「新卒/既卒/就業者」を分けない採用だと会社が書いている

ソフトバンクは2015年から「ユニバーサル採用」という枠組みを取っています。会社の説明はこうです。「日本の従来の新卒一括採用とは異なり、挑戦する意欲ある方には広く門戸を開き、自由な時期に自己の意思で活動を行えるようにします。また、募集対象は新卒・既卒は問わず、一度就職をした方でも、再度挑戦することが可能です」。[2]

公式サイトが示している採用区分
項目新卒採用(Entry Level)キャリア採用(Professional Level)
概要ポテンシャル採用即戦力採用
雇用形態の対象入社時30歳未満の新卒/既卒/就業者ポジションに求められる能力・スキル・資質を有する方
給与・待遇一律(正社員)当社規定による
選考時期通年通年
入社時期4月・10月随時
[2]

採用大学の一覧は公開されていません。募集要項の「募集学科」欄に書かれているのは「文理とも、全学部・全学科」の一行です。学部・学科について述べたもので、大学名についての記述ではありません。[1]

応募資格と待遇。公開されている条件をそのまま読む

総合職の総合コース/エンジニアコースの応募資格は「2027年3月末までに国内外の大学院、大学、高等専門学校(本科、専攻科)を卒業・修了(見込み)の方」で、注記に「入社時30歳未満の方」とあります。海外の大学を2027年4月から9月に卒業・修了見込みの人は10月入社で調整すると書かれています。[1]

募集要項に公開されている条件
項目公開されている内容
採用企業ソフトバンク株式会社(正社員・契約期間の定めなし・試用期間3か月)
募集職種総合職。「変化に富んだ事業環境で、領域を定めず幅広い分野で事業を推進」
勤務予定地本社は東京。各事業所は全国各地(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡 など)。全国・海外転勤あり
給与(全職種2026年度見込み)高専卒(本科)月給300,000円〜/大卒・高専卒(専攻科)月給306,000円〜/修士了327,900円〜/博士了338,800円〜
賞与年2回。年間標準賞与4.5か月+特別加算賞与(業績に応じて支給)
勤務時間原則9:00〜17:45(実働7時間45分)。スーパーフレックスタイム制(コアタイム無し)
休日週休2日制。年間休日数124日(2025年度)
[1]

「卓越した能力、高度な技術や実績をお持ちの方で、それらを入社後の実業務において発揮できると認められる場合は、上記の給与に関わらず個別設定することがあります」という注記もあります。全員が一律というわけではない、ということです。[1]

入口が複数ある。自分に合う選考方法を選ぶ

ソフトバンクの選考には複数の入口があります。募集職種・選考フローのページでは、OPEN選考(総合職 総合コース/エンジニアコース)とJOB-MATCH選考(法人ソリューション営業コース/コンシューマ営業コース)が示されています。[3] [4]

もう一つが「No.1採用」です。会社の説明では「No.1の基準は全国大会レベル以上が対象」で、評価ポイントは「誰にも負けないNo.1の実績と、No.1に至るまでの努力のプロセス」「No.1の経験を当社でどう生かそうと考えているか」。過去実績の例として、トップ国際学会での論文採択、各種ハッカソン優勝、Kaggle Master以上、国内外のビジネスコンテスト優勝、著名な奨学金の獲得、ディベート世界大会優勝、芸術・文化やスポーツの分野で全国大会レベル以上の実績が挙げられています。[4]

選考方法は「まずはプレエントリー」から始まり、エントリーシート・履歴書情報登録・適性検査などを経て、面接を複数回、内定という流れが公開されています。[1]

総合職の中身。営業だけの会社ではない

募集職種・選考フローのページには、総合職の中の業務分野が並んでいます。企画・マーケティング(事業企画、セールス・プロモーション企画)、カスタマーサポート、人事・総務、その他管理(法務・渉外・広報・CSR・内部監査など)、法人ソリューション営業、事業開発、財務、コンシューマ営業。[4]

  • 法人ソリューション営業:モバイルからクラウドサービス、デジタルマーケティング、AI、ロボットまで多種多様な商材・サービスを法人顧客へ提案する
  • コンシューマ営業:ソフトバンクショップや家電量販店などの販売代理店に対する営業・販売のコンサルティング業務
  • 事業開発:新規事業やJVの立ち上げ、アライアンスなど社外との連携
  • 財務:経営目標・予算の策定、コア事業・子会社・JVの事業管理
[4]

通信会社だから携帯電話を売る仕事、という理解だけで判断すると、応募先として検討できる範囲を自分で狭めます。募集は総合職という一つの枠で、入社後の分野は幅広いというのが会社の説明です。[1] [4]

通年で応募できる会社に、いつ何を持って行くか

通年選考ということは、締切に追われて中途半端な準備で出す必要がない、という意味でもあります。以下は準備のしかたの練習例で、実際の選考課題や面接の質問ではありません。

  • まず自分の卒業年と年齢を「入社時30歳未満」の条件に当てはめる。ここが合えば、時期の問題は一度脇に置ける
  • 総合コースかエンジニアコースか、あるいはJOB-MATCH選考の営業コースかを仮に決める。入口によって見られるものが違う
  • 「領域を定めず幅広い分野で事業を推進」という会社の説明に対して、自分が動ける範囲の広さを示す材料を1つ用意する。環境が変わったときに自分から動いた経験が使いやすい
  • 全国・海外転勤ありという条件を、自分の生活の条件と突き合わせておく
  • No.1採用に当てはまる実績があるなら、その実績そのものより「そこに至る過程」を書けるように整理する
[1] [2] [4]

志望動機も、公開されている事実から始めます。たとえば「新卒・既卒を分けない」「選考時期は通年」という制度を読んで、自分がなぜ今このタイミングで動くのかを自分の言葉で説明できるなら、それは他社にはない具体的な理由になります。これは組み立て方の例で、この通りに書けば通るという意味ではありません。[2]

今週やること

  • 募集要項の「募集学科」欄を自分の目で読み、「文理とも、全学部・全学科」と書かれていることを確認する
  • ユニバーサル採用のページで、新卒採用(Entry Level)の対象条件を確認する
  • 応募する入口(OPEN選考/JOB-MATCH選考/No.1採用)を1つ仮に決める
  • プレエントリーの手順を確認する。通年なので、準備が整った時点で動ける
  • 全国・海外転勤ありという条件について、自分の答えを1行で書いておく
[1] [2] [4]

応募資格・給与・選考の入口は年度で変わります。ここに書いた内容はすべて2026年9月9日に公式サイトで確認したものです。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. ソフトバンク 新卒採用 募集要項確認日:2026-09-09 / 採用企業・募集職種・応募資格・募集学科・勤務予定地・給与・賞与・勤務時間・休日・選考方法
  2. ソフトバンク 新卒採用 ユニバーサル採用確認日:2026-09-09 / 新卒・既卒・就業者を分けない採用の考え方と、新卒採用/キャリア採用の対象・選考時期・入社時期
  3. ソフトバンク 新卒採用トップ確認日:2026-09-09 / 採用サイトの構成、会社情報・制度・働く環境の各ページへの導線
  4. ソフトバンク 新卒採用 募集職種・選考フロー/No.1採用確認日:2026-09-09 / OPEN選考とJOB-MATCH選考の区分、No.1採用の基準と評価ポイント、総合職の業務分野

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