結果(事務:申込者数4,195、受験者数2,704、第一次試験合格者数1,631、倍率1.66)
- 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験 お知らせ(2026年度)確認日:2026-09-27 / 2026/8/18 令和9年度試験受験希望者向け会員サービスの会員登録受付の開始