どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。逆転就活コラムでは、大学が自分で出している進路資料を集めて、そこに載っている企業名を1件ずつ確認しています。多木化学について、現時点で確認できたのは次の2大学です。[6] [7]‌​‌‌​​‌‌‌​‌‌‌​‌​​​​‌​​‌​‌​‌​‌​​​​‌​​​‌​​‌‌‌​​​‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​‌‌​​‌‌

多木化学を就職先として掲載している大学(大学公式資料。確認日は出典欄に1件ずつ)
大学・学部(学科・専攻)掲載されている資料と見出し資料が示す対象年度
大阪工業大学 大学院 化学・環境・生命工学専攻 応用化学コース大学院の「■主な就職先(2023-2025年度)」に「多木化学」2023〜2025年度
鳥取大学 化学バイオ系学科(大学院修了)工学部の「■化学バイオ系学科」の「就職先(大学院修了)」に「多木化学」年度の記載なし
[6] [7]

大学の側の資料で見つかったのはどちらも化学系の大学院ですが、会社は文系の募集要項も用意していて、FAQでは営業に文系出身者が多いと答えています。大学の資料に文系の学部が見当たらないことは、文系の人が入れないという意味ではありません。[2] [4]

会社が学歴・専攻について書いていること(引用)

募集要項のトップには「化学メーカーだからといって専門性の高い化学知識のある人だけを求めているのではなく、むしろ、さまざまな能力を持った人を広く採用したいと考えています。」とあります。[1]

FAQは営業について「文系出身者がたくさんいます。もちろん取り扱う商品や用途に関する知識は必要ですが、入社後 OJTを通じて必要な知識を習得していただきますので、ご安心ください。」と答えています。選考で見るものについては「育つ可能性を重視しています。」とあります。[4]

大学名を選考でどう扱っているかは公開されていないので、そこは「分からない」が正確です。[4]

大学名で差がつかない土俵と、公開情報から分かること

「学歴に頼らず勝負する」というのは気持ちの問題ではなく、選考のどの部分が大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。多木化学が公開している情報から言えるのは、次の2つです。

土俵1:いまの知識より、育つ可能性

会社は「育つ可能性を重視しています。」と書いています。入社後に何を学び、どう伸びたいかを具体的に話せるかは、大学名と関係なく準備できます。[4]

土俵2:20代のうちに複数の部署を経験する

FAQによると「20才代の方については、複数(2~3部署)の職務を経験できるよう、ジョブローテーションを実施しています。」とのことです。最初の配属だけで仕事が決まる作りではありません。肥料の会社らしく、新人研修に農業体験があるのも特徴です。[4]

募集要項のトップでも、ジョブローテーションについて「ジョブローテーションによって違った仕事に就くことで、広い視点から物事を判断する能力を養い、キャリア形成をしていただきたいと考えています。」と書いています。どの部署に行っても学び続けられることを、自分の経験で示せるように準備しておくとよいでしょう。[1]

FAQによると「農業体験の研修があるのが大きな特徴です。」とのことです。肥料が畑でどう使われるかを自分の目で見る研修で、文系で入った人も、会社の商品を現場から理解する機会になります。[4]

入社後の条件と会社の数字

募集要項に書かれていること
項目会社の記載
初任給(2026年実績)学部卒 265,200円/修士了 277,200円
休日年間休日123日(週休2日制、祝日、年末年始、夏季休暇)
年次有給休暇初年度17日
[2] [3]

会社概要では、資本金は21億47百万円、従業員数は単独484名(2025年12月末現在)、東京証券取引所プライム市場に上場しています。事業はアグリ事業、化学品事業、不動産事業の3つです。[5]

明日からできること

  • 文系・理系それぞれの募集要項を自分で開いて、職種と初任給を確かめる
  • 入社後に何を学んでどう育ちたいかを、自分の言葉で話せるようにしておく
  • 肥料や水処理剤が、身の回りのどこで使われているかを調べる
  • 20代のジョブローテーションを前提に、いろいろな部署で働く自分を思い描いておく
  • 募集要項の社員出身校の一覧に自分の大学があるかを見る
[1] [2] [4]

この記事に書いたのは、会社が自分で公開している文書と、大学が自分で公開している進路資料だけです。どちらも今日この時点で誰でも開けます。出典はすべて下に並べてあるので、気になったところは自分で開いて確かめてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 多木化学 採用情報 募集要項確認日:2026-09-11 / 「化学メーカーだからといって専門性の高い化学知識のある人だけを求めているのではなく、むしろ、さまざまな能力を持った人を広く採用したいと考えています。」、ジョブローテーション
  2. 多木化学 募集要項(文系)確認日:2026-09-11 / 初任給 学部卒265,200円・修士了277,200円(2026年実績)、年間休日123日、年次有給休暇(初年度17日)、選考方法「筆記試験、面接等」、採用人数、社員出身校
  3. 多木化学 募集要項(理系)確認日:2026-09-11 / 初任給、年間休日123日、年次有給休暇(初年度17日)、選考方法「筆記試験、面接等」、採用人数、社員出身校
  4. 多木化学 採用 FAQ確認日:2026-09-11 / 営業は「文系出身者がたくさんいます。…」、「育つ可能性を重視しています。」、「20才代の方については、複数(2~3部署)の職務を経験できるよう、ジョブローテーションを実施しています。」、農業体験の研修
  5. 多木化学 会社概要確認日:2026-09-11 / 資本金21億47百万円、東京証券取引所プライム市場、従業員数 単独484名(2025年12月末現在)、事業内容 アグリ事業・化学品事業・不動産事業
  6. 大阪工業大学 就職状況一覧[大学院]確認日:2026-09-10 / 化学・環境・生命工学専攻【応用化学コース】の「■主な就職先(2023-2025年度)」に多木化学
  7. 鳥取大学 主な就職先・進学先(工学部)確認日:2026-09-11 / 「■化学バイオ系学科」の「就職先(大学院修了)」に多木化学(年度の記載なし)

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