採用大学は非公開。選考基準の欄に書かれていること
システナの新卒採用サイトには、採用実績校の一覧はありません。「システナ 採用大学」で公式の答えが出てこないのは、会社がその形で公開していないためです。[1]
募集要項には「選考基準」という項目があり、こう書かれています。「適性検査、面接により、潜在能力と適性、パーソナリティーを中心に選考させていただきます。学部学科、性別などによる区別は一切ありません」。応募資格の欄にも「学部・学科不問」と明記されています。これは学部・学科についての記述で、大学名について述べたものではありません。[1]
採用サイトの冒頭では「特定分野の枠にとらわれない、多様なバックボーンを持つ方を歓迎します」と述べ、必要な力を「仕事力(論理的思考力、課題解決力、計画力、プレゼンテーション力 等)」「人間力(コミュニケーション力、主体性、行動力、傾聴力、発信力、知的好奇心 等)」「技術力(業界知識、コンピューター知識、職種別のスキル 等)」の3つに分けています。技術力は3つのうちの1つという位置づけです。[1]
4つの職種。技術に近い順に並んでいる
システナの新卒採用は職種が4つに分かれています。どれも大学の専攻を条件にしていないので、自分がやってきたことのどこが近いかで選びます。[1]
| 職種 | 会社の説明にある仕事 |
|---|---|
| システムエンジニア職 | IoT、通信、自動車制御、モバイル、ロボット、WEBなどのシステム設計・開発。金融や行政のインフラ系システム、企業の業務システム開発も担当 |
| テクニカルセールス職 | 技術とビジネスの橋渡し役。システムエンジニアと連携して営業プロセス全体に関与し提案する |
| 営業職 | 大手・中堅企業4,000社以上に対して、PCやサーバー、クラウドやAIシステム、インフラ構築などのIT製品・サービスを提案する |
| 営業アシスタント職 | 営業活動の事務業務に加えて、自らも製品の調査・選定・提案をして営業の提案活動を支える |
システムエンジニア職について会社は、将来のキャリアとしてITスペシャリスト、上級システムエンジニア、プロジェクトマネージャなどを挙げ、「技術力はSEに必要な能力の一つにすぎません。仕事力や人間力も必要な能力です」と書いています。チームとしての総合力が大切だという説明です。[1]
営業職の説明には「4,000社・200万アイテム」という規模が出てきます。特定のメーカーの製品だけを売る営業ではなく、顧客の環境に合わせて組み合わせを考える仕事だ、という読み方ができます。[1]
応募できる人の条件。ここは厳しめに書かれている
応募資格は「2027年3月に大学・大学院を卒業・修了予定の方(学部・学科不問)」で、注記に「ただし、就業経験(アルバイトは除く)のない方に限ります」「既に当社の選考を受けられた方はご応募できません」とあります。既卒者の枠について、公式の募集要項に記載はありません。[1]
選考は適性検査と面接です。採用サイトの選考フローには、エントリー → 説明会&適性検査 → 選考数回 → 内々定と示され、「上記新卒採用マイページまたは就職情報サイトから説明会を受け付けています」と書かれています。[2]
勤務地によって基本給が違う。ここは先に見ておく
システナの募集要項は、職種と勤務地の組み合わせごとに基本給を公開しています。地域で金額が変わるので、希望勤務地を決める前に見ておくべき情報です。[1]
| 職種 | 勤務地 | 基本給 |
|---|---|---|
| システムエンジニア職 | 東京・神奈川・名古屋 | 275,000円 |
| システムエンジニア職 | 大阪 | 265,000円 |
| システムエンジニア職 | 札幌・福岡・広島・松山 | 240,000円 |
| テクニカルセールス職 | 東京・名古屋・大阪 | 260,000円 |
| 営業職 | 東京・名古屋・大阪 | 260,000円 |
| 営業アシスタント職 | 東京・名古屋・大阪 | 240,000円 |
- システムエンジニア職の勤務予定地は東京(東京・神奈川)、名古屋、大阪、札幌、福岡、広島、松山。他の3職種は東京・名古屋・大阪
- マイページ作成時に希望勤務地を選択できると記載
- 諸手当は時間外手当(全支給)、役職手当、資格手当、通勤手当(月50,000円まで)
- 勤務時間は9:00〜18:00、完全週休2日制(土・日)と祝祭日
- モデル月収として、関東のSE職(基本給275,000円)で10時間残業した場合296,485円という例が公開されている
地元に残りたい人にとって、札幌・福岡・広島・松山でシステムエンジニア職の勤務地があることは選択肢になります。ただし基本給は東京と35,000円の差があると会社が公開しています。生活費の違いも含めて、自分で比べてください。[1]
「潜在能力と適性」を、経験の話で示す
会社が選考で見ると書いているのは、潜在能力と適性、パーソナリティーです。知識や資格ではありません。以下は経験の整理のしかたの練習例で、実際の選考課題や面接の質問ではありません。
- 仕事力を示す材料:締切のある作業を、手順を自分で決めて終わらせた経験。何を先にやると決めたか、その理由まで書く
- 人間力を示す材料:意見が割れた場面で、相手の言い分を聞いてから自分の案を出した経験。聞いて何が分かったかを書く
- 知的好奇心を示す材料:授業や課題で興味を持ち、指定された範囲の外まで調べた経験。何を調べ、どこで止めたかを書く
- 職種を1つ選ぶ:SE職・テクニカルセールス職・営業職・営業アシスタント職のどれかを決めてから準備する
志望動機は、会社が公開している事実から始めます。たとえば「顧客は大手企業から中堅企業を中心に4,000社以上」「扱う製品・サービスは200万アイテム」という説明を読んで、自分は一つの製品を深く扱いたいのか、組み合わせを考える仕事に惹かれるのかを言葉にする。そこが自分の言葉になれば、他社と比べたときの理由にもなります。これは組み立て方の例で、この通りに書けば通るという意味ではありません。[1]
今週やること
- 募集要項の「選考基準」の欄を自分の目で読む
- 4職種の説明を読み、応募する職種を仮に1つ決める
- 希望勤務地の候補を挙げ、職種ごとの基本給の違いと生活費を並べて考える
- 「就業経験(アルバイトは除く)のない方に限ります」の条件が自分に当てはまるか確認する。当てはまるか分からない場合は会社に確認する
- 上の練習例のどれか1つを300字程度のメモにする
募集職種・給与・勤務地・応募資格は年度で変わります。ここに書いた内容はすべて2026年9月9日に公式サイトで確認したものです。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- システナ 新卒採用サイト(2027年卒)確認日:2026-09-09 / 募集職種4種の説明・応募資格・選考基準・勤務予定地・職種別基本給・諸手当・休日
- システナ 新卒採用サイト 選考フロー確認日:2026-09-09 / エントリーから内々定までの流れ